僕らの青春はここにある。

たまご

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第一章 主人公 入学

生徒会ってすげぇぇぇぇ

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食器を下げに中央のカウンターまで行くと、さっきのイケメンシェフさんがいた。




「あの、ご馳走様でした。すごくおいしかったです。」



こちらに気づいていないみたいだから、声をかけてみる。



『!!それは良かったです。あの、、、食器はそのままでもよろしかったのですよ?』



え、片付けちゃいけなかったのか!!




「、、申し訳ありません!ルールを知らなかったもので、、」




『あ、いえ、ルールはありません。食器を持ってくる方は初めてでしたので、、』



あぁ、そういうことね。ここ広いから、フードコートにいる感覚だったんだよ、、なんか恥ずかしい!すごく!!



「そうなんですか、、。あの、でもまた片付けにきますね。シェフさんとお話しできますし。お時間がありそうな時に話しかけてもいいですか?」



『も、もちろんです。あの、お名前を教えていただいてもよろしいですか?』



「涼宮海と申します。1年S組です。」



『私は“柊”と申します。ところで、アイスはお好きですか?』



ん?



「はい、大好きです。」



『、、だ、大好き、、(小声

では、これをどうぞ。新作の桜アイスです。』




えぇぇ、すごく綺麗。アイスが桜の花びらの形になってるよ!!



「わぁ、すごく綺麗ですね。でも、僕頼んでませんよ、、?」



『サービスです。カイ様、とても可愛らしいので。』ニコッ



え、やだイケメン。これ女子なら惚れてるわ。



「あ、ありがとうございます。あの、“様”をつけるのは、、ちょっと、気が引けます。“君”とかでお願いします」




『では、カイくんと呼びますね。』



「はい、ヒイラギさん。」



アイスを受け取って、窓際の席から、2階を見渡せる席に移動した。


ほんのりと桜の香りのするピンクのアイスは、口の中で春を感じられて、すごくおいしかった。




「さて、、先輩たちは、、どこかなっと、、あ、いた。」




どうやらもう食べ終えたようで、3人で座っていた。


絵になるなぁ、、あの3人、、お育ちが違うよやっぱり。


しばらく見ていると、数人のいかにも可愛らしい子たちが3人に向かっていった。



『あ、あの!!お聞きしたいことがあります!!』



おお、大きな声だな。



『先代の会長様を引きずりおろして、生徒会を解体して、学園を乗っ取ろうとしているというのは本当ですか!!』



ひ、引きずりおろす、、乗っ取る、、、

ふはっ笑 何それすごい悪役じゃん笑笑



ツカサ先輩とウタ先輩が何やら話しているけど、ここまでは聞こえない。



でも、あの子たちは、どうやらうまく丸め込められたようだ。顔を赤くして、




『『『応援してます!!!』』』



だってさ。



その後も



『俺は認めねぇぞ!!!』



ツカサ先輩にタックルしに行った生徒をいとも簡単に躱して撃沈させたり




『あ、やばっ足が滑っ!!コケる!!』


『おっと、危ないですよ。大丈夫ですか?』



ウタ先輩がサラッと支えていたり



アヤト先輩はのんびりパフェを食べてご満悦の様子だったり



『『んーおいしい!!』』




双子先輩は自由だったり




『好きです!!』



『ん~?ありがとねぇ〇〇ちゃん。』




『神楽様!!僕も好きです!!』



『そっか、ありがとね〇〇ちゃん。』




ハヤト先輩は告白を全部受け流すけど、名前だけはしっかり覚えていたり








『月城様はいらっしゃらないの、、。』






たしかに見当たらない、、。見事に隠れてるね、、笑






なんか、、













生徒会ってすげぇぇ。












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