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第十七話 襲う話
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俺が荷物を抱えて城に戻ると、廊下の真ん中でティユルが待ち構えていた。
「荷物を取りに行くのにどんだけ時間かかってるんだよ!」
彼はきゃんきゃんと吠える。俺はそれを適当にいなす。
「なんだよ、別にいいだろ。今日は俺休みなんだから」
「領主様がいないんだよ! 集まった農民たちの前で保養院の説明をしてほしかったのに……!」
「ええ!?」
ティユルが俺の襟をひっつかんで揺さぶる。
「どこに行ったか知ってるだろう!? いつもいつも領主様がセルジュのところでこそこそしているのを知っているんだぞ!」
「ぐえ……ご、誤解だよ! いつもオルム様が樹木園に来ているだけで……樹木園は探したか?」
「もうとっくに探したよ!」
ゆすぶられて頭が前後にがくがくと揺れる。
「じゃあ、俺にもわからないって!」
「んもう! この肝心なときに……! いっつもいっつも!」
「働かせすぎなんじゃないか? ちゃんと休みを入れてだな……」
「わかってるよ! っていうか、領主様の公務はふつうは毎日あるんだからね! それを三日に一回にしてるんだよ!? 十分少ないくらいだよ!」
「え……」
そうなのか。それは知らなかった。俺が黙り込むと、ティユルは指を一本俺に突き付けて命令した。
「お前も領主様を探してこい!」
ティユルに命じられ、俺は門のあたりに行った。そこにはソールが警備のために立っていた。
「オルム様、通った?」
ソールは首を振る。
「通っていない。……ティユルにも同じことを聞かれた」
「だよね~」
それからソールは昨夜大地母神と語らったという話をはじめた。俺はそれに相槌を打つ。
「じゃあ、大地母神っていうのはこの世で最も美しい神のことなのか……!」
「そういうことだ」
大真面目に俺は驚き、大真面目にソールはうなずく。俺たちはいたって真剣だ。
そうやって遊んでいるうちに、門に向かって一台の馬車が近づいてきた。馬車の左右には護衛の騎馬兵もいる。
それを見てソールが言う。
「エートル様の馬車だ」
「あ、戻って来られたのか」
オルム様がいないという話だったが、無事に終わったのだろうか。
「……まだ十歳なのに、大変だなぁ」
馬車は門前で一度止まる。ソールが馬車に駆け寄り、通行証を確認する。彼がうなずくと、馬車はゆっくりと動き出す。
馬車の後塵を見送って、俺は言った。
「エートル様も立派な方なんだな」
「オルム様の方がご立派だ」
「十歳と比べるって、どうなんだよ」
ソールはにやりと笑う。
「お前は、どっち派だ?」
「どっちって?」
「オルム様派か? エートル様派か?」
「意味わかんないんだけど」
ソールは俺と肩を組むと、声を落として言った。
「このシャテニエ領の領主様はどちらがふさわしいかという話だ」
「なんで?」
「領主の席はひとつ。オルム様とエートル様は親子ではない。オルム様に息子が生まれれば……。つまり、あとはわかるだろう? いつ戦いになってもいいようにしておかねばな。大地母神はオルム様を支持していらっしゃる」
それを聞いて、俺はソールに忠告した。俺は現実との境目がちゃんとわかる人間なのだ。
「病気もそこまでいくと深刻じゃないか?」
「うるさい。ちゃんとのれ」
ソールはがっかり、とでもいうように俺の後頭部をひっぱたいた。
それから俺は書庫を覗きに行った。そこではノワイエが何やら大きな箱を前に頭をひねっているところだった。
俺が入って来たことに気が付くと、彼は顔を上げて柔和な笑みを浮かべた。
「おや、セルジュ。今日はお休みの日では?」
「ティユルがオルム様を探すのを手伝ってくれと言うので」
「ああ……」
彼は天を仰ぐ。
「困ったものだね……。こちらには来ていないよ」
苦笑する彼に俺は尋ねる。
「オルム様、なにかあったんですか?」
