22 / 42
1章
16話 ベアーに人が襲われてると思ったら、俺を追ってきた聖女だった件
しおりを挟む
「しっかし、領民たちは俺を信用しすぎじゃね? 外に出るのはあんだけ危ないって言ってるくせに、俺が連れていくとなった瞬間即座に了承してきたし」
「それだけ認められてきてるってことじゃないですか」
「それはそうだけどさー」
「何か問題でもあるんですか? 私はいい事だと思いますが」
「あまり期待されすぎると、目を気にしちゃってのびのびとサボれない」
「アホですか。今日はナナンちゃんも居るということを忘れないでくださいよ。模範となるような行動をしてください! 」
「えー、ナナンちゃんも勉強なんてせずに遊びたいだろ? 」
「それだとめいどさんとの約束守れないからだめ」
とても幼女とは思えないほど立派な発言に俺はガックシ。
だらけ仲間が欲しいよー。一緒に仕事中に抜け出してサボれるような仲間が欲しい!
「子供の純粋な発言を聞いても尚、よこしまな考えしてるなんて……レン様はどうしてそこまでサボることしか頭にないのでしょうか」
「うるせーやい。てか心の声読むなし」
「そんなレン様みたいな芸当出来ませんよ。顔に出てただけです。顔に」
「え、俺そんな分かりやすい顔してる? 」
領地からまぁまぁ歩いた場所まで来た。
歩いていて思ったが道中の道の雰囲気が悪すぎる。
草木が生えきったまま放置されてることや、魔物の死骸や魔石がそのまま地面にあったり、血の跡がついていたりするのが原因だろう。
ナナンちゃんの教育に悪いから、死骸はアイテムボックスに遠隔で入れて置いて、血の跡はこちらも遠隔で【クリーン】を使い綺麗に落としておいた。
そのため、魔石だけが謎に地面にたまに転がっている状態になっており。
「わぁー! 綺麗な石ころがあるー!! 」
子供には少し楽しめたようだ。
あ、もちろん魔石も先回りで綺麗にしている。
かがみこんでキャッキャッしてるナナンちゃんを、見ながらリーナが言う。
「サボりたいと言った矢先にこんな粋なことをできるレン様はやっぱりす……ばらしいです」
「え? なんのこと? 魔石が偶然転がってただけじゃないかな」
「素直に認めてもいいですのに。偶然子供が手に取っても大丈夫なほど綺麗な魔石がこんなところにある訳ないです」
「子供からしたら綺麗な宝石にしか見えんだろうからな。これも思い出になるだろ」
そう話してると、ナナンちゃんがこっちにやってきて、魔石を二つ渡してきた。どちらも銀色だ。これはおそらくシルバーウルフの魔石だろう。
アイテムボックスに回収した覚えもあるし。
「領主さんと、めいどさんにあげる! おふたりのかみのけと同じ色だし、同じように綺麗な色だから! 」
そう言われて、見合わせる俺たち。
髪色偶然同じだったんだよな……そういえば。
ナナンちゃんが言ったように、リーナの髪は艶があって綺麗だ。こう、改めて見ると、凄く美人だなと思う。
「ありがとな! 大事にするよ」
「……」
「リーナどうかしたのか? 俺の顔見つめてボーとしてるけど。もしかしてなんかついてた? 」
「っっ……!? いや、その改めてレン様のお顔を見て、カッコイイなと思いまして」
「ははっ」
「え、なんで笑うんですか!! 」
「わりぃ、わりぃ。いや、同じだなって思ってな。俺も同じこと考えてたんだよ」
「そ、そうですか。同じですか」
「うん、お似合い! なんでめいどさんそんなに顔赤いの? 熱でもあるの」
「いえ熱はないので心配しないでください。……ナナンちゃん、ありがとうございます。大切にします」
「うん! お母さんにもあーげよっと」
ナナンちゃんはまた先の方へ走っていく。
「あんま離れすぎると迷子になるぞ。ほら、リーナ追っかけるぞ……リーナ? まじで顔赤いけど大丈夫か。 体調悪いならここらで一旦帰るか? 帰ろうと思えば一瞬だし」
「いえ、顔が赤いのはそういうことではないので大丈夫です。もう大丈夫なので行きましょうか! 早くしないと遠くに行ってしまいます」
