ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ～皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます！～

８１～９０話

８６c、私は行為の手順をわかっていない３ ※

「はぁっ、んっ、はぁっ……」

ガルの下腹に手をついて、必死に呼吸を整える。

「っは、そう締め付けるな……」

そんなことを言われても、どうしようもない。
少し呼吸が落ち着くと、すべてを私の手でするべく、腰の律動を試みた。

「んっ…………んぅっ」

ガルのお腹についた手で体重を支え、前のめりになってじりじりと腰を浮かせては、力を抜いてぺたんと腰を下ろす。

じりじりじり……ぺたんっ

じりじりじり……ぺたんっ

剛直に擦り上げられるたび腕から力が抜けてしまって、腰を浮かせるのがなかなか難しい。

「んんっ……」

「っ……マヤ、しゃがんだ体勢の方が動きやすいんじゃないか？」

「しゃがむ……？」

「ああ」

この状態のままでしゃがんだ姿勢になるには……。
少し考え、ガルを跨いでシーツにつけていた左右の膝を起こすと、改めて足の裏でシーツを踏みしめた。

ガルのお腹に手をついたまま、足を踏ん張って腰を上下してみる。

ぬぷぷ……ぐぷんっ

ぬぷぷ……ぐぷんっ

「ん……ぅ……っ」

確かに、先ほどよりかなり動きやすくなった。

ぬぷぷ……ぐぷんっ

手元を見つめながら真剣に数度抜き差ししたのち、アドバイスのお礼を言おうとガルの方を見やる。

「っは……、っ……」

私が見つめているのも気付かないほどに集中して、ガルの視線はある一点に注がれている。

恐る恐るガルの視線の先を辿れば……お腹についた両腕の間を抜け、見せつけるように開かれたＭ字開脚の中央、深く刺さった結合部へと至った。