「さて……。まあ、領主様は立派に領主を務めていらっしゃるが、まだ二十五歳だからね……」
彼は目を細める。
「先代が亡くなってから、あの方は必死に領地を支えてきたんだ。いろいろと考えることがあってもおかしくないでしょう?」
「いろいろ、ですか……?」
書庫に沈黙が落ちたとき、彼はぱっと表情を変えた。
「ところで、これを見てよ」
彼は大きな箱の中を示す。首を伸ばして覗き込むと、小さな金属の立方体が並んでいた。その立方体にはそれぞれ記号が彫ってある。
それがいったい何なのかわからず俺が首をひねると、ノワイエが説明してくれた。
「エンの国のものなんだよ」
「エンの……?」
「そう。彫ってあるのはエンの文字なんだって」
「文字?」
それは文字部分が浮き出るように彫ってある。俺はその表面を撫でる。黒い粉末が指についた。
「活版印刷というらしいんだ」
「カッパンインサツ……なんですか、それ」
ノワイエはインクと紙を取り出した。刷毛でインクをその立方体に塗っていく。
「これにインクをつけてね、紙を置くと、文字が紙に写される。文字はこう、こうやって一文字ずつ動かせるようになっているんだ。これがあれば、もう本を書き写さなくていいんだよ」
ノワイエが紙を外すと、そこにはたしかに文字が転写されていた。俺は目を丸くした。
「へえ。すごいや」
ノワイエは胸を張る。
「便利だと思ってね、職人に頼んで、フラヌ国の文字で作ってもらおうかと思っているんだよ。書庫にある航海日誌や冒険譚をこれでいっぱい作れたら、みんな読みたがるはずなんだ。それこそ大儲けだろう? でもさ、これ……」
ノワイエがため息をつく。
彼の手元では、転写された文字がどんどん歪んでいっていた。
俺は言った。
「インクが……にじんでますね」
文字は広がり、隣の文字と繋がっていく。これでは使い物にならないだろう。
ノワイエは頭を抱えた。
「エンとは使っている紙やインクが違うんだろうね」
「難しいんですね」
「新しいものを取り入れるというのは、どうしても、ね。ああ、これさえあれば、セルジュが書いている本もいっぱい印刷できると思ったのに」
「いやあ~……俺の本なんて」
俺は口ごもる。全然書けていない。乾いた笑みしか出ない。
ノワイエは次第に興奮しだす。
「そうだよ! 本! ねえ、君、本はどこまで書けたんだい!? 読みたいなぁ、読みたいよ!」
「い、いえ、あの、まだ……」
「ちょっとは進んだんだろう? そこまででいいからさぁ……!」
ノワイエの瞳孔が開いていく。なにかいけない薬でも飲んだのではないかと思うほどにガン決まっている。呼吸もはあはあと荒い。
「ひい! ほ、ほんとうにまだ何にも書けていないんですぅうう!」
俺は書庫から脱兎のごとく逃げ出した。
俺はそのまま樹木園に逃げ込んだ。振り返り、ノワイエが追ってきていないことを確認してほっと息をついた。
「あー……怖かった……」
実のところ、ほんとうに何も書けていない。書庫では本を読むので精いっぱいだ。それに、本を書こうにもまず樹木園の木々の話を聞かなくてはならない。
俺は毎日木々を質問攻めにしていた。彼らがもともといた国のこと、気候のこと、文化のこと、そして効能――。聞くことは山ほどあった。
ひと息つくと、俺は樹木園の中を見て回った。木の陰、東屋、井戸の側……。オルム様が好んで隠れている場所を見るが、やはりどこにも彼の姿はない。
俺はノワイエの言葉を思い出した。
「いろいろと考えることがある、か」
俺がつぶやくと、エラーブルがしたり顔で口を開く。
「年頃だからな。一日中悶々としていることだろう。お盛んなことだ」
「俺はもうつっこまないぞ」
「当たり前だ。貴様はつっこまれたい方だからな」
「おい! 頼むからもう少し上品にだな!」
なぜこうもこの森の精は品がないのか。
俺はため息をついた。なにやら疲れていた。
俺はつぶやく。
「どこに行ったんだろ、オルム様……」
「隠れているんだろう」
「隠れるって、どこで……?」
エラーブルは身を乗りだす。
「知りたいか? 教えてやってもいいぞ」
