ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ～皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます！～

３１～４０話

３４c、私は口付けの先をわかっていない３ ※

「ここも、ずっと美味そうだと思っていた」

胸に吐息を感じたかと思えば、揉まれているのとは反対の胸の先端を、熱い舌が舐め上げた。

「ひぁっ！」

一際強い刺激に、腰が跳ねる。
ぱくりと口に含まれ、飴玉のように舌で転がされては時折りちゅうと吸い上げられる。

「あっ、んゃっ、ガル様っ」

強すぎる刺激を何とかしてほしくてガルの方を見れば、すぐに見たことを後悔した。

大きくて頼もしくて、いつもきりりと険しい表情をしているガルが、私の胸に顔を寄せて赤ん坊のようにちゅうちゅうと乳首を吸い上げている。

目の毒すぎる……！

私の視線に気付いたガルがちらりと目線をこちらに寄越せば、その紅あかに捕われたように目を逸らせなくなる。

「やぁっ……んっ、うぅっ……あっ」

視線を絡ませながら、悪戯な舌がくるくると先端を弄んでは、唇が胸を食はむ。

たまらなく恥ずかしいのに、ぶわりと込み上げる愛しさにくらくらと目眩がする。
行き場のない手でガルの頭を抱けば、短かく切り揃えられた髪がさらさらと指の間を滑った。

ちゅぱっと音を立てて乳首から口を離したガルが、反対の胸に顔を寄せる。

「こっちも可愛がってやらないとな」

解放された胸の先端がぷっくりと膨らみ唾液でてらてらと光っている様を直視してしまい、衝撃に固まっている間に、反対の先端も口に含まれた。