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いつも通りの筆箱
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さてと、どう切り抜けるか。
2人の男が立っている場所の約3メートル先に曲がり道、あの間さえ突破してしまえば逃げ切れそうだ。
「健一郎、リョックには何が入ってる?」
「えっと、島外実習で必要なものしか持ってきてないよ?」
「大丈夫だ、俺はリュックごと家に忘れた。」
「何やってんの?」
「朝、寝坊してな。ってそんな話はいい、中身を教えてくれ。」
「えーっと、弁当、水筒、ノート、筆箱、バインダー、くらいだね。」
しまったー、今日の島外学習は工場見学だったか、、、
前回はアウトドア的な感じだったのに。
・・・・・・
!!!
「健一郎、バインダーは首からぶら下げれるタイプだったよな!?」
「え、あ、、うん!」
「それを使うぞ。」
「え?」
1、まず仕留める事は考えず逃げれる隙さえできればいい。
2、そのためにバランスを崩す。
3、バランスを崩すためには足を狙う。
「健一郎、やるぞ。3・2・1・GO!!」
まず俺が全速力で2人に向かって突っ込む。
「薫、行くよ!!!」
相手に接触するギリギリで野球部仕込みのスライディング、そしてスライディングしながら足に筆箱に入っていたコンパスを突き刺す。その突き刺すタイミングを狙って健一郎が走りながら俺に向かってバインダーを投げる!!
「頼む。届いて!!」
バインダーが一直線に俺に向かってくる。
よし、さすがだ健一郎。
コンパスの痛みに刺さった方の足が浮く、そこにバインダーについている紐を巻きつけて、スライディングの勢いで男の足を引っ張る。
男はバランスを崩し激しく転倒、そいつがもう1人に覆いかぶさるように倒れる。
「今だ、健一郎!!!!」
転倒した2人の脇を健一郎が走り抜けた。俺はスライディングの勢いでそのままかいくぐる。
作戦成功。
なんとか逃げ切った。
「ふー危なかったな。」
「いや、本当に終わったと思ったよ。でもさすが薫、ありがとう。」
とりあえず今回はなんとかなったが気が抜けない。
またいつ何時襲ってくるか分からない。
こうやって笑っていられるのもいつまでかわからない。
2人の男が立っている場所の約3メートル先に曲がり道、あの間さえ突破してしまえば逃げ切れそうだ。
「健一郎、リョックには何が入ってる?」
「えっと、島外実習で必要なものしか持ってきてないよ?」
「大丈夫だ、俺はリュックごと家に忘れた。」
「何やってんの?」
「朝、寝坊してな。ってそんな話はいい、中身を教えてくれ。」
「えーっと、弁当、水筒、ノート、筆箱、バインダー、くらいだね。」
しまったー、今日の島外学習は工場見学だったか、、、
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・・・・・・
!!!
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「え?」
1、まず仕留める事は考えず逃げれる隙さえできればいい。
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相手に接触するギリギリで野球部仕込みのスライディング、そしてスライディングしながら足に筆箱に入っていたコンパスを突き刺す。その突き刺すタイミングを狙って健一郎が走りながら俺に向かってバインダーを投げる!!
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よし、さすがだ健一郎。
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男はバランスを崩し激しく転倒、そいつがもう1人に覆いかぶさるように倒れる。
「今だ、健一郎!!!!」
転倒した2人の脇を健一郎が走り抜けた。俺はスライディングの勢いでそのままかいくぐる。
作戦成功。
なんとか逃げ切った。
「ふー危なかったな。」
「いや、本当に終わったと思ったよ。でもさすが薫、ありがとう。」
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