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101~最終話
最終話a、愛がわかったそのあとに5 ※
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シワの寄ったシーツに沈み、弾むように荒い息を吐く。
今のは一体何度目の絶頂だったろうか。
「っはぁ、っはぁ、っは、おっ、おみ、ず……ほし……」
「ああ、待っていろ」
ガルは身体を起こすと、腕を伸ばしてサイドボードの水差しを掴む。
豪快に水差しから水を煽ったガルが再び私に覆い被さり口付けた。
「んくっ……、んっ……」
ほのかな柑橘の香りと共に、ひんやりとした水がするすると喉を通り抜けていく。
零れて頬に伝い落ちる水の冷たさも火照った肌に心地よい。
「———っぷは」
「まだ飲むか?」
「ん」
こくんと頷き餌を待つひな鳥のように口を開いて待てば、繋がったままのソレがなぜかぐんと質量を増した。
二度ほどおかわりをしてようやくひと心地つく。
ぼんやりとしていた頭も、幾分すっきりしたようだ。
ふと、カーテンの隙間から差し込む日差しが白いことに気付いた。
「あさ……? ガル、おしごとは?」
「婚姻休暇を取ってある」
「こんいん……、あぁっ、んっ」
「っは、一ヶ月で申請したんだが、っ二週間に、減らされてしまった」
深く突き入れられるたび、ぐびゅっぐびゅっと音を立ててナカから白濁があふれ出る。
私が出したわけではないのに、生温かなものがどろりと秘所を伝い落ちていく感触にはいつも自分が粗相をしてしまったかのような居たたまれなさを覚える。
度重なる行為で何度となく恥ずかしい思いをしても、羞恥が薄れてくれることはないようだった。
今のは一体何度目の絶頂だったろうか。
「っはぁ、っはぁ、っは、おっ、おみ、ず……ほし……」
「ああ、待っていろ」
ガルは身体を起こすと、腕を伸ばしてサイドボードの水差しを掴む。
豪快に水差しから水を煽ったガルが再び私に覆い被さり口付けた。
「んくっ……、んっ……」
ほのかな柑橘の香りと共に、ひんやりとした水がするすると喉を通り抜けていく。
零れて頬に伝い落ちる水の冷たさも火照った肌に心地よい。
「———っぷは」
「まだ飲むか?」
「ん」
こくんと頷き餌を待つひな鳥のように口を開いて待てば、繋がったままのソレがなぜかぐんと質量を増した。
二度ほどおかわりをしてようやくひと心地つく。
ぼんやりとしていた頭も、幾分すっきりしたようだ。
ふと、カーテンの隙間から差し込む日差しが白いことに気付いた。
「あさ……? ガル、おしごとは?」
「婚姻休暇を取ってある」
「こんいん……、あぁっ、んっ」
「っは、一ヶ月で申請したんだが、っ二週間に、減らされてしまった」
深く突き入れられるたび、ぐびゅっぐびゅっと音を立ててナカから白濁があふれ出る。
私が出したわけではないのに、生温かなものがどろりと秘所を伝い落ちていく感触にはいつも自分が粗相をしてしまったかのような居たたまれなさを覚える。
度重なる行為で何度となく恥ずかしい思いをしても、羞恥が薄れてくれることはないようだった。
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