「え?」
「――いいか、人目がないところにいるのだ。しっかり襲うのだぞ」
エラーブルは狡猾に笑った。
「荷物を取りに行くのにどんだけ時間かかってるんだよ!」
彼はきゃんきゃんと吠える。俺はそれを適当にいなす。
「なんだよ、別にいいだろ。今日は俺休みなんだから」
「領主様がいないんだよ! 集まった農民たちの前で保養院の説明をしてほしかったのに……!」
「ええ!?」
ティユルが俺の襟をひっつかんで揺さぶる。
「どこに行ったか知ってるだろう!? いつもいつも領主様がセルジュのところでこそこそしているのを知っているんだぞ!」
「ぐえ……ご、誤解だよ! いつもオルム様が樹木園に来ているだけで……樹木園は探したか?」
「もうとっくに探したよ!」
ゆすぶられて頭が前後にがくがくと揺れる。
「じゃあ、俺にもわからないって!」
「んもう! この肝心なときに……! いっつもいっつも!」
「働かせすぎなんじゃないか? ちゃんと休みを入れてだな……」
「わかってるよ! っていうか、領主様の公務はふつうは毎日あるんだからね! それを三日に一回にしてるんだよ!? 十分少ないくらいだよ!」
「え……」
そうなのか。それは知らなかった。俺が黙り込むと、ティユルは指を一本俺に突き付けて命令した。
「お前も領主様を探してこい!」
ティユルに命じられ、俺は門のあたりに行った。そこにはソールが警備のために立っていた。
「オルム様、通った?」
ソールは首を振る。
「通っていない。……ティユルにも同じことを聞かれた」
「だよね~」
それからソールは昨夜大地母神と語らったという話をはじめた。俺はそれに相槌を打つ。
「じゃあ、大地母神っていうのはこの世で最も美しい神のことなのか……!」
「そういうことだ」
大真面目に俺は驚き、大真面目にソールはうなずく。俺たちはいたって真剣だ。
そうやって遊んでいるうちに、門に向かって一台の馬車が近づいてきた。馬車の左右には護衛の騎馬兵もいる。
それを見てソールが言う。
「エートル様の馬車だ」
「あ、戻って来られたのか」
オルム様がいないという話だったが、無事に終わったのだろうか。
「……まだ十歳なのに、大変だなぁ」
馬車は門前で一度止まる。ソールが馬車に駆け寄り、通行証を確認する。彼がうなずくと、馬車はゆっくりと動き出す。
馬車の後塵を見送って、俺は言った。
「エートル様も立派な方なんだな」
「オルム様の方がご立派だ」
「十歳と比べるって、どうなんだよ」
ソールはにやりと笑う。
「お前は、どっち派だ?」
「どっちって?」
「オルム様派か? エートル様派か?」
「意味わかんないんだけど」
ソールは俺と肩を組むと、声を落として言った。
「このシャテニエ領の領主様はどちらがふさわしいかという話だ」
「なんで?」
「領主の席はひとつ。オルム様とエートル様は親子ではない。オルム様に息子が生まれれば……。つまり、あとはわかるだろう? いつ戦いになってもいいようにしておかねばな。大地母神はオルム様を支持していらっしゃる」
それを聞いて、俺はソールに忠告した。俺は現実との境目がちゃんとわかる人間なのだ。
「病気もそこまでいくと深刻じゃないか?」
「うるさい。ちゃんとのれ」
ソールはがっかり、とでもいうように俺の後頭部をひっぱたいた。
それから俺は書庫を覗きに行った。そこではノワイエが何やら大きな箱を前に頭をひねっているところだった。
俺が入って来たことに気が付くと、彼は顔を上げて柔和な笑みを浮かべた。
「おや、セルジュ。今日はお休みの日では?」
「ティユルがオルム様を探すのを手伝ってくれと言うので」
「ああ……」
彼は天を仰ぐ。
「困ったものだね……。こちらには来ていないよ」
苦笑する彼に俺は尋ねる。
「オルム様、なにかあったんですか?」
「さて……。まあ、領主様は立派に領主を務めていらっしゃるが、まだ二十五歳だからね……」
彼は目を細める。
「先代が亡くなってから、あの方は必死に領地を支えてきたんだ。いろいろと考えることがあってもおかしくないでしょう?」
