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六章『ピクルス編』
第939話 悪愛の魔女20
しおりを挟む「これがギアの秘密兵器……」
「そうポメ。僕たちは一年前の大戦争でたくさんの強者を見たポメ。その全てをあのキラーキラーキラーキラー、通称、機械龍キラードラゴンに詰め込んだんだポメ!」
ポラニアが熱く語る。
「気合装甲、神龍、強者たちの魔法にスキル。それらから発想を得た、あれはまさに神龍に並ぶ強さを持つ機体ポメ! 僕はそれを作ったポメ!!」
ギアの声がした。
「ポラニアめ、熱くなりやがって。待たせたな」
「それは危険っスね」
スカリーチェが三又槍(トライデント)を振るう。
ドームがどんどん潰されていく。ディザスターの腕が震え始める。
「……ッ。これ以上は持たない」
「そんなこんなところで死にたくねぇです!」
ギアがこちらに近づいてくる。
「まずはお前らだ。動くなよ」
「おいおいおいおい!!」
ギアが大口をあけて俺たちを丸呑みにした。
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