ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁

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31~40話

40d、私は痕の数をわかっていない2 ※

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物凄い圧迫感はあるものの恐れていたほどの痛みはなく、僅かな抜き差しに少しずつ慣らされながら奥へ奥へとガルを受け入れる。

「んっ……ぅ……んぁっ」

剛直が隘路をこじ開け、繋がりを深めていく。

昨日の半分ほどの時間を要して、私の身体はみっちりとガルのすべてを呑み込んだ。

「っはぁ……ぜんぶ……?」

「ああ、っは……すべて収まった」

ガルが証明するように軽く結合部分を揺する。

「ぁ……ガルさま……」

大好きな人と一番深い部分で繋がっている事実に、抑えきれない愛しさが込み上げる。
首に回した腕に力を込め強請ねだるように瞳を閉じれば、すぐに深い口付けがもたらされた。

「ん……んっ、んっ」

私の舌を絡め取りぬるぬると擦り付けながら、ガルがゆっくりと律動を始める。

中ほどまで引き抜かれたかと思えば、ぐぷんと深く埋められる。
繰り返すうち、擦れあった場所からぞわぞわと妙な感覚が広がり始めた。

「んぅ……っふ……んんっ」

昨日は痛みが強くて、それを塗り潰すほどの強い快感しか拾えなかった。
けれど痛みの薄れた今は、抜き差しされるたびじわりと内部を蝕まれていくような、落ち着かない不思議な感覚が湧いてくる。

「っはぁ……、ガルさま……ナカ、なんかへん……」

「っは……ああ、擦れ合って気持ちいいな」

気持ちいい……?
ああ、そうか。身体の内に広がるこの落ち着かない感覚は、快感だったのか。

「ん、きもちいい……です。ふっ、……ガルさまも、いい?……んっ」

むくっと、ガルがナカで体積を増す。

「もちろん。っは、マヤに温かく締め付けられて……気を抜けば、っすぐにでも果ててしまいそうだ」

お互いの吐息も飲み込む距離で言葉を交わす。
ガルが腰を揺するたび、言葉を交わす唇が微かに触れ合った。
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