本人がそう言うなら大丈夫か。
外を散歩しながら、個人的に気になるところとかを治しながら行った結果、ヘレクス領までの道の雰囲気が少し良くなった。
「つかれたー! 」
たっぷりと魔石の入った籠を両手に持ったナナンちゃんが言う。
アイテムボックスに入れて置いて、後から出してあげるとは伝えてみたのだが、どうしても自分で持って歩きたいとの要望によりカゴを作った。
どれだけ集まったかが一目で分かるのもあって、子供としてはこちらの方がいいのかもしれない。
「じゃあーそろそろ帰るか。満足した? どうだった? 外の世界は」
「大人が言ってたことと全然違うー! 怖い魔物なんていなかった! たのしかった! きょうはありがと、領主さん、めいどさん! 」
屈託のない笑顔で感謝の言葉を口にしてくれた。
その怖い魔物は実際すぐ側にいたし、君の集めた魔石は魔物の体内にあるやつだよ、なんて真実は閉まっておく。
子供のうちは世界の闇の部分なんて知らなくていいんだ。
ガァァァァッッッ
今なにかかすかに音が聞こえた気がする。
音の聞こえた方向はーーーここから少し離れた箇所。
「リーナ! ナナンちゃんを連れて領地に早く戻ってくれ! 俺はちょっと向こう行ってくる! 」
「え? あ、はい。分かりました」
あの鳴き声、この肌がピリつく感覚。
俺は愛犬の一つである羅刹(らせつ)を取り出して、その方向に向かう。
【神速】とかを使って、数十分はかかる距離を数十秒でたどり着く。
嫌な予感は的中していた。
それどころかーーー
デスベアーの振り上げた爪が、今にも少女の身体を切り裂こうとしていた。
俺は一瞬でデスベアーの背後に接近する。
そこで少女が驚きの発言をした。
「レン君とご飯、食べたかったなぁ……」
「えっ? 」
少女の予想外の発言に驚いて、変な声を出しながらも頭をストン。
ボトッと音をたてながら、地面に頭が落下し、首から血が吹き出……ない。
「フリーズからのアイテムボックス」
身体を丸ごと固めて、アイテムボックスに保管した。
殺されかけた少女に更なるトラウマを植え付けてしまうのはさけたいからな。
未だに目を瞑って泣いている少女のそばに行き、隣に座る。
まいったな。俺はこういう時にどうしたらいいのかなんて持ち合わせてはいない。
なんでこんな場所にいるのか、一人でここまでやってきたのか、色々聞きたいことはあるが、なにより先程の発言が気になる。
俺の聞き間違いでなければこの少女はこう言ったはずだ。
レン君とご飯を食べたかった、と。
まさか俺の名前が出てくるとは思わなかったから、素っ頓狂な声が出ちゃったよ。
かっこよく決めたかったのに!
少女はこっちを見てなかったから、まじでただ素っ頓狂な声を上げただけの男になっているだろう。
怖かっただろうし、どう声をかけたものか。
こんな状況で質問攻めしても、答えてくれるか分からないしこれだけ聞くとしよう。まぁ、その前に。
「ねぇ、君? ずっと下を向いて目を瞑ってるけど、もうクマちゃんは居ないよ? 」
「へ……? 」
お、やっと顔を上げてくれた。
ふわりと髪がまい、顔が見える。
その顔に俺は見覚えがあった。
「俺と飯食べたいの? ……って、あんときの聖女ちゃん!?なんでこんな所に!? 」
そう、聖女ちゃんだった。
「えっ……? レン……君? 」
「それだけ認められてきてるってことじゃないですか」
「それはそうだけどさー」
「何か問題でもあるんですか? 私はいい事だと思いますが」
「あまり期待されすぎると、目を気にしちゃってのびのびとサボれない」
「アホですか。今日はナナンちゃんも居るということを忘れないでくださいよ。模範となるような行動をしてください! 」
「えー、ナナンちゃんも勉強なんてせずに遊びたいだろ? 」
「それだとめいどさんとの約束守れないからだめ」
とても幼女とは思えないほど立派な発言に俺はガックシ。
だらけ仲間が欲しいよー。一緒に仕事中に抜け出してサボれるような仲間が欲しい!
