ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁

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81~90話

87c、私は行為の手順をわかっていない4 ※

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 ……ああ、そうだ。昨日は行為の後にガルが私を抱きしめたまま寝てしまったんだっけ。
 それで仕方なく私もそのまま寝ることにして、それから、えーと……この揺れは……?

「……? んっ、んんっ……えっ?」

 段々と頭が覚醒してきて、ようやく自分が置かれている状況に気付く。

「ガルさまっ! ちょっ、なんで、まだ入って……!?」

「っは、……ああ、朝起きたら繋がっていてな」

 さも不思議だと言わんばかりに、ガルがしれっとのたまう。

 繋がったままなのはガルが私を抱きしめたまま眠ってしまったせいだし、起きた時に身体が繋がっていたからといって、こんな風にがっちりと腰を掴んで律動する必要はないと思うのだけど……!?

「んっ、あぁっ」

 しっかりと覚醒しきっていない身体に、与えられる快感だけがじわじわと滲み広がっていく。

「っは……朝目覚めた時に、マヤと繋がっているのは嬉しいものだな」

「そんっ、な……っ!」

 ガルが熱い吐息と共に洩らす。
 寝起きから驚きと快感に翻弄されて、残念ながら私の方は嬉しさを味わう心のゆとりはない。

 それでも始めのうちは起こさないよう気を遣っていたのか、私が目を覚ましたことで腰の打ち付けが激しくなった。
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