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六章『ピクルス編』

第1036話 調教2

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 そこからの死闘は言うまでもない。原初の魔人イズクンゾと、小型魔犬のシチューの戦いは長期戦だった。

「むしゃ! むしゃ!」
「がぶがぶ! くちゅ!!」

 2人とも戦いながら食事をしていた。戦線は拡大、戦闘しながら移動しては見つけた生物を片っ端から殺して食べていた。

「ぐーー!!!」
「があああああーー!!」

 今度は寝ながら戦っている。戦場とはいえ睡眠をとらないものは死ぬのである。しかし寝ながらといえど、シチューには分離した予備の脳みそが、イズクンゾにはオートで動く漆黒線状魔力があった。

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ!!」
「バンバンバンバンバンバンバンバンバン!!」

 今度は繁殖行為をしながらのバトルだ。
 シチューは見つけた野良魔犬を、イズクンゾは種族を選ばず手当り次第に行為に勤しんでいた。

「ばうばう!!」
「おらおらおらおら!!」

 戦いながら同じ城に住み始めた。そういくら戦時とはいえ住む場所もなければ戦うことなど叶わない。

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