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四章『トマト編』
第464話 最後の修行4
しおりを挟むそのあと近場の木の上にもいくつかの拠点を構えた。
これで逃げてもすぐに潜伏できるな。
「次はご飯ですね! 食べられる植物を探しましょうか?」
「そうだな、周囲の散策も兼ねていくか、できれば川を見つけたいが」
「任せてください、初めての場所でも、そこが森でなるならエルフにとっては庭も同然です」
頼もしすぎない?
アイナは宣言通り食べられる野草を厳選していく。
大きな葉っぱで作ったポシェットがパンパンになった。
「のどかわいたの!」
「水はこの葉から取れます」
そういうとアイナは肉厚な葉を指さした。
「どうやって水になるの?」
「水になるわけじゃないですが、こうやって」
アイナは葉っぱを元からちぎる。ジャンボ餃子みたいな大きさだ。
「先を切って、ほら!」
「水が出てきたの!」
「水筒草と言います」
「ごくごく! ぷはぁ! おいっしいの!」
「ふふ。これもいくつか採っておきましょう!」
時計はないが1時間ていどの探索で食材が集まった。
人の手が入っていないほぼ無人(グレイブ除く)の島の山菜だ。
そこで俺は問題に気づいく、アイナも山菜を大きな葉っぱに広げたところでそのとに気づいたようだ。
「誰が料理するんだ?」
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