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六章『ピクルス編』
第984話 10メートル
しおりを挟む「へんちくりんな食べ物だけがきやがりました」
アヴドキアが立ち塞がる。
そう彼女がいるからディザスターやホネルトン、それにギアの親衛隊たちは離れざるを得ないんだ。
魔物と魔人は問答無用で支配されてアヴドキアの部下になってしまう。
「考えてみれば、そのMAXソード以外でまともな戦いをしている所を見たことがねぇです」
「ギクリ」
図星だ、正直魔法だけで太刀打ちできる相手じゃない。
勇者斬(ブレイブスルーも使ってしまった)
奥の手の小瓶もここでは使えない。
だがそれでも。
「やらなきゃならないんだ!」
「笑止だです! 八咫烏(トリプルキック)モード!」
アヴドキアの足が漆黒に染まり三本足になる。
このままではイズクンゾが去ってしまう。
俺の背後から2つの影が通り抜けた。
「にゃにしてるバーガー! ここはミーとジゼルに任せるんだよ!」
「任せた!!」
「あ!待ちやがるです!」
「させにゃいよ!」
「何度も何度も何度も何度も!! ヤーの邪魔をするなです!!」
「止めるよ、それが今のミーに出来る事だから!」
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