「いろいろ、ですか……?」
書庫に沈黙が落ちたとき、彼はぱっと表情を変えた。
「ところで、これを見てよ」
彼は大きな箱の中を示す。首を伸ばして覗き込むと、小さな金属の立方体が並んでいた。その立方体にはそれぞれ記号が彫ってある。
それがいったい何なのかわからず俺が首をひねると、ノワイエが説明してくれた。
「エンの国のものなんだよ」
「エンの……?」
「そう。彫ってあるのはエンの文字なんだって」
「文字?」
それは文字部分が浮き出るように彫ってある。俺はその表面を撫でる。黒い粉末が指についた。
「活版印刷というらしいんだ」
「カッパンインサツ……なんですか、それ」
ノワイエはインクと紙を取り出した。刷毛でインクをその立方体に塗っていく。
「これにインクをつけてね、紙を置くと、文字が紙に写される。文字はこう、こうやって一文字ずつ動かせるようになっているんだ。これがあれば、もう本を書き写さなくていいんだよ」
ノワイエが紙を外すと、そこにはたしかに文字が転写されていた。俺は目を丸くした。
「へえ。すごいや」
ノワイエは胸を張る。
「便利だと思ってね、職人に頼んで、フラヌ国の文字で作ってもらおうかと思っているんだよ。書庫にある航海日誌や冒険譚をこれでいっぱい作れたら、みんな読みたがるはずなんだ。それこそ大儲けだろう? でもさ、これ……」
ノワイエがため息をつく。
彼の手元では、転写された文字がどんどん歪んでいっていた。
俺は言った。
「インクが……にじんでますね」
文字は広がり、隣の文字と繋がっていく。これでは使い物にならないだろう。
ノワイエは頭を抱えた。
「エンとは使っている紙やインクが違うんだろうね」
「難しいんですね」
「新しいものを取り入れるというのは、どうしても、ね。ああ、これさえあれば、セルジュが書いている本もいっぱい印刷できると思ったのに」
「いやあ~……俺の本なんて」
俺は口ごもる。全然書けていない。乾いた笑みしか出ない。
ノワイエは次第に興奮しだす。
「そうだよ! 本! ねえ、君、本はどこまで書けたんだい!? 読みたいなぁ、読みたいよ!」
「い、いえ、あの、まだ……」
「ちょっとは進んだんだろう? そこまででいいからさぁ……!」
ノワイエの瞳孔が開いていく。なにかいけない薬でも飲んだのではないかと思うほどにガン決まっている。呼吸もはあはあと荒い。
「ひい! ほ、ほんとうにまだ何にも書けていないんですぅうう!」
俺は書庫から脱兎のごとく逃げ出した。
俺はそのまま樹木園に逃げ込んだ。振り返り、ノワイエが追ってきていないことを確認してほっと息をついた。
「あー……怖かった……」
実のところ、ほんとうに何も書けていない。書庫では本を読むので精いっぱいだ。それに、本を書こうにもまず樹木園の木々の話を聞かなくてはならない。
俺は毎日木々を質問攻めにしていた。彼らがもともといた国のこと、気候のこと、文化のこと、そして効能――。聞くことは山ほどあった。
ひと息つくと、俺は樹木園の中を見て回った。木の陰、東屋、井戸の側……。オルム様が好んで隠れている場所を見るが、やはりどこにも彼の姿はない。
俺はノワイエの言葉を思い出した。
「いろいろと考えることがある、か」
俺がつぶやくと、エラーブルがしたり顔で口を開く。
「年頃だからな。一日中悶々としていることだろう。お盛んなことだ」
「俺はもうつっこまないぞ」
「当たり前だ。貴様はつっこまれたい方だからな」
「おい! 頼むからもう少し上品にだな!」
なぜこうもこの森の精は品がないのか。
俺はため息をついた。なにやら疲れていた。
俺はつぶやく。
「どこに行ったんだろ、オルム様……」
「隠れているんだろう」
「隠れるって、どこで……?」
エラーブルは身を乗りだす。
「知りたいか? 教えてやってもいいぞ」
「え?」
「――いいか、人目がないところにいるのだ。しっかり襲うのだぞ」
エラーブルは狡猾に笑った。
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