ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁

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51~60話

51b、番外編 ご主人様はハロウィンをわかっていない2 ※

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「あ! ガル様っ、んっ、じっとしてるって約束……っ!」

むにむにと尻の感触を楽しみながらワンピースの裾をたくし上げ、さらに中へと手を潜り込ませる。

していない。気にせず続けてくれ」

マヤはなんとかもう一度胸に口付けようと試みて、休みなく動く俺の手に早々に音を上げた。

「んっ……もう! これじゃ、つ、続けられないですっ! ……あっ」

身をよじるように腰をくねらせたマヤは、ようやく股下の異変に気付いたらしい。
体積を増した欲望が、トラウザーズごと密着したマヤの秘所を押し上げる。

「では、マヤからの『悪戯』は終わりということでいいな?」

「え? は、はい……」

マヤはぐりぐりと押される股下に気をとられ、気もそぞろに返事をよこす。

俺はマヤの尻を支えたまま上体を起こすと、傍らに置かれたカボチャの面を手に取り、それをすっぽりと頭に被った。

「ガル様……?」

「さあマヤ、菓子をよこさなければ悪戯するぞ?」

カボチャの三角目越しに、きょとんとこちらを見つめるマヤを見やる。
マヤが口にすれば愛らしい文句も、俺が言ってはどこぞの野盗のようだ。

「え……」

「菓子か? 悪戯か?」

「そんな、だってお菓子なんて持ってない……」

「では、今度は俺が悪戯をする番だな」

ゆっくりと面を取り、悪党よろしくニヤリと口端を上げた。
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