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五章『チーズ編』
第776話 大戦争139
しおりを挟む「つまり、この状況からさらにタイムリミットまでついたってことか」
「お主が死んでくれれば我もここに留まるつもりはないのだ、既に荒れ果てた魔界で神々を屠りさる」
みんなの命か、俺の命か、いや、俺が死ねば結果的に人類は滅ぶ、滅ぶのか?
アイナたちだけでも、逃がしてやりたいな。
『バーガー、諦めちゃダメなの』
この状況で諦めるなって、
「俺はこんなにも弱い」
「バーガー様!」
「ア、アイナ!?」
気づけばアイナが俺の前にいる。空間の魔力を固めて足場にしてこの高さまで来たんだ。
「どうして、ここは危険だ」
「一緒に戦います!」
「は、はは」
そうか、諦めてるのは俺だけか。
それはかっこ悪いな。
「魔王を倒すぞ」
「はい!」
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