7 / 42
1章
7話 歓迎会
しおりを挟む
俺、レンは生まれ育った王国で、国王である父親に、左遷され辺境の闇のスラム領とまで蔑称されるやばい領地の領主に就任することになってしまった。
色々あって疑心暗鬼になっていた領民の一人に喧嘩をふっかけられるがなんなく倒し、えらく驚かれた!
そしてそいつにも認められた結果、多分領民全員?認めてくれた。
んで今は俺の就任祝いが開かれている。
「レン様、どんどん食べてくださいね! 」
「領主様これからこの領地をお願いしますね」
「おー、任せとけ。だけど皆も協力してくれよ? 意見もバシバシ言ってくれていいからな! 」
「さ、流石だ……今までの領主とは全然違う」
「前の領主ってどんな感じだったん? 」
「えぇっと……」
領民の一人が教えてくれたのはこんな感じ。
お手上げ状態ででてったとか、近くの森で魔物に出会ってビビり散らかして一目散に逃亡して行ったとか。
またある領主はトメリルに手を出そうとしてガークにボコボコにされて近くの森に投げ入れられたらしい。
確かにトメリル綺麗だもんな、スタイルも抜群だし。
変な気でも起こしてしまったのだろう。
さっきから森という単語がよく出てくるがなんなんだ?
ここからも見えるあの森のことだろうか。
「冒険者ギルドのランクでいえばSランク以上の魔物が蔓延っている危険な森なんです。瘴気も強くて入口付近ですら、耐性のない人間であれば吐き気や嘔吐をしてしまうほどに濃いです。領主様も間違って立ち入ることがないようにお気をつけてくださいね」
そこまで濃いのか。けど俺の知り合いのアイツなら「あれ? ちょっと空気がおいしくないね? 」とかいいながらケロッとしてそうだな。
ついでに気になったことも質問した。
「その魔物が降りてきたらどうするんだ? 」
「今までそんなことなかったので……私がヘレススに来て十数年経ちますが、一度もなかったです。とと、祝いの場で辛気臭い話題をして申し訳ありませんでした。私はこれで」
今までに前例が無いから安心……それは裏を返せば、起きてしまったら何も対処法を知らないという訳だ。
もしそうなってしまった場合は領主の俺が、領民を守らなければならない。
これはあの森の調査もして行かなければならないな。
歓迎会は夜遅くまで続いた。
ぶっちゃけ俺より領民たちの方が飲み食いしてた。
けれども皆笑顔でどことなく安心していた。
トメリルもそうだ。最初会った時は顔がやつれて、元気も無さそうだったが今は飲み物片手に、リーナと談笑していてずっと笑顔だ。
リーナは相変わらずの……いや、彼女も笑顔だった。
ガークも取り巻きも、領民みんな。
この笑顔と空間を守りたい、そう心から思えるひとときとなった。
さて、そんな歓迎会もそろそろお開きの時間が迫ってきた。
ぼちぼちと片付けが始まったので俺も自分の皿と、隣ですやすやと寝息をたてているリーナの分を手に持ち、回収してる場所に行く。
皿を手渡すと何故かえらい驚かれた。
「はーい、ありがとう……って領主様!? 領主様は座っててください!! 回収は私たちの仕事ですし、わざわざ持ってこさせるなんて! 」
「い、いや俺もこの領地の一員だからさ、手伝うよ。それに皆が片付けしてる中俺だけあぐらかいて座ってるのは嫌だしな」
「なんと素晴らしいお方なんだ……」
「今までの領主とは雲泥の差だな」
「比べることすら烏滸がましいかもしれないですね」
当たり前のことしただけなのにめっちゃ褒められる。
俺、自分で食った後の皿片付けただけだぞ……。
今までの領主まじでどんだけヤバい奴揃いなんだ!?
