僕らの青春はここにある。

たまご

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第二章 1年 1学期

規則

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『ではカイ様、どのような規則にいたしましょう。』






ツカサ先輩のように“副会長の命令は絶対”なんて決めたら大ブーイングだよね。
 
会長から任命されたとはいえ、反対する人もきっとたくさんいるだろうなぁ。
でも僕は色んな人と仲良くなりたいな。
知り合いもいないしさっ。









「僕、友達が欲しいんですよね、、、





そうだ!月に一度、僕とトーク会をする。とか!」








『トーク会?』





『ブフッ笑笑 何それすごいおもしろいじゃん。』





『友達が欲しい、、いいですね笑 みんなカイ様に興味を持つでしょうね。』





「入隊してくれる人がいるんだったら、僕はその人たちと仲良くなりたいんです。」





『しかし、月に一度は難しいかもしれませんね。副会長は生徒会の中でも特に仕事が多いですから。』





「あ、そうですよね、、では、暇そうな時は声をかけてください、、とか?」






『それはダメ。ナンパされたいの?

半年に一度のトーク会に参加。主人が多忙な場合には親衛隊長の指示に従い、適切な交流をする、とか。』





「んー、それだと隊長への負担が」








『カイ様、任せてください。親衛隊を統括するために私がいるのです。私への負担など気にしなくてよろしいんですよ。』





「、、、トーク会は半年に1回に。でも、入隊してくれた人と一度は挨拶をする、にしましょう。シキ隊長には面会の同席をお願いします。はじめは忙しいけど、その方が楽でしょう?」







『気にしてくださってありがとうございます。』





「僕の隊長ですからね。ちゃんと気にかけますよ。」







『前会長様と顔は似ていても良い意味で違いますね、、、』コソッ










「2つ目は、、んー、やっぱり喧嘩はしないこと、かな。」






『うん、それは必須だね。』






『では2つ目に、暴力及び嫌がらせなどの悪質な行為を禁止とする。ですね。』






「はい、それでお願いします。あとは、、」





『やっぱり命令は遵守する。がいるんじゃない?』




それだと友達ができないような、、、







『それと、カイ様への恋愛感情は向けないこと。がいります。』







いやいや、向けられないでしょ。この学園はイケメンいっぱいいるんだよ?









「そもそも僕の親衛隊になりたい人は少ないでしょうし、その点は大丈夫なのでは、、、」










『『大丈夫じゃない』』











『はぁ、、変なところが無自覚で困りますね、、。私の知る限りでは、すでに3年に50人はいますよ。』











『カイのスピーチ、特に1年に好評だったからね。副会長が1年で一般家庭からの編入生。B~F組も興味をもってたし。100人くらいはいるかもね。』








「友達が増えるのは嬉しいけど、もしそんなに入隊してくれるなら、一人一人と話すのは難しいですかね。」







『それは私にはお任せを。それで、他はどうしますか?』








「そうですね、、、。主人は応援対象であり、友人であること。とか?」





『まぁ、、、、ちょっと不満はあるけど、いいんじゃない?』





『えぇ。友人という立場に収めることが重要ですからね。』







「ではとりあえずはこの3つでお願いします。」







『はい。では私はこれで失礼しますね。カイ様、改めて、私を貴方様の隊長に任命してくださってありがとうございます。』






「これから期待しています、シキ。」









『いいわこの関係、尊ッッッ』(ボソッ

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