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五章『チーズ編』
第732話 大戦争95
しおりを挟む「まあよい。我のために動くのであれば断る道理はない」
「ありがとうございます」
「おいコラ、話し合いは終わったか?」
クロスケがパロムを睨みつける。
「クロスケか、そんな姿でまだ生きていたとはね」
「お前の呪いなんざ屁でもねぇってことだよ」
そうか、あのパロムが三騎士に呪いを掛けたのか。
「ああ、ふふ、あはは。その呪いね。それはボクが試行錯誤していた時代のものさ。今は違う」
「どう違うってんだ?」
「学んだのさ」
パロムが両手を広げる、羽一枚一枚に精巧な魔法陣の様なものが描かれている。
「あれは」
「させるか!」
止めに入ろうとしたクロスケをグラップが止める。
黄金大剣を両羽で受け止めている。
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