僕らの青春はここにある。

たまご

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第二章 1年 1学期

体育祭〜俺を見てろ。全力綱引き!〜

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『続いては、、、学年別綱引き!!』





綱引きもリレーと同様に学年別で、うちのクラスはC組と対決だ。









『カイ、頑張ろうね!』




「うん!」









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈








『ピストルが鳴ったら綱を引っ張ってください。よーい、、、、』










パンッッッッッッ!!!!









『S組!!引っ張れー!!!』








「『『『オォ!!!!!』』』」







ぐっ、、、引きずられる、、、!!







『C組死ぬ気で引けぇぇ!!!!!!』










『『『『『うおぉぉぉぉぉぉ!!』』』』』











パンッッッッッッ!!!!












必死に縄に体重を乗せていたけどあっさり引っ張られてしまった。








『わぁぁぁ!!』








縄から手を離したとき、まだ縄を引っ張っていた僕の前にいるヒビキが倒れ込んできた。

  






咄嗟にヒビキの肩を抱いて支えて地面に手をつく。









「っと、!!おわっ、、!!」










ヒビキの前にいた数人も同時に倒れ込んだらしく、そのままドミノ倒しのようになった。









ドンッッ!














「、、、眩しい。」










快晴の空の眩しさに目を細めていたら、太陽にピンク色が重なって影ができた。










『わぁぁぁ!!カイ大丈夫?!必死に引っ張ってたら決着ついてたのに気付かなくて、、ごめん!!』








「大丈夫だよ。、、、あはは笑」









『ど、どうしたの?頭打ったから笑いのツボがズレたんじゃ、、、』








「頭はおかしくなってないよ笑 ただヒビキの髪が風でふわぁってなっててちょっとおもしろいなーと思って。あはは笑」







『問題なさそうだね、、、、髪が砂まみれだよ。あとでタオルで拭いてあげる。』








「ん、ありがとう。、、、ところで、この体勢は目立つんじゃないかな。」










『え、、!!あ、たしかに!そうだね!』









押し倒されたまま話していたんだから。








『うわぁぁ、、ここにいるのは絶対僕じゃないよ~、、』










「?ヒビキ以外に押し倒されても別に嬉しくないよ?」
 







『ん”ん″ンン、、違う、、そういうことじゃないけど、、ちょっとキュンってした、、』









他の人に押し倒されてたら気まずいだけだし、ヒビキが前でよかった。チガウ














『只今の勝負、C組の勝利です!!』











『みんなごめん~!!』






「あっさり負けた、、、」









『頑張ったな!』







『うちのクラスはリレーと二人三脚に戦力注いでるからなぁ。』






『綱引きはパワーが足りなかったか、、』

 



『C組は全員鍛えてる感あるよな。』






一人一人が出場できる種目数には限りがある。体格の良いメンバーをリレー系に持っていくとどうしても弱くなる種目が出てくる。全員がある程度強いC、D組は全ての種目に強い。









『負けっぱなしじゃいられねぇよな!!』







『次は勝つぞ!!』






あっ







『でもC組も青組だからリベンジはできないね~。カイ、タオル濡らしてきたから髪の毛拭かせて~。』






「ありがと。拭くのは自分でできるy『拭かせて~。』、、うん、お願いします。」






大人しくヒビキに頭を下げる。








『くっ、、、C組より先に大将を討つぞ!!』







『『『おー!!!!』』』










『あれ、ピヨちゃんじゃん。綱引き出るんじゃなかったっけー。まだやってるけどー、、あ、負けたの?』









『ひっ、、、』






『ペナルティー班隊長だっけ、、背高ぇ、、』





『となりは、風紀委員長か、、?』






『金髪が2人、、いや、3人、、』









「あ、イガラシ先輩、それにキサラギ先輩も。おはようございます。」








『おはよう。』







『おはよ~。で、負けちゃったの~?』


 






「はい。あっさり引っ張られてしまって。」


 




『そっか~。じゃあ勝ってあげる。』


 




「?綱引きって学年別ですよね?」







『戦うクラスは同じじゃん?俺らもC組とやるの。ねぇ、ショウ?』ニヤッ







『さっきまで綱持つのダルいって言ってたよな。、、やる気が出たなら何より。勝つぞ。』






『ってことで、勝ってくる~。』







「頑張ってください。」








『うん、頭打たないよーに気をつける~。』







「え、しっかり見てるじゃないですか!」









『あはは~笑













1年は耐え方がヌルいんだよ。お前ら、しっかり見とけよ。』




 






『目がガチだ、、、』



 

『あのギャップたまらんですね、、』





『これだから怖くてもファンが増えるんよ、、、』







、、、イケメンかよ。













┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈







『続いて2年C組対S組が対決!!』








『お前ら、これ負けたら、ただで帰れると思うなよ?』







『1位以外は最下位と同じ!!!生きて帰るぞ!!!!』







パンッッッ!!!!







『『うぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!』』























パンッッッ!!!!








『すげ、、先輩たち、腰の入り方半端ないわ、、、』





『ほんとに勝った、、、、』






『きゃぁぁぁぁ!!かっこいい!!!!』





『さすがは五十嵐ナギサ様と如月ショウ様だわ、、』






『どうしよう、、ファンになっちゃった、、』








有言実行はかっこいい、、けど、、、












「かけ声が物騒、、、」


  





『そこを含めて良いの!うん、最高!!』


 




うん、最高??












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