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61~70話
69b、私は対処法をわかっていない
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………………
翌日。
仕事に出かけるガルを見送って、部屋に一人。
「うー……」
なんだか今朝は下腹部がどんよりと重い。
この感覚は知っている。月のものが来る前兆だ。
この世界に飛ばされてからというもの、精神的なショックなのか奴隷商館での深刻な栄養不足のためか、すっかり生理が止まってしまっていたのだ。
ガルに買われてこの屋敷に来て、栄養のある食事をたっぷりと与えられただけでなく、これからは結婚してずっとガルの側にいていいのだと未来への憂いも消えたことで、ようやく身も心も安心できたのだろう。
身体の調子が戻ったことにほっと安堵する。
ガルとの初めての行為では避妊もしていなかったけれど、生理が来たならば一安心だ。
いくら結婚するとはいえ、18で子供を持つのはまだ不安だったから。
しかしながら、ガルの揃えてくれた服や日用品の中には当然生理用品なんてない。
そもそも幼い子供だと思われていたのであれば、必要性も感じなかったのだろう。
「どうしよう……」
勝手のわからない異世界での生理。男性であるガルには相談しづらい。
女の人で、誰か……。
悩んだ末、私はテーブルの上の呼び鈴に手を伸ばした。
翌日。
仕事に出かけるガルを見送って、部屋に一人。
「うー……」
なんだか今朝は下腹部がどんよりと重い。
この感覚は知っている。月のものが来る前兆だ。
この世界に飛ばされてからというもの、精神的なショックなのか奴隷商館での深刻な栄養不足のためか、すっかり生理が止まってしまっていたのだ。
ガルに買われてこの屋敷に来て、栄養のある食事をたっぷりと与えられただけでなく、これからは結婚してずっとガルの側にいていいのだと未来への憂いも消えたことで、ようやく身も心も安心できたのだろう。
身体の調子が戻ったことにほっと安堵する。
ガルとの初めての行為では避妊もしていなかったけれど、生理が来たならば一安心だ。
いくら結婚するとはいえ、18で子供を持つのはまだ不安だったから。
しかしながら、ガルの揃えてくれた服や日用品の中には当然生理用品なんてない。
そもそも幼い子供だと思われていたのであれば、必要性も感じなかったのだろう。
「どうしよう……」
勝手のわからない異世界での生理。男性であるガルには相談しづらい。
女の人で、誰か……。
悩んだ末、私はテーブルの上の呼び鈴に手を伸ばした。
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