「子供の純粋な発言を聞いても尚、よこしまな考えしてるなんて……レン様はどうしてそこまでサボることしか頭にないのでしょうか」
「うるせーやい。てか心の声読むなし」
「そんなレン様みたいな芸当出来ませんよ。顔に出てただけです。顔に」
「え、俺そんな分かりやすい顔してる? 」
領地からまぁまぁ歩いた場所まで来た。
歩いていて思ったが道中の道の雰囲気が悪すぎる。
草木が生えきったまま放置されてることや、魔物の死骸や魔石がそのまま地面にあったり、血の跡がついていたりするのが原因だろう。
ナナンちゃんの教育に悪いから、死骸はアイテムボックスに遠隔で入れて置いて、血の跡はこちらも遠隔で【クリーン】を使い綺麗に落としておいた。
そのため、魔石だけが謎に地面にたまに転がっている状態になっており。
「わぁー! 綺麗な石ころがあるー!! 」
子供には少し楽しめたようだ。
あ、もちろん魔石も先回りで綺麗にしている。
かがみこんでキャッキャッしてるナナンちゃんを、見ながらリーナが言う。
「サボりたいと言った矢先にこんな粋なことをできるレン様はやっぱりす……ばらしいです」
「え? なんのこと? 魔石が偶然転がってただけじゃないかな」
「素直に認めてもいいですのに。偶然子供が手に取っても大丈夫なほど綺麗な魔石がこんなところにある訳ないです」
「子供からしたら綺麗な宝石にしか見えんだろうからな。これも思い出になるだろ」
そう話してると、ナナンちゃんがこっちにやってきて、魔石を二つ渡してきた。どちらも銀色だ。これはおそらくシルバーウルフの魔石だろう。
アイテムボックスに回収した覚えもあるし。
「領主さんと、めいどさんにあげる! おふたりのかみのけと同じ色だし、同じように綺麗な色だから! 」
そう言われて、見合わせる俺たち。
髪色偶然同じだったんだよな……そういえば。
ナナンちゃんが言ったように、リーナの髪は艶があって綺麗だ。こう、改めて見ると、凄く美人だなと思う。
「ありがとな! 大事にするよ」
「……」
「リーナどうかしたのか? 俺の顔見つめてボーとしてるけど。もしかしてなんかついてた? 」
「っっ……!? いや、その改めてレン様のお顔を見て、カッコイイなと思いまして」
「ははっ」
「え、なんで笑うんですか!! 」
「わりぃ、わりぃ。いや、同じだなって思ってな。俺も同じこと考えてたんだよ」
「そ、そうですか。同じですか」
「うん、お似合い! なんでめいどさんそんなに顔赤いの? 熱でもあるの」
「いえ熱はないので心配しないでください。……ナナンちゃん、ありがとうございます。大切にします」
「うん! お母さんにもあーげよっと」
ナナンちゃんはまた先の方へ走っていく。
「あんま離れすぎると迷子になるぞ。ほら、リーナ追っかけるぞ……リーナ? まじで顔赤いけど大丈夫か。 体調悪いならここらで一旦帰るか? 帰ろうと思えば一瞬だし」
「いえ、顔が赤いのはそういうことではないので大丈夫です。もう大丈夫なので行きましょうか! 早くしないと遠くに行ってしまいます」
本人がそう言うなら大丈夫か。
外を散歩しながら、個人的に気になるところとかを治しながら行った結果、ヘレクス領までの道の雰囲気が少し良くなった。
「つかれたー! 」
たっぷりと魔石の入った籠を両手に持ったナナンちゃんが言う。
アイテムボックスに入れて置いて、後から出してあげるとは伝えてみたのだが、どうしても自分で持って歩きたいとの要望によりカゴを作った。
どれだけ集まったかが一目で分かるのもあって、子供としてはこちらの方がいいのかもしれない。
「じゃあーそろそろ帰るか。満足した? どうだった? 外の世界は」
「大人が言ってたことと全然違うー! 怖い魔物なんていなかった! たのしかった! きょうはありがと、領主さん、めいどさん! 」
屈託のない笑顔で感謝の言葉を口にしてくれた。
その怖い魔物は実際すぐ側にいたし、君の集めた魔石は魔物の体内にあるやつだよ、なんて真実は閉まっておく。
子供のうちは世界の闇の部分なんて知らなくていいんだ。
ガァァァァッッッ
今なにかかすかに音が聞こえた気がする。
