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第二章 1年 1学期
お風呂とお説教
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シキ先輩が帰ったあと、今日はもう休むことにした。
『カイ~。お風呂上がったよ。先に入らせてくれてありがと~。はぁ眠い。』
「ううん。じゃあ僕も入ってくる。」
ヒビキと入れ替わって僕もお風呂に入る。
「、、、、、一般生徒の寮って言っても広いよなぁ。副会長の部屋は凄かったけど、ここも家のお風呂と同じかそれ以上だし。」
寮生活のスケールに驚きながらもお湯にザブーンと浸かった。
明日から授業と生徒会の仕事が始まるんだよな、、、。両立をちゃんとしないと。成績落ちて退学だなんて恥ずかしすぎる。
「そういえば、部活、、、僕は入らなくてもいいんだよね。あれ、ユウトとヒビキは何部に入るんだろ。」
高等部は中等部とは別物だから、また入部届ださなきゃいけないよね。あとで聞いてみよ。
「ふぅ、、、ちょっと浸かりすぎたな。」
考え事をしてたら、20分もお風呂にいたようだ。洗面所もあるし、ヒビキに申し訳ないことをしてしまった。
「ヒビキ遅くなってごめん。」
急いで着替えてリビングに向かった。
『スーッ、、、金髪ははつよすぎる、、、むりぃ、、』
なんか言ってる、、けど寝てる?
「、、、ヒビキ?こんなとこで寝てたら風邪引くよ、、?」トントン
『、、推し活は、、、やめられにゃい、、』
起きないのでとりあえずブランケットをかけて、髪を乾かしにバスルームに戻った。
「あれ、ないな。」
ヒビキの髪は乾いてたから、あると思ったんだけど。
「あ、あった。」
一度リビングに戻ってみると、ヒビキの膝の上にドライヤーが乗っかっていた。
「起こさないように、、」
そっと取ろうとした時、
『っは!寝てた!』
勢いよく横を向いたヒビキと目が合った。
「あ、ごめんねヒビキ。
寝てたからドライヤーだけ取ろうとしてたんだけd『んぎゃあ!顔顔顔!!!』
「わっ!!ごめんっ、どうしたの?」
『、、、シンゾウトマルカトオモッタ。、、、はぁぁぁ、カイぃぃぃ、、、濡れた髪は反則なのぉぉぉぉ!!』
はい?何が反則だって?
「ごめん近かったね。悪気はなかったんだけd『いや近いのはいいの!濡れた髪がだめなんだよぉぉぉ』
あ、そっか。濡れたままで移動したら床が濡れるもんね。
共同生活って難しいな(ソウジャナイ
「ごめん。床が濡れるもんね。」
水が落ちないように髪をかき上げた。
『ッッッ‼︎ もう、違う!!
、、、、涼宮海副会長、ちょっとお話があります。』
髪を乾かしたあと、ヒビキの前に正座させられた。
「あの、お話とは、、」
パシッ‼︎
いきなり両手で顔を挟まれた。イヒャイ。
『よく聞いて。ここは男子校。女子禁制の場所なんだよ。この学園では女子と恋愛できないでしょ。だから、男同士の恋愛も普通にあることなの。
多様な恋愛が受け入れられてきた時代な上に、ここにはお金持ちもイケメンも多いし。
親衛隊に入りたい奴がたくさんいるって知った時点で分かったと思ってたよ、、、。はぁ、、カイみたいな子は攻めに狙われやすいんだよ。
、、ほんとに!気をつけないと!顔がいいのもっと自覚して!!
褒められて当然だって思うくらい、他の生徒会みたいに顔面の良さをひけらかして!!』
その後、ほっぺを引っ張られながら30分ほど怒られた。
『はぁ、、はぁ、、分かった?』
「ハイ。ワカリマシタ。」
『ちゃんと自覚した?』
「、、、ハイ。ジカクシマシタ。」
『本当に?』
やっと手を離してくれた。チョットイタカッタ。
「ヒビキがこんなにも言うんだから、きっとそうなんだよね。ユウトにもツカサ先輩にも言われたけど、ピンと来なかった。
“豪に入れば郷に従え”ってことだね。ひけらかすのはできないけど、もし褒められても反応しないようにするから。」
『少しは理解してくれたようでよかったよ。、、、カイはかわいいね?』
「ヒビキの方がかわい、、、あ、ありがとう?」
『よろしい。間違ってもむやみに人を褒めないようにね。勘違いするやつがいるから。』
「はい。ヒビキ先生。」
『はぁぁぁ、喋り過ぎたから喉が渇いた、、、』
「冷たいお茶淹れてくるね。冷蔵庫に緑茶と麦茶とコーン茶が入ってたけど、何がいい?」
『んー、緑茶で。』
「分かった。すぐに淹れてくるから座って待ってて。」ヨシヨシ
『⁈⁈ 立つ間際に頭を撫でられた、、、顔の良さは自覚したみたいだけど、天然タラシは治らないの、、、』
まだまだヒビキの心配は絶えないのだった。
『カイ~。お風呂上がったよ。先に入らせてくれてありがと~。はぁ眠い。』
「ううん。じゃあ僕も入ってくる。」
ヒビキと入れ替わって僕もお風呂に入る。
「、、、、、一般生徒の寮って言っても広いよなぁ。副会長の部屋は凄かったけど、ここも家のお風呂と同じかそれ以上だし。」
寮生活のスケールに驚きながらもお湯にザブーンと浸かった。
明日から授業と生徒会の仕事が始まるんだよな、、、。両立をちゃんとしないと。成績落ちて退学だなんて恥ずかしすぎる。
「そういえば、部活、、、僕は入らなくてもいいんだよね。あれ、ユウトとヒビキは何部に入るんだろ。」
高等部は中等部とは別物だから、また入部届ださなきゃいけないよね。あとで聞いてみよ。
「ふぅ、、、ちょっと浸かりすぎたな。」
考え事をしてたら、20分もお風呂にいたようだ。洗面所もあるし、ヒビキに申し訳ないことをしてしまった。
「ヒビキ遅くなってごめん。」
急いで着替えてリビングに向かった。
『スーッ、、、金髪ははつよすぎる、、、むりぃ、、』
なんか言ってる、、けど寝てる?
