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五章『チーズ編』
第793話 大戦争156
しおりを挟むMAXソードが纏う勇者魔力が闇を照らす。
ズバズバと斬り進む。どこまで言っても闇闇闇!
『大気圏を出るの。宇宙なの!』
「宇宙でも活動できるか?」
『出来るの!』
「ならこのままだ!」
幸いにも今の俺の体は生き物じゃないパンだ!
無限に続く闇だというのならば、無限に戦い続ける気合が必要だ!
俺はこのまま。永遠に闇を照らし続けてやる!
「ぐあ!!」
闇がより一層濃くなって……
「否、否だ……俺は勇者だああ……ッ!!」
闇を抜ける。魔王の2つの目が俺を捉える。
「駆け上がってきたか。ならば我もこれを使うしかあるまい」
魔王は口を大きく開ける。
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