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41~最終話
三倍以上の【上】 ※
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押し寄せる疲労感に身を任せ、ずんとマットに沈み込む。
ようやく甘い責め苦が終わったことにふぅーと息をつくと、なにやら下腹に違和感があるのに気付いた。
にゅぐ……
「ふゃ!?」
自分の『体内』で何かがうごめく気配。
「な、なに……?」
何が起こっているかわからず、恐る恐る下腹を窺う。
ディノは相変わらず私の秘部に顔を寄せ、真剣に何かしているようだった。
「痛くねぇか?」
その言葉に合わせ、体内の何かがにゅるりと中をかき回す。
ぞわりと得体の知れない感覚がして、無意識に下腹に力が籠る。
「うん……っ、でも、すごく変な感じがするわ……。何をしてるの?」
「指を挿れてる。一本だけな」
そう言って、ディノはまたにゅぐにゅぐと指を動かしてくる。
「んくっ……、う……っ」
誰も立ち入るはずのない場所に侵入されているという緊張。異物感がすごくてお世辞にも気持ちいいとは言えないけれど、ディノの指だと思えば不思議と嫌悪感はない。
同時に、『そこで繋がる』のだという実感がひしひしと込み上げてきた。
これから『繋がる』ための準備をされているのだ。
「酷いことはしねぇから、力抜いて息してろ」
にゅるーっにゅるーっと指を抜き差しされ、強い異物感に詰めそうになる息を、必死に吐いて強張りを逃がす。
大丈夫、落ち着いて、深呼吸。
すぅーーっ……はぁーーっ。
ようやく指が馴染んできたかと思った矢先。
「増やすぞ」
「えっ? んうぅぅ……っ!」
言われた言葉の意味を理解するより早く、二本目の指がぐぬりと秘部に潜り込んだ。
「っはぁ……、ふっ……」
「どうだ、痛むか?」
「ん……っ、圧迫感が、強いっ、わ……」
一本のときとは違い、動いていなくてもしっかりと指の存在を感じる。
先ほどのように自由に動かされたら、さすがにちょっと痛むかもしれない。
「大分キツいな……」
そう呟いて、ディノがべろりと秘部を舐め上げた。
「ひゃうっ! んゃっ、なにっ……?」
「舐められるほうに集中してろ。気持ちよくなってりゃいい」
「そん……なっ、んんっ! やっ、それ……っ」
指を差し込まれながら舐められると、感じた瞬間きゅうきゅうと指を締めつけてしまう。
快感も逃がしきれないし、指の存在も強く感じてしまうし、力だって籠ってしまって、ディノにとっても本末転倒なはずなのに。
「ダメ……っ」
「『気持ちいい』の間違いだろ?」
ディノは楽しそうに言って、舌と指で私を苛んだ。
ようやく甘い責め苦が終わったことにふぅーと息をつくと、なにやら下腹に違和感があるのに気付いた。
にゅぐ……
「ふゃ!?」
自分の『体内』で何かがうごめく気配。
「な、なに……?」
何が起こっているかわからず、恐る恐る下腹を窺う。
ディノは相変わらず私の秘部に顔を寄せ、真剣に何かしているようだった。
「痛くねぇか?」
その言葉に合わせ、体内の何かがにゅるりと中をかき回す。
ぞわりと得体の知れない感覚がして、無意識に下腹に力が籠る。
「うん……っ、でも、すごく変な感じがするわ……。何をしてるの?」
「指を挿れてる。一本だけな」
そう言って、ディノはまたにゅぐにゅぐと指を動かしてくる。
「んくっ……、う……っ」
誰も立ち入るはずのない場所に侵入されているという緊張。異物感がすごくてお世辞にも気持ちいいとは言えないけれど、ディノの指だと思えば不思議と嫌悪感はない。
同時に、『そこで繋がる』のだという実感がひしひしと込み上げてきた。
これから『繋がる』ための準備をされているのだ。
「酷いことはしねぇから、力抜いて息してろ」
にゅるーっにゅるーっと指を抜き差しされ、強い異物感に詰めそうになる息を、必死に吐いて強張りを逃がす。
大丈夫、落ち着いて、深呼吸。
すぅーーっ……はぁーーっ。
ようやく指が馴染んできたかと思った矢先。
「増やすぞ」
「えっ? んうぅぅ……っ!」
言われた言葉の意味を理解するより早く、二本目の指がぐぬりと秘部に潜り込んだ。
「っはぁ……、ふっ……」
「どうだ、痛むか?」
「ん……っ、圧迫感が、強いっ、わ……」
一本のときとは違い、動いていなくてもしっかりと指の存在を感じる。
先ほどのように自由に動かされたら、さすがにちょっと痛むかもしれない。
「大分キツいな……」
そう呟いて、ディノがべろりと秘部を舐め上げた。
「ひゃうっ! んゃっ、なにっ……?」
「舐められるほうに集中してろ。気持ちよくなってりゃいい」
「そん……なっ、んんっ! やっ、それ……っ」
指を差し込まれながら舐められると、感じた瞬間きゅうきゅうと指を締めつけてしまう。
快感も逃がしきれないし、指の存在も強く感じてしまうし、力だって籠ってしまって、ディノにとっても本末転倒なはずなのに。
「ダメ……っ」
「『気持ちいい』の間違いだろ?」
ディノは楽しそうに言って、舌と指で私を苛んだ。
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