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六章『ピクルス編』
第981話 100メートル
しおりを挟むオディットの攻撃によって開いた距離はざっと100メートル。
サガオが距離を詰める。すると昆虫の娘が走り出した。
「イリポーン、やめるのじゃ」
ルフレオが叫んだ、そうかルフレオと戦っていた子か。
「わ、大百足(ワンフッドレッド)モードッ!」
イリポーンが外骨格を隆起させて角を持つムカデじみた姿に体を変化させた。
「止まらぬか、しかたない、サガオたちはそのまま進めぃ、イリポーンはワシが相手しよう、隕石魔装(メテオーラ)フルプレート!!」
落ちる隕石で僅かに時間を稼ぎ角をいなして装着する。
「し、死んでください」
地面ごと突き上げる。この一撃は不味い!
「なんの! 隕石衝突(メテオスマッシュ)!」
跳躍してから真下に放つ隕石突きだ!
相殺した!
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