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六章『ピクルス編』

第1055話 真魔王城フロア戦14

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 ルフレオの詠唱はとてもゆっくりだ、1つのワードを唱える度にルフレオの体から膨大な魔力が溢れ出るのがわかる。1つ唱えるのに膨大な魔力と、精密な魔力操作が必要とされている。そのワード1つで魔導書1冊の分量に匹敵する。

 カセキくんが突撃した。ディザスターが盾になる。

「ぐぅ!!」
「ガアア!!」

 ディザスターに噛みつき空中できりもみ回転。

「恐竜斬(ダイナソーエッジ)!!」

 鋭い爪で叩きつけられ、そこに鋭い歯が振り下ろされる。魔力衝突で激しい電流が発生する。

「ぐうううう!!」
「恐竜翼撃(ダイテラドン)!!」

 骨の翼が生えて、ディザスターを何度も切りつける。
 そして再び噛みつき無造作に天井に叩きつけた。

「超重力(スーパーグラビティ)!!」
「愚か者め!効かぬわ!」

 カセキくんの頭突きだ、しかし真魔王城の天井が崩れる気配がない。魔術的な障壁があるのだカセキくんがそれを壊す気にならなければ壊れないように出来ている。

 しっぽに巻き付かれてぶん投げられた。

「これで数十秒は硬いのは戻れんぞ! よいのか!! 人類!!」 
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