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六章『ピクルス編』
第957話 悪愛の魔女38
しおりを挟む「まず俺が行く、そのままいけるなら俺が殺す」
「またそれか!待てスカリーチェだけ魔法やスキルが使えるかもしれないのだぞ」
「だからその時はその時だっつってんだろ」
ギアが走っていく。やはり魔法加速がないためスピードは落ちる。しかし重量こそ感じさせるが遅い訳では無い。むしろこの方が体を動かしやすそうだな。
白黒の大きな鎧に包まれたスカリーチェは純白と漆黒の双剣を持っている。
右手側が黒で左手側が白だ。鎧の別れ方と一緒だな。
「死ね」
「クスクス」
KILLソードがスカリーチェの右肩にヒット。
ガードをしなかった。
「斬れねぇ」
「お返しっス」
漆黒の剣がギアの体を紙のように斬り裂いた。
「ギア!」
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