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五章『チーズ編』
第772話 大戦争135
しおりを挟む魔王が怒ってる。
「ノヴァ、頼みがある」
「なになに? なんでも言ってよー」
「この鎖を外してくれないか?」
「え、どうして?」
「動けなくて困ってる」
「そうなんだ、そういう趣味なのかと思ってた」
「そういうことは詳しいのな!」
ノヴァは鎖を拳で砕く。
色々すごいなこの子。
「よし、俺たちは魔王を倒さなくちゃならない」
「どうして?」
「そうしないと人間が滅ぶからだ」
ノヴァは顔にクエスチョンマークを浮かべている。
だからどうしたと言わんばかりの困り顔だ。
『もっと簡単に言わないと伝わらないの』
「俺たちを助けてくれ!」
「もちろん!!」
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