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四章『トマト編』

第444話 海へ

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 数日後、王城前。
 しばらく帰ってこれないだろうから、また学校に一言伝えておいた。現代だったら終わってたな。

 今回は俺とアイナとスーで行くことになる。
 スーは海が怖いらしいが、寂しいから付いてくるそうだ。これを機に克服させてやろう。

 アイナの水着回の件だが、王都には水着がなかった。
 薄手のシャツと短パンをとりあえず持っていくことにした。

 少し遅れてオショーが到着する。

「お待たせしました。魔物使いを連れてきましたぞ」

 オショーの隣にいるのは派手なフードを深くかぶった。怪しい人だ。

「ああ、魔物使いは皆こんなファッションなので大丈夫ですぞ」
「ああ、それならいい」

 魔物使いは口笛を吹く。
 すると空から巨大な鳥が降りてきた。

「これは魔物か」
「その通りですな。この鳥は巨大鴉(ジャイアントクロウ)、Aクラスある魔物ですぞ」

 たしかにこれだけでかければ背中に乗って移動できそうだ。

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