音の聞こえた方向はーーーここから少し離れた箇所。
「リーナ! ナナンちゃんを連れて領地に早く戻ってくれ! 俺はちょっと向こう行ってくる! 」
「え? あ、はい。分かりました」
あの鳴き声、この肌がピリつく感覚。
俺は愛犬の一つである羅刹(らせつ)を取り出して、その方向に向かう。
【神速】とかを使って、数十分はかかる距離を数十秒でたどり着く。
嫌な予感は的中していた。
それどころかーーー
デスベアーの振り上げた爪が、今にも少女の身体を切り裂こうとしていた。
俺は一瞬でデスベアーの背後に接近する。
そこで少女が驚きの発言をした。
「レン君とご飯、食べたかったなぁ……」
「えっ? 」
少女の予想外の発言に驚いて、変な声を出しながらも頭をストン。
ボトッと音をたてながら、地面に頭が落下し、首から血が吹き出……ない。
「フリーズからのアイテムボックス」
身体を丸ごと固めて、アイテムボックスに保管した。
殺されかけた少女に更なるトラウマを植え付けてしまうのはさけたいからな。
未だに目を瞑って泣いている少女のそばに行き、隣に座る。
まいったな。俺はこういう時にどうしたらいいのかなんて持ち合わせてはいない。
なんでこんな場所にいるのか、一人でここまでやってきたのか、色々聞きたいことはあるが、なにより先程の発言が気になる。
俺の聞き間違いでなければこの少女はこう言ったはずだ。
レン君とご飯を食べたかった、と。
まさか俺の名前が出てくるとは思わなかったから、素っ頓狂な声が出ちゃったよ。
かっこよく決めたかったのに!
少女はこっちを見てなかったから、まじでただ素っ頓狂な声を上げただけの男になっているだろう。
怖かっただろうし、どう声をかけたものか。
こんな状況で質問攻めしても、答えてくれるか分からないしこれだけ聞くとしよう。まぁ、その前に。
「ねぇ、君? ずっと下を向いて目を瞑ってるけど、もうクマちゃんは居ないよ? 」
「へ……? 」
お、やっと顔を上げてくれた。
ふわりと髪がまい、顔が見える。
その顔に俺は見覚えがあった。
「俺と飯食べたいの? ……って、あんときの聖女ちゃん!?なんでこんな所に!? 」
そう、聖女ちゃんだった。
「えっ……? レン……君? 」
788
お気に入りに追加
2,180
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
没落貴族に転生したけどチート能力『無限魔力』で金をザックザック稼いで貧しい我が家の食卓を彩ろうと思います~
街風
ファンタジー
出産直後に、バク転からの仁王立ちで立ち上がった赤子のルークは、すでに己が生物の頂点に君臨していると自覚していた。だがそれとは対極に、生まれた生家は最低最弱の貧乏貴族。食卓に並ぶのは痩せた魚と硬いパンだけ。愛する家族のためにルークは奔走する。
「これは大変だっ、父上、母上、ルークにお任せ下さい。お金を稼ぎに冒険へでかけてきますゆえ」※0歳です。
時に現れる敵をバッサバッサと薙ぎ倒し、月下の光に隠れて、最強の赤子が悪を切り裂く!
これは全てを破壊する力を持った0歳児が、家族の幸せを望む物語。 ヒロインも多数登場していきます。
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ@10シリーズ書籍化
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
今日も聖女は拳をふるう
こう7
ファンタジー
この世界オーロラルでは、12歳になると各国の各町にある教会で洗礼式が行われる。
その際、神様から聖女の称号を承ると、どんな傷も病気もあっという間に直す回復魔法を習得出来る。
そんな称号を手に入れたのは、小さな小さな村に住んでいる1人の女の子だった。
女の子はふと思う、「どんだけ怪我しても治るなら、いくらでも強い敵に突貫出来る!」。
これは、男勝りの脳筋少女アリスの物語。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる