ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ～皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます！～

７１～８０話

７９c、私はプレゼントをわかっていない２ ※

偶然なのか故意なのか、ガルが胸を舐め上げる動きに合わせスリ……スリ……と熱が太ももを擦る。

居たたまれなさにそっと脚を退こうとすると、上体を起こしたガルに両の膝裏を掴まれ、脚を大きく左右に割り開かれた。

「あ！　やっ、ガル様っ！！」

「……ここは舐める前から透けてしまっているな」

「うぅぅ……」

責めるような言葉に反して、その声音は随分と嬉しそうだ。

そこがどんな有り様かなんて想像するのも恐ろしい。
見・ら・れ・て・い・る・のを見ていられなくて、両手で顔を覆った。

「んっ……」

秘部に温かい息がかかり、ガルが顔を寄せたのを感じる。

ぬる……

そこさえも布越しに、ガルの舌が撫でた。

「うぅ……ん、やぁっ」

下から上へと舐め上げ、チロチロと突起をくすぐって再び下へ。
熱い舌は執拗に秘裂をなぞる。

それでもやっぱり布越しの刺激はどこか物足りなくて。
恥ずかしくて堪らないのに、さらなる刺激を強請ねだるように腰が勝手に揺れてしまう。


不意に舌の動きがやみ、消えた熱からガルが顔を離したのを感じた。

「…………」

「……？」

そのまま何もされる気配がないことに、そっと手をずらしてガルの様子を盗み見る。

上体を起こしたガルは、陶然と私の身体を見下ろしていた。