そして片付けが終了した。
何回も止められたけど、やっぱ最終的には褒められる。そんな感じのが何回か続いた。
褒められるのが嬉しくて、張り切ってしまった。
あっちじゃ貶されることの方が多かったからなぁ。あいつらは良く褒めてくれたけど、やっぱ血の繋がりのある人間、しかも親族ほぼ全員に無能だ何だと言われるのは心にグサッとくるものだ。
ここに来て解放されたことで、新たな視野が広がった。
それでいてやっと分かったことがある。
もしまたあいつらに会える日が来るのなら、一人一人に感謝、そして謝罪を伝えたい。
ぼーっとそんなことを考えてると、トメリルが肩をポンっと叩いていた。
「やっと気づかれましたか、呼んでも中々返事がなかったので心配したんですよ! 」
「あぁ、すまん。ちょっと城のやつらを思い出してた」
「そうでしたか……今日はもう夜遅いので良ければ、また今度にでもレン様のお話を聞かせて貰えませんか? さっき聞かせていただいたご友人とのお話の続きも気になります! 」
さっきの宴の席で、酔ってちょこっと話をしてしまったのだ。
「あんな話でいいならまたいくらでもするよ」
「嬉しいです! では、レン様の屋敷を紹介させていただいて、今日はお別れですね」
案内される。夜風がほんのり涼しく、酔いも少し覚めた。
他の家々より一回りも二回りも大きく、これぞ屋敷!と言った感じの大きさの建物の前に立ち止まる。
「こちらがレン様の……領主の屋敷です」
色々あって疑心暗鬼になっていた領民の一人に喧嘩をふっかけられるがなんなく倒し、えらく驚かれた!
そしてそいつにも認められた結果、多分領民全員?認めてくれた。
んで今は俺の就任祝いが開かれている。
「レン様、どんどん食べてくださいね! 」
「領主様これからこの領地をお願いしますね」
「おー、任せとけ。だけど皆も協力してくれよ? 意見もバシバシ言ってくれていいからな! 」
「さ、流石だ……今までの領主とは全然違う」
「前の領主ってどんな感じだったん? 」
「えぇっと……」
領民の一人が教えてくれたのはこんな感じ。
お手上げ状態ででてったとか、近くの森で魔物に出会ってビビり散らかして一目散に逃亡して行ったとか。
またある領主はトメリルに手を出そうとしてガークにボコボコにされて近くの森に投げ入れられたらしい。
確かにトメリル綺麗だもんな、スタイルも抜群だし。
変な気でも起こしてしまったのだろう。
さっきから森という単語がよく出てくるがなんなんだ?
ここからも見えるあの森のことだろうか。
「冒険者ギルドのランクでいえばSランク以上の魔物が蔓延っている危険な森なんです。瘴気も強くて入口付近ですら、耐性のない人間であれば吐き気や嘔吐をしてしまうほどに濃いです。領主様も間違って立ち入ることがないようにお気をつけてくださいね」
そこまで濃いのか。けど俺の知り合いのアイツなら「あれ? ちょっと空気がおいしくないね? 」とかいいながらケロッとしてそうだな。
ついでに気になったことも質問した。
「その魔物が降りてきたらどうするんだ? 」
「今までそんなことなかったので……私がヘレススに来て十数年経ちますが、一度もなかったです。とと、祝いの場で辛気臭い話題をして申し訳ありませんでした。私はこれで」
今までに前例が無いから安心……それは裏を返せば、起きてしまったら何も対処法を知らないという訳だ。
もしそうなってしまった場合は領主の俺が、領民を守らなければならない。
これはあの森の調査もして行かなければならないな。
歓迎会は夜遅くまで続いた。
ぶっちゃけ俺より領民たちの方が飲み食いしてた。
けれども皆笑顔でどことなく安心していた。
トメリルもそうだ。最初会った時は顔がやつれて、元気も無さそうだったが今は飲み物片手に、リーナと談笑していてずっと笑顔だ。
リーナは相変わらずの……いや、彼女も笑顔だった。
ガークも取り巻きも、領民みんな。
この笑顔と空間を守りたい、そう心から思えるひとときとなった。
さて、そんな歓迎会もそろそろお開きの時間が迫ってきた。
ぼちぼちと片付けが始まったので俺も自分の皿と、隣ですやすやと寝息をたてているリーナの分を手に持ち、回収してる場所に行く。
皿を手渡すと何故かえらい驚かれた。
「はーい、ありがとう……って領主様!? 領主様は座っててください!! 回収は私たちの仕事ですし、わざわざ持ってこさせるなんて! 」
「い、いや俺もこの領地の一員だからさ、手伝うよ。それに皆が片付けしてる中俺だけあぐらかいて座ってるのは嫌だしな」
「なんと素晴らしいお方なんだ……」
「今までの領主とは雲泥の差だな」
「比べることすら烏滸がましいかもしれないですね」
当たり前のことしただけなのにめっちゃ褒められる。
俺、自分で食った後の皿片付けただけだぞ……。
今までの領主まじでどんだけヤバい奴揃いなんだ!?
