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六章『ピクルス編』
第902話 海底神殿攻略戦18
しおりを挟む「獣王斬!」
エリノアの剣から獅子型の赤い光が生成される。
そしてその獅子がエリノアを口に入れた。
矢が獅子に刺さるも貫通しない。
「これで効かにゃいよ!」
ああいう使い方もあるのか。
ジゼルは次のモーションに移っていた、さすがだ、どうやらこれも予測済みだったらしい。
「貫通氷矢(ストライクゼロ)」
ジゼルの放ったのは氷属性で魔力生成された矢だ。先ほどと同様に腕を発射台代わりにして放つ。
獅子を貫通する。エリノアは体を翻して躱した。
「どうしたエリー、もっと近づいて来い!」
「言うにゃ! もう知らにゃいからね!」
エリノアの体から黒い繊維状の魔力が溢れ出る。
イズクンゾの魔力を使うということか。
ジゼルは構えるそして叫んだ。
「英雄(スター)の星(オーラ)!流星魔装!!」
星型の篭手が全身を包む。魔力生成された星の鎧だ!
溜めた拳を全身を使って前に突き出す!
「青隕石群(ブルーメテオズ)」
キラキラと青に光る星型の隕石が次々に魔力生成される。あれは確実に獅子の耐久力を超える威力だ!
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