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四章『トマト編』
第503話 最後の修行43
しおりを挟む触手のような中太麺が筋肉の精霊に襲いかかる。
「麺ごときが、筋繊維に勝てると思うな!」
「それは魔力生成された人形に過ぎないネ。実際の筋肉ではないネ」
「ぐっ!」
たしかに!!
鞭のようにしなる中太麺の攻撃を筋肉の精霊はMソードを振り回して防ぐ。
「麺をいくら切ろうと『おかわり』はいくらでもあるヨ」
「それがどうした! アイナ!」
「はい!」
5本の矢がラーメンどんぶりにヒットする。
しかし即座に矢が抜けてヒビが修繕されていく。
「また『替え魂(ダマ)』か」
「お前たちに食いきれるわけがないネ」
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