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五章『チーズ編』
第634話 大戦争8
しおりを挟む魔獣チワワと言えば九大天王だ。それをヒマリに任せるというのか。
「念話(テレパシー)でヒマリを呼びなさーい」
「はい。ですが大丈夫なのですか?」
クレアも同じことを思っていたようだ。
「大丈夫な戦争などありませーん。我々で最大限にバックアップするのでーす」
「分かりました。腕利きの聖騎士たちをつけます。翼の魔導師に翼をさずけてもらい、直ちに現場に向かわせます」
「そうしてくださーい」
ヒマリを一人には出来ない。
「俺も行こう」
「ダメでーす。バーガーは魔王を倒すことのみに集中してもらいまーす」
「くっ」
俺は言葉を噛み殺す。
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