53 / 66
決意 6
しおりを挟む
「痛いのか?」
躰をふるわせその衝撃に耐えていると、映人は腰を引こうとしたが、必死に頭をふった。
息をととのえ震える手で、映人の腕にふれる。
痛くて涙を流したのではないことを、眼で訴えるとその先をうながした。
「········へい·········き·······大、丈夫だから」
苦しいのは長大なものをうめられた圧迫感だけだった。
映人が慎重に挿入れたおかげで、内壁は柔軟にうけとめ傷ついてもいなかった。
そして悠にとって戸惑ってしまうのは、その充足感だった。
奥深くにうめられた映人のものは、腰全体と内壁に甘い痺れをもたらせていた。
肉塊をくいしめるように、内壁が収縮し、悠のそこは映人の欲望をあじわうかのようにぴっちりと受けとめている。
そして映人自身にも耐えがたい快楽を与えていた。
手加減して抱くのもこれが限界で、悠の内壁は映人の欲望ぜんぶをつつみこみ、悠があさく呼吸するたびに内部がきゅっと、締まった。
熱く濡れた内壁で己の欲望を包んでいる悠のけなげな内奥をあじわってしまった映人の理性はここから崩壊しかけた。
「悠、うらみごとは後で聞く───動くぞ!」
「あぅ! やぁああああっ!」
いちど腰をひかれ再び奥深くに突き上げられると、断続的に躰をゆさぶられる。
先ほどの優しさとは違い、かなり乱暴な突き上げだった。
映人に開発された内壁は、凶器にからみつくように必死にうけとめ、そのたびに潤滑油が接合している部分からこぼれおちる。
最奥を突かれるたびに悠の眼に火花が散る感覚をもたらせたが、おいつきたくて映人の腕に両腕ですがりついていた。
「あっ······やぁっ!········あぁあ、あ!」
揺さぶられるたびに、いちばん太い部分で最奥を抉られる。
悠の陰茎も奥を突かれるたびに、透明の粘液がこぼれた。
ベッドは激しくきしみ、その音とともに映人の腰が悠の尻にうちつけられる。
そのたびに卑猥な粘着音が室内に響いた。
「あっ! そこっ·····やだぁっ───」
「───ココか?」
悠の声がせっぱつまったものに変わり、拡げさせられた両脚を閉じようとしたが、ふたたび膝をおおきく開かされ、映人がそこを狙いさだめるとしつこくせめたてた。
「っ······やぁああっ! やだっ、あぁぁ───」
目の縁に涙をため、容赦なくおくりこまれる悦楽に声をあげるしかなかった。
ごりごりと最奥のしこりを、いちばん太い部分でこすられる。
そうされると悲鳴のような声がもれたが、その艶声はあきらかに橋声にかわっていった。
かかげられた両脚がゆらゆらと揺れ、ぴんと脚先がつっぱると腰をよじる。
「さわ·······っ········て! おねが·······っ!」
高まった陰茎は蜜をこぼしゆらゆらとしていたが、そのさきに到達できなかった。
もうすこしの確かな快楽が欲しくて映人に訴えると、腰を打ちつけられるタイミングで、回された映人の掌でしごかれる。
映人の手のなかで限界まではりつめた悠の陰茎は白濁をふきあげ、その衝撃で内奥にある映人の欲望をしめつけた。
「や、ああぁぁ!」
「───っ!」
ひときわぐっと最奥をつかれ、熱い飛沫がふかい場所にはなたれる。
「········ぁ·······あぁ·········ぁ·······」
躰の奥を濡らされる感覚に、悠は瞳をとじて躰を弛緩させ、映人の長大な欲望が脈打つさまがリアルに感じられた。
欲をすべてはきだした映人は、そのままの姿勢で悠の頭の両脇に腕をつき、かすれた声で悠に声をかけた。
「大丈夫か?」
「·········うん」
躰をふるわせその衝撃に耐えていると、映人は腰を引こうとしたが、必死に頭をふった。
息をととのえ震える手で、映人の腕にふれる。
痛くて涙を流したのではないことを、眼で訴えるとその先をうながした。
「········へい·········き·······大、丈夫だから」
苦しいのは長大なものをうめられた圧迫感だけだった。
映人が慎重に挿入れたおかげで、内壁は柔軟にうけとめ傷ついてもいなかった。
そして悠にとって戸惑ってしまうのは、その充足感だった。
奥深くにうめられた映人のものは、腰全体と内壁に甘い痺れをもたらせていた。
肉塊をくいしめるように、内壁が収縮し、悠のそこは映人の欲望をあじわうかのようにぴっちりと受けとめている。
そして映人自身にも耐えがたい快楽を与えていた。
手加減して抱くのもこれが限界で、悠の内壁は映人の欲望ぜんぶをつつみこみ、悠があさく呼吸するたびに内部がきゅっと、締まった。
熱く濡れた内壁で己の欲望を包んでいる悠のけなげな内奥をあじわってしまった映人の理性はここから崩壊しかけた。
「悠、うらみごとは後で聞く───動くぞ!」
「あぅ! やぁああああっ!」
いちど腰をひかれ再び奥深くに突き上げられると、断続的に躰をゆさぶられる。
先ほどの優しさとは違い、かなり乱暴な突き上げだった。
映人に開発された内壁は、凶器にからみつくように必死にうけとめ、そのたびに潤滑油が接合している部分からこぼれおちる。
最奥を突かれるたびに悠の眼に火花が散る感覚をもたらせたが、おいつきたくて映人の腕に両腕ですがりついていた。
「あっ······やぁっ!········あぁあ、あ!」
揺さぶられるたびに、いちばん太い部分で最奥を抉られる。
悠の陰茎も奥を突かれるたびに、透明の粘液がこぼれた。
ベッドは激しくきしみ、その音とともに映人の腰が悠の尻にうちつけられる。
そのたびに卑猥な粘着音が室内に響いた。
「あっ! そこっ·····やだぁっ───」
「───ココか?」
悠の声がせっぱつまったものに変わり、拡げさせられた両脚を閉じようとしたが、ふたたび膝をおおきく開かされ、映人がそこを狙いさだめるとしつこくせめたてた。
「っ······やぁああっ! やだっ、あぁぁ───」
目の縁に涙をため、容赦なくおくりこまれる悦楽に声をあげるしかなかった。
ごりごりと最奥のしこりを、いちばん太い部分でこすられる。
そうされると悲鳴のような声がもれたが、その艶声はあきらかに橋声にかわっていった。
かかげられた両脚がゆらゆらと揺れ、ぴんと脚先がつっぱると腰をよじる。
「さわ·······っ········て! おねが·······っ!」
高まった陰茎は蜜をこぼしゆらゆらとしていたが、そのさきに到達できなかった。
もうすこしの確かな快楽が欲しくて映人に訴えると、腰を打ちつけられるタイミングで、回された映人の掌でしごかれる。
映人の手のなかで限界まではりつめた悠の陰茎は白濁をふきあげ、その衝撃で内奥にある映人の欲望をしめつけた。
「や、ああぁぁ!」
「───っ!」
ひときわぐっと最奥をつかれ、熱い飛沫がふかい場所にはなたれる。
「········ぁ·······あぁ·········ぁ·······」
躰の奥を濡らされる感覚に、悠は瞳をとじて躰を弛緩させ、映人の長大な欲望が脈打つさまがリアルに感じられた。
欲をすべてはきだした映人は、そのままの姿勢で悠の頭の両脇に腕をつき、かすれた声で悠に声をかけた。
「大丈夫か?」
「·········うん」
0
お気に入りに追加
127
あなたにおすすめの小説
死ニ至ル呪イ~望郷の想い出~
那周 ノン
ファンタジー
いつの間にか歴史上から姿を消したリベリア公国。
かつて存在したその国に、一人の少年が身を寄せることになった。
身近な者たちに不幸を呼び込み、死に至らしめる呪いを身に宿した少年――ハル。
ハルは己の持つ残酷な宿命に抗い、大切に想うものを守るために大きな決断を迫られる。
果たして、その決断の行く末は――。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
異世界ぼっち暮らし(神様と一緒!!)
藤雪たすく
BL
愛してくれない家族から旅立ち、希望に満ちた一人暮らしが始まるはずが……異世界で一人暮らしが始まった!?
手違いで人の命を巻き込む神様なんて信じません!!俺が信じる神様はこの世にただ一人……俺の推しは神様です!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる