15 / 80
第一章 主人公 入学
副会長にならないか?と囁かれて、、生徒会特典に負けたとかそんなんじゃないから!!
しおりを挟む
『お前を迎えに来たんだよ。』
「、、、はっ、、ちょっと言い方が嫌です。迎えに、とはどういうことですか」
イケメンが含みのある言い方をするのはやめてほしい。
『生徒副会長にならないか』
ほう、副会長ね。姉さんが言ってたやつか。腹黒系ナントカカントカ‥‥‥
「それ、僕にメリットありますか?」
『あぁ、あるな。例えば、、、、、
ここの学食はランチで2000円、ディナーで5000円は飛ぶ。生徒会は少人数で業務や雑務を担い、生徒のために働かなければならない。だが生徒会役員に与えられるこのシルバーピンで全ての学食が無料になる。どうだ?食費が浮くのはお前にとっては嬉しいんじゃないか?』
「うぅぅ、、それは嬉し、、、、いや、でもそれだけじゃちょっと、、、」
食費に負けるな!!
『まだまだあるぞ。一人部屋がもらえる。一般生徒は2人部屋だ。そして1年は相方をランダムで選ばれるから仲がいい奴だとか、気になる奴と同じ部屋になれる確率は極めて低い。』
「‥‥‥」
魅力いっぱい‥‥
『次、図書館で借りられる本は一般生徒の2倍。10冊は借りられる。夏休みの課題なんかのときにはすごく役に立つ。また、一般生徒には入ることができない歴史書や貴重な書物が置いてある書庫に入ることができる。生徒会役員は優秀なものしか選ばれない。それ故に図書館で優遇される。』
本がいっぱい‥‥本は好きだ‥。
『次、外出許可証が不要。行事開催や業務で多忙なときの授業免除。これは、忙しいと言っておけばサボれる。成績さえ良ければ特に何も言われない。あぁ、それとここは全員部活に入らなければならないが、生徒会は部活に入るという義務がない。』
特別感しゅごい‥‥
いやでもなぁ生徒会なんて色々巻き込まれる未来しか存在しなi
「生徒会、入ります!」
先に言葉が出ていたよ。あはは。
『決定だな。じゃあこれ、シルバーピン。ネクタイに付けろ。それとこれは生徒副会長用のピンだ。これはシャツに付けるものだ。シャツと一緒に洗濯するなよ。そして、副会長の部屋のキーだ。』
ぽんぽんとツカサ先輩のポケットから色々なものが投げられて、急いでキャッチする。
「なんで先輩が持ってるんですか。」
やけに生徒会に詳しいし、勧誘がすごいんだよ負けたんだよこの人の説得力に!
『だから、お前を迎えに来たって言ったろ?
俺は、この学園の生徒会長”一条司”
10年ぶりの編入生を生徒会に誘いに来たんだよ』
風が吹き抜ける。
まだ桜が咲いている。
このお城のような学園のトップに立つ、
生徒会長がそこにいた。
「、、、はっ、、ちょっと言い方が嫌です。迎えに、とはどういうことですか」
イケメンが含みのある言い方をするのはやめてほしい。
『生徒副会長にならないか』
ほう、副会長ね。姉さんが言ってたやつか。腹黒系ナントカカントカ‥‥‥
「それ、僕にメリットありますか?」
『あぁ、あるな。例えば、、、、、
ここの学食はランチで2000円、ディナーで5000円は飛ぶ。生徒会は少人数で業務や雑務を担い、生徒のために働かなければならない。だが生徒会役員に与えられるこのシルバーピンで全ての学食が無料になる。どうだ?食費が浮くのはお前にとっては嬉しいんじゃないか?』
「うぅぅ、、それは嬉し、、、、いや、でもそれだけじゃちょっと、、、」
食費に負けるな!!
『まだまだあるぞ。一人部屋がもらえる。一般生徒は2人部屋だ。そして1年は相方をランダムで選ばれるから仲がいい奴だとか、気になる奴と同じ部屋になれる確率は極めて低い。』
「‥‥‥」
魅力いっぱい‥‥
『次、図書館で借りられる本は一般生徒の2倍。10冊は借りられる。夏休みの課題なんかのときにはすごく役に立つ。また、一般生徒には入ることができない歴史書や貴重な書物が置いてある書庫に入ることができる。生徒会役員は優秀なものしか選ばれない。それ故に図書館で優遇される。』
本がいっぱい‥‥本は好きだ‥。
『次、外出許可証が不要。行事開催や業務で多忙なときの授業免除。これは、忙しいと言っておけばサボれる。成績さえ良ければ特に何も言われない。あぁ、それとここは全員部活に入らなければならないが、生徒会は部活に入るという義務がない。』
特別感しゅごい‥‥
いやでもなぁ生徒会なんて色々巻き込まれる未来しか存在しなi
「生徒会、入ります!」
先に言葉が出ていたよ。あはは。
『決定だな。じゃあこれ、シルバーピン。ネクタイに付けろ。それとこれは生徒副会長用のピンだ。これはシャツに付けるものだ。シャツと一緒に洗濯するなよ。そして、副会長の部屋のキーだ。』
ぽんぽんとツカサ先輩のポケットから色々なものが投げられて、急いでキャッチする。
「なんで先輩が持ってるんですか。」
やけに生徒会に詳しいし、勧誘がすごいんだよ負けたんだよこの人の説得力に!
『だから、お前を迎えに来たって言ったろ?
俺は、この学園の生徒会長”一条司”
10年ぶりの編入生を生徒会に誘いに来たんだよ』
風が吹き抜ける。
まだ桜が咲いている。
このお城のような学園のトップに立つ、
生徒会長がそこにいた。
0
お気に入りに追加
82
あなたにおすすめの小説
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる