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第十一話 でこぼこなふたり
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エラーブルは身勝手な精霊だと思う。勝手に俺を眷属にして、契約を結ばせて、それで勝手に姿を消すのだ。
彼が消えたあと、俺は悪態をついた。
「森の精ってもっとこう、恵みを与えてくれるんじゃないのかよ……!」
恵みはどこだ。俺だって農民なんだから森の恵みを与えられてもいいはずなのに。
頭を抱える。
そんな俺にパメラの木が声をかけてくれる。
『大丈夫?』
「う、うん……大丈夫」
『あのね、乾いているの……。水がほしい』
「え……」
慌てて俺は振り返ってパメラの木の根元を見る。そこは茶色い土に芝が生えていて、それほど乾いているようには見えないが――。
『苦しいの』
「わかったよ」
樹木園の入り口にあった井戸から水を汲み、彼の足元にかけてやる。
『……ありがとう』
彼の感謝の言葉を聞いて、俺は腹を括った。悩んでいても仕方がない。
――大事な樹木園だ。
ティユルの言葉を思い出す。樹木たちが元気を取り戻せば、オルム様はきっと喜んでくださるだろう。もちろん、エラーブルも。いいことばかりだ。
俺は「うんうん」とうなずいて、それから両手で両頬を叩いた。
「よし、順番に聞き取りだ!」
こうして樹木園の木々一本一本にどこが不調なのか、原因は何なのかと尋ねてまわった。
「こんにちは」
『こんにちは、眷属』
「どこの国から来たの?」
『ニレの国から』
「それって、どこ?」
『さあ。船に乗ったことは間違いないけど』
「船かあ……」
『船で気分が悪くなっちゃって』
「ああ、大丈夫か?」
『大丈夫じゃないよ。眩しい』
「眩しい?」
『この国の太陽は眩しすぎて』
「ああ、そういう……国によって太陽の明るさって違うのか」
『そう感じるね。喉も渇いている』
こうして俺は聞き取った内容を紙にまとめていく。熱い、寒い、眩しい、暗い、湿っている、乾いている……。
彼らの要望は多岐に渡る。しかし、ある程度は対策できる範疇だ。
しかし。
――植え替えした方がいいよなぁ……。
樹木園はそれなりの広さがある。風通しのいい場所、水はけのいい場所、日当たりのいい場所がある。
木々をそれぞれの要望に合わせて移動させてやるのが一番いいだろう。
俺が思案する。落ちていた細い枝を拾い、地面に地図を書いてどこにどの木を配するか書き記そうとして、手を止めた。
「痛ったぁ~……」
俺は右手を押さえてうめいた。
『なになに?』
『どうしたの?』
人懐っこい木々の何本かが声をかけてくれる。俺は長袖をまくって手首を確認する。
「いや、ちょっとさ、ここを怪我していて」
俺の手首は昨日――信じられないことに、昨日の話なのだ――生贄の儀式で手首を縛られた状態で吊るされたせいでずっと痛みが残っていた。
昨日見たときは赤く縄の跡が残っているだけだったが、今見ると紫色に変色して腫れあがっていた。
『大怪我……』
「……まあね」
俺は書き記すのをあきらめた。
今朝大寝坊をしたこともあって、太陽はもう傾き始めている。
今日はもう休もう。働き過ぎだ。俺には休む権利がある。
そのままその場にごろりと横になる。春風が吹き、それがなんとも心地よく頬を撫でていく。
見上げると、見慣れない枝が俺に影をつくってくれていた。
その木は変わった木だった。幹も枝もそれほど太くない。特に枝は細くて柔らかいようで、自重でしなっている。葉は細い。
その木が俺に声をかけた。
『私の枝をひとつあげるよ』
そう言って、木がぽとりと枝の先端を落としてきた。
俺はそれを拾い上げる。
木は続けた。
『私の故郷の国では、人間は痛いとき、いつも私を煎じて飲んでいたよ』
「……え、そうなの?」
『うん。あなたの怪我にも効くといいんだけれど』
「……ありがとう……。どこの国から来たんだ?」
『エン』
「エン、ねぇ……」
聞いたことのない国だ。おそらく、とても遠いのだろう。
「お前はなんていう木なんだ?」
『柳』
「ヤナギ?」
『こっちの人はウィローと呼んでいるけど』
「じゃあ、俺もウィローって呼んで……いや、待てよ。個別の名前があるんだよな?」
尋ねると、木はうれしそうに答えた。
『タムクシン』
「そっか。ありがとうな、タムクシン。枝、部屋に帰ったら飲んでみるよ」
そんな会話をしているとき、後ろから人の気配がした。
俺は大慌てで振り返る。そこには昨夜会った例の兵士がいた。
俺はひきつった笑みを浮かべる。
――また話しているところを聞かれたか……?
兵士は無表情で言う。
「……ティユルに言われて様子を見に来た」
「へ?」
「夕食の時間だ」
「あ……」
俺は起き上がって土を払う。言われてみれば、腹はぺこぺこだ。
「夕飯ってどこで食べるの?」
「使用人用の食堂だ」
「それって、どこ」
「案内してやる」
くるりと背を向けて、彼は歩き出す。俺はその後ろを追いかけた。
樹木園を抜け、庭の細い小道を抜けて城に入る。彼は大柄で一歩が大きい。
俺は小走りになりながら後をついていく。
途中、兵士が口を開いた。
「それで? その力は誰からもらったんだ?」
「え?」
俺の心臓が跳ねる。
――やっぱり、見られていた……?
心臓はやかましく鼓動を打つが、俺は平静を装って「何の話ですか」と言う。
兵士は足を止めて振り返った。
「ごまかさなくていい。お前も、やはり持っているんだろう? ――力を」
俺は彼を見上げてこぶしを握る。汗が背中を伝うのがわかった。
――お前も……? どういうことだ。彼もエラーブルと契約して力を得たということだろうか。彼もエラーブルがオルム様を探るために用意した人間なのだとしたら――。
黙りこくる俺の前で、兵士はゆっくりと剣を抜いた。
「俺は大地母神からこの力をもらった」
剣には「大地母神」と彫ってある。――ひどく下手な筆致で。
「……?」
「俺はこの剣を、マスターソードと名付けた」
「え?」
「くらえっ! 大地母神の怒り!」
彼は剣をふるう。「しゅっ、しゅん、すぱっ」という効果音付きだ。無論、その効果音は彼自身の口から出ている。
俺は硬直した。
――男児がかかるそういう病気……!
それに、兵士自身がかかっているのだ。
彼は一通り素振りを終えると、剣を鞘に戻した。そして満足げに笑う。
「俺たちは、力を与えられた仲間だろう?」
俺はなんともいえない気持ちで、しかし否定することもできなかった。
黒目黒髪の兵士は名をソールと名乗った。しかしそれは仮の名で、真の名は別にあるとかなんとか……。
俺たちは向かい合って食堂で夕食を食べた。
彼はそのいかつい外見が嘘のように饒舌に話した。俺はその話の半分以上は理解できなかった。
しかし、彼は俺という親友ができたことを喜んでいる。
「やっと話ができる奴に出会えた」
俺は乾いた笑いを落とす。
「あのさ、俺がその、木と話していることはさ……」
「わかっている。ふたりだけの秘密だ」
ソールは屈託なく笑う。それを見て、俺もつられて笑う。
――まあ、いいか。
友達は友達だ。つい昨日、村の友人をすべて失ってきたところだ。
新しい友人はたとえそういう病気の者だろうと大歓迎だ。
俺たちが水の入ったコップを合わせて友の誓いをしていると、そこにティユルが割り込んできた。
「ちょっと!」
彼は信じられない、といった様子で俺たちを交互に見る。
「なんでふたりで食べているのさ! いつの間に仲良くなったんだよ!」
ソールは答える。
「ティユル、お前がセルジュを探しに行けと言ったんじゃないか」
「なっ……! だからって、すぐそんなに仲良くならないだろう、ふつう!」
ティユルの様子を見て、俺はすぐにピンときた。俺はわりとその辺配慮ができる男だ。
俺はソールの隣の席を顎で示しながら言った。
「ティユルもいっしょに食べよう」
「……っ!」
ティユルはほんの少しためらう。その頬にみるみる赤みがさしていく。
しかしソールは空気を読まない。
「なに言っているんだ、セルジュ。今日は俺たちだけで食べよう。積もる話があるだろ?」
「こっちから願い下げだ! 馬鹿!」
ティユルは足取り荒く去って行った。残されたソールは他人事のように肩をすくめる。
「いつもああなんだ。変なやつだろう?」
「……前途多難だなって感じ」
「ん?」
「ティユルとは仲いいの?」
「ああ、幼馴染だ。代々シャテニエ家に仕えている」
「ふうん。……なーるほどなー」
生真面目なティユルに、そういう病気を患っているソール。
「……でこぼこな組み合わせだな」
案外、そういうのがうまくいくのかもしれないが。俺は新しい友人ができたことに感謝した。
彼が消えたあと、俺は悪態をついた。
「森の精ってもっとこう、恵みを与えてくれるんじゃないのかよ……!」
