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四章『トマト編』
第502話 最後の修行42
しおりを挟む「あの威力の魔法を防げるのか」
「冥土の土産に教えてやるネ。私は致死の攻撃を受けても即座に再生することができるヨ」
「なんだと」
「『替え魂(ダマ)』というスキルネ」
超再生能力持ちということか。
つまり再生の及ばないほどに消し炭にしなければならないということか。しかしもう勇者斬(ブレイブスルー)は撃てない。
軽率な行動? それも否、やつはその特異体質に甘んじて俺の攻撃を喰らった。そこを突けばあるいは・・・・・・
「バーガー様! 来ます!」
「ああ!」
なぁに、いまは俺たちが優勢だ。
ラーメンはまだ魔法を使っていない。好きにさせる道理もない!
「倒しきればいいだけだ!」
「それがどれだけ困難を極めるか、その身をもって知るがいいネ」
ラーメンどんぶりが高速移動する。急に起動を変える、それも無反動で、ビュビュビュと風を切る音がする。
「麺魔法(メンズマジック)」
またしても中太麺が溢れ出た。
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