「、、、ヒビキ?こんなとこで寝てたら風邪引くよ、、?」トントン
『、、推し活は、、、やめられにゃい、、』
起きないのでとりあえずブランケットをかけて、髪を乾かしにバスルームに戻った。
「あれ、ないな。」
ヒビキの髪は乾いてたから、あると思ったんだけど。
「あ、あった。」
一度リビングに戻ってみると、ヒビキの膝の上にドライヤーが乗っかっていた。
「起こさないように、、」
そっと取ろうとした時、
『っは!寝てた!』
勢いよく横を向いたヒビキと目が合った。
「あ、ごめんねヒビキ。
寝てたからドライヤーだけ取ろうとしてたんだけd『んぎゃあ!顔顔顔!!!』
「わっ!!ごめんっ、どうしたの?」
『、、、シンゾウトマルカトオモッタ。、、、はぁぁぁ、カイぃぃぃ、、、濡れた髪は反則なのぉぉぉぉ!!』
はい?何が反則だって?
「ごめん近かったね。悪気はなかったんだけd『いや近いのはいいの!濡れた髪がだめなんだよぉぉぉ』
あ、そっか。濡れたままで移動したら床が濡れるもんね。
共同生活って難しいな(ソウジャナイ
「ごめん。床が濡れるもんね。」
水が落ちないように髪をかき上げた。
『ッッッ‼︎ もう、違う!!
、、、、涼宮海副会長、ちょっとお話があります。』
髪を乾かしたあと、ヒビキの前に正座させられた。
「あの、お話とは、、」
パシッ‼︎
いきなり両手で顔を挟まれた。イヒャイ。
『よく聞いて。ここは男子校。女子禁制の場所なんだよ。この学園では女子と恋愛できないでしょ。だから、男同士の恋愛も普通にあることなの。
多様な恋愛が受け入れられてきた時代な上に、ここにはお金持ちもイケメンも多いし。
親衛隊に入りたい奴がたくさんいるって知った時点で分かったと思ってたよ、、、。はぁ、、カイみたいな子は攻めに狙われやすいんだよ。
、、ほんとに!気をつけないと!顔がいいのもっと自覚して!!
褒められて当然だって思うくらい、他の生徒会みたいに顔面の良さをひけらかして!!』
その後、ほっぺを引っ張られながら30分ほど怒られた。
『はぁ、、はぁ、、分かった?』
「ハイ。ワカリマシタ。」
『ちゃんと自覚した?』
「、、、ハイ。ジカクシマシタ。」
『本当に?』
やっと手を離してくれた。チョットイタカッタ。
「ヒビキがこんなにも言うんだから、きっとそうなんだよね。ユウトにもツカサ先輩にも言われたけど、ピンと来なかった。
“豪に入れば郷に従え”ってことだね。ひけらかすのはできないけど、もし褒められても反応しないようにするから。」
『少しは理解してくれたようでよかったよ。、、、カイはかわいいね?』
「ヒビキの方がかわい、、、あ、ありがとう?」
『よろしい。間違ってもむやみに人を褒めないようにね。勘違いするやつがいるから。』
「はい。ヒビキ先生。」
『はぁぁぁ、喋り過ぎたから喉が渇いた、、、』
「冷たいお茶淹れてくるね。冷蔵庫に緑茶と麦茶とコーン茶が入ってたけど、何がいい?」
『んー、緑茶で。』
「分かった。すぐに淹れてくるから座って待ってて。」ヨシヨシ
『⁈⁈ 立つ間際に頭を撫でられた、、、顔の良さは自覚したみたいだけど、天然タラシは治らないの、、、』
まだまだヒビキの心配は絶えないのだった。
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