恵みはどこだ。俺だって農民なんだから森の恵みを与えられてもいいはずなのに。
頭を抱える。
そんな俺にパメラの木が声をかけてくれる。
『大丈夫?』
「う、うん……大丈夫」
『あのね、乾いているの……。水がほしい』
「え……」
慌てて俺は振り返ってパメラの木の根元を見る。そこは茶色い土に芝が生えていて、それほど乾いているようには見えないが――。
『苦しいの』
「わかったよ」
樹木園の入り口にあった井戸から水を汲み、彼の足元にかけてやる。
『……ありがとう』
彼の感謝の言葉を聞いて、俺は腹を括った。悩んでいても仕方がない。
――大事な樹木園だ。
ティユルの言葉を思い出す。樹木たちが元気を取り戻せば、オルム様はきっと喜んでくださるだろう。もちろん、エラーブルも。いいことばかりだ。
俺は「うんうん」とうなずいて、それから両手で両頬を叩いた。
「よし、順番に聞き取りだ!」
こうして樹木園の木々一本一本にどこが不調なのか、原因は何なのかと尋ねてまわった。
「こんにちは」
『こんにちは、眷属』
「どこの国から来たの?」
『ニレの国から』
「それって、どこ?」
『さあ。船に乗ったことは間違いないけど』
「船かあ……」
『船で気分が悪くなっちゃって』
「ああ、大丈夫か?」
『大丈夫じゃないよ。眩しい』
「眩しい?」
『この国の太陽は眩しすぎて』
「ああ、そういう……国によって太陽の明るさって違うのか」
『そう感じるね。喉も渇いている』
こうして俺は聞き取った内容を紙にまとめていく。熱い、寒い、眩しい、暗い、湿っている、乾いている……。
彼らの要望は多岐に渡る。しかし、ある程度は対策できる範疇だ。
しかし。
――植え替えした方がいいよなぁ……。
樹木園はそれなりの広さがある。風通しのいい場所、水はけのいい場所、日当たりのいい場所がある。
木々をそれぞれの要望に合わせて移動させてやるのが一番いいだろう。
俺が思案する。落ちていた細い枝を拾い、地面に地図を書いてどこにどの木を配するか書き記そうとして、手を止めた。
「痛ったぁ~……」
俺は右手を押さえてうめいた。
『なになに?』
『どうしたの?』
人懐っこい木々の何本かが声をかけてくれる。俺は長袖をまくって手首を確認する。
「いや、ちょっとさ、ここを怪我していて」
俺の手首は昨日――信じられないことに、昨日の話なのだ――生贄の儀式で手首を縛られた状態で吊るされたせいでずっと痛みが残っていた。
昨日見たときは赤く縄の跡が残っているだけだったが、今見ると紫色に変色して腫れあがっていた。
『大怪我……』
「……まあね」
俺は書き記すのをあきらめた。
今朝大寝坊をしたこともあって、太陽はもう傾き始めている。
今日はもう休もう。働き過ぎだ。俺には休む権利がある。
そのままその場にごろりと横になる。春風が吹き、それがなんとも心地よく頬を撫でていく。
見上げると、見慣れない枝が俺に影をつくってくれていた。
その木は変わった木だった。幹も枝もそれほど太くない。特に枝は細くて柔らかいようで、自重でしなっている。葉は細い。
その木が俺に声をかけた。
『私の枝をひとつあげるよ』
そう言って、木がぽとりと枝の先端を落としてきた。
俺はそれを拾い上げる。
木は続けた。
『私の故郷の国では、人間は痛いとき、いつも私を煎じて飲んでいたよ』
「……え、そうなの?」
『うん。あなたの怪我にも効くといいんだけれど』
「……ありがとう……。どこの国から来たんだ?」
『エン』
「エン、ねぇ……」
聞いたことのない国だ。おそらく、とても遠いのだろう。
「お前はなんていう木なんだ?」
『柳』
「ヤナギ?」
『こっちの人はウィローと呼んでいるけど』
「じゃあ、俺もウィローって呼んで……いや、待てよ。個別の名前があるんだよな?」
尋ねると、木はうれしそうに答えた。
『タムクシン』
「そっか。ありがとうな、タムクシン。枝、部屋に帰ったら飲んでみるよ」
そんな会話をしているとき、後ろから人の気配がした。
俺は大慌てで振り返る。そこには昨夜会った例の兵士がいた。
俺はひきつった笑みを浮かべる。
――また話しているところを聞かれたか……?
兵士は無表情で言う。
「……ティユルに言われて様子を見に来た」
「へ?」
「夕食の時間だ」
「あ……」
俺は起き上がって土を払う。言われてみれば、腹はぺこぺこだ。
「夕飯ってどこで食べるの?」
「使用人用の食堂だ」
「それって、どこ」
「案内してやる」
くるりと背を向けて、彼は歩き出す。俺はその後ろを追いかけた。
樹木園を抜け、庭の細い小道を抜けて城に入る。彼は大柄で一歩が大きい。
俺は小走りになりながら後をついていく。
途中、兵士が口を開いた。
「それで? その力は誰からもらったんだ?」
「え?」
俺の心臓が跳ねる。
――やっぱり、見られていた……?
心臓はやかましく鼓動を打つが、俺は平静を装って「何の話ですか」と言う。
兵士は足を止めて振り返った。
「ごまかさなくていい。お前も、やはり持っているんだろう? ――力を」
俺は彼を見上げてこぶしを握る。汗が背中を伝うのがわかった。
――お前も……? どういうことだ。彼もエラーブルと契約して力を得たということだろうか。彼もエラーブルがオルム様を探るために用意した人間なのだとしたら――。
黙りこくる俺の前で、兵士はゆっくりと剣を抜いた。
「俺は大地母神からこの力をもらった」
剣には「大地母神」と彫ってある。――ひどく下手な筆致で。
「……?」
「俺はこの剣を、マスターソードと名付けた」
「え?」
「くらえっ! 大地母神の怒り!」
彼は剣をふるう。「しゅっ、しゅん、すぱっ」という効果音付きだ。無論、その効果音は彼自身の口から出ている。
俺は硬直した。
――男児がかかるそういう病気……!
それに、兵士自身がかかっているのだ。
彼は一通り素振りを終えると、剣を鞘に戻した。そして満足げに笑う。
「俺たちは、力を与えられた仲間だろう?」
俺はなんともいえない気持ちで、しかし否定することもできなかった。
黒目黒髪の兵士は名をソールと名乗った。しかしそれは仮の名で、真の名は別にあるとかなんとか……。
俺たちは向かい合って食堂で夕食を食べた。
彼はそのいかつい外見が嘘のように饒舌に話した。俺はその話の半分以上は理解できなかった。
しかし、彼は俺という親友ができたことを喜んでいる。
「やっと話ができる奴に出会えた」
俺は乾いた笑いを落とす。
「あのさ、俺がその、木と話していることはさ……」
「わかっている。ふたりだけの秘密だ」
ソールは屈託なく笑う。それを見て、俺もつられて笑う。
――まあ、いいか。
友達は友達だ。つい昨日、村の友人をすべて失ってきたところだ。
新しい友人はたとえそういう病気の者だろうと大歓迎だ。
俺たちが水の入ったコップを合わせて友の誓いをしていると、そこにティユルが割り込んできた。
「ちょっと!」
彼は信じられない、といった様子で俺たちを交互に見る。
「なんでふたりで食べているのさ! いつの間に仲良くなったんだよ!」
ソールは答える。
「ティユル、お前がセルジュを探しに行けと言ったんじゃないか」
「なっ……! だからって、すぐそんなに仲良くならないだろう、ふつう!」
ティユルの様子を見て、俺はすぐにピンときた。俺はわりとその辺配慮ができる男だ。
俺はソールの隣の席を顎で示しながら言った。
「ティユルもいっしょに食べよう」
「……っ!」
ティユルはほんの少しためらう。その頬にみるみる赤みがさしていく。
しかしソールは空気を読まない。
「なに言っているんだ、セルジュ。今日は俺たちだけで食べよう。積もる話があるだろ?」
「こっちから願い下げだ! 馬鹿!」
ティユルは足取り荒く去って行った。残されたソールは他人事のように肩をすくめる。
「いつもああなんだ。変なやつだろう?」
「……前途多難だなって感じ」
「ん?」
「ティユルとは仲いいの?」
「ああ、幼馴染だ。代々シャテニエ家に仕えている」
「ふうん。……なーるほどなー」
生真面目なティユルに、そういう病気を患っているソール。
「……でこぼこな組み合わせだな」
案外、そういうのがうまくいくのかもしれないが。俺は新しい友人ができたことに感謝した。
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