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六章『ピクルス編』
第963話 悪愛の魔女44
しおりを挟む「諦めないのだ! 童話の勇者は決して諦めないのだ!」
「クスクス、クスクス」
「よせ!サガオ!」
サガオの4本の剣がスカリーチェの体にヒットする。
「だから効きませんよ」
「ぐう!?」
スカリーチェの剣がサガオを貫く。
またしてもコックピットごとだ。
「勇者勇者って、勇気あるものは無謀に攻めてくれるから楽ちんっスね」
「ぐああああ!!」
何度も何度も突き刺される。
「サガオ!! これ以上は!!」
「今だ! やるのだ!!」
ルフレオがサガオの巨体の死角を利用してスカリーチェの背後に回り込み正拳突きを放つ。
スカリーチェは防御しない。
「振動とか力エネルギーーとか、そういったものも私には到達しないっス」
「がっ!!」
ルフレオが袈裟斬りにされた。
「弱すぎっス、えい」
灰界装甲から無数の棘が伸びる!
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