そして片付けが終了した。
何回も止められたけど、やっぱ最終的には褒められる。そんな感じのが何回か続いた。
褒められるのが嬉しくて、張り切ってしまった。
あっちじゃ貶されることの方が多かったからなぁ。あいつらは良く褒めてくれたけど、やっぱ血の繋がりのある人間、しかも親族ほぼ全員に無能だ何だと言われるのは心にグサッとくるものだ。
ここに来て解放されたことで、新たな視野が広がった。
それでいてやっと分かったことがある。
もしまたあいつらに会える日が来るのなら、一人一人に感謝、そして謝罪を伝えたい。
ぼーっとそんなことを考えてると、トメリルが肩をポンっと叩いていた。
「やっと気づかれましたか、呼んでも中々返事がなかったので心配したんですよ! 」
「あぁ、すまん。ちょっと城のやつらを思い出してた」
「そうでしたか……今日はもう夜遅いので良ければ、また今度にでもレン様のお話を聞かせて貰えませんか? さっき聞かせていただいたご友人とのお話の続きも気になります! 」
さっきの宴の席で、酔ってちょこっと話をしてしまったのだ。
「あんな話でいいならまたいくらでもするよ」
「嬉しいです! では、レン様の屋敷を紹介させていただいて、今日はお別れですね」
案内される。夜風がほんのり涼しく、酔いも少し覚めた。
他の家々より一回りも二回りも大きく、これぞ屋敷!と言った感じの大きさの建物の前に立ち止まる。
「こちらがレン様の……領主の屋敷です」
1,060
お気に入りに追加
2,187
あなたにおすすめの小説
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
元勇者で神に近い存在になった男、勇者パーティに混じって魔王討伐参加してたら追い出されました。
明石 清志郎
ファンタジー
昔とある世界で勇者として召喚され、神に近い存在になった男ジン。
新人研修の一環として同胞の先輩から、適当に世界を一つ選んでどんな方法でもいいから救えと言われ、自分の昔行った異世界とは別の世界を選び、勇者四人の選定も行った。
自分もそこで勇者として潜入し、能力を隠しつつ、勇者達にアドバイスなんかを行い後方支援を行い、勇者を育てながら魔王討伐の旅にでていた。
だがある日の事だ。
「お前うるさいし、全然使えないからクビで」
「前に出ないくせに、いちいちうぜぇ」
等と言われ、ショックと同時にムカつきを覚えた。
俺は何をミスった……上手くいってる思ったのは勘違いだったのか……
そんな想いを抱き決別を決意。
だったらこいつらは捨ててるわ。
旅に出て仲間を見つけることを決意。
魔王討伐?一瞬でできるわ。
欲しかった仲間との真の絆を掴む為にまだよく知らない異世界を旅することに。
勇者?そんな奴知らんな。
美女を仲間にして異世界を旅する話です。気が向いたら魔王も倒すし、勇者も報復します。
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる