ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁

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81~90話

84e、私は行為の手順をわかっていない ※

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恥ずかしさより好奇心が勝って、ついまじまじと凝視してしまう。
いつもあんなにも私の最奥まで出入りしているというのに、改めてちゃんと見るのはこれが初めてだ。

すごく大きい……。
こんなに大きなものが、よく私のナカに入りきるものだ。
他の肌とは違う、見るからに熱そうな赤黒い皮膚に、そっと指先を触れる。
ピクッと動いたのに一瞬手を引きかけ、それでもおっかなびっくり包み込むように優しく握りしめれば、手の平全体にじんわりと熱が染み込んでくる。

熱い……。

まるでそこだけ別の生き物のようだ。
幾筋もの血管や筋が浮いてゴツゴツと凶暴そうな見た目なのに、もっと構ってほしいとばかりに時折ピクンと動く様がなんとも健気で愛おしい。

先端の小さな窪みから、プクと透明な滴が生じた。

えーと、ガルはいつも私のソコを……。

未知の生き物と対峙するかのようにゆっくりと慎重に唇を寄せ、触れて先端をちゅっと吸い上げた。
ん、ちょっとしょっぱい。

「っ! っは……マヤ、そんなことはしなくていい」

ガルが顔を上げさせようと手を伸ばすのを、おもちゃを取り上げられそうな子供のようにイヤイヤと首を振って拒む。

やっとガルが気持ちよさそうな反応を示してくれる場所を発見したのだ、取り上げられてなるものか。
勢いに任せ、舌を出すと先端をペロリと舐め上げた。

「くっ……」

ガルが切な気に息を詰める。

私が、ガルを、気持ちよくしてあげられている……!
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