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開発 6
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意地悪な映人の所業に、さすがの悠も頭に血がのぼり、さしだされた書類をひったくるように兄の手から奪った。
こんなやり取りも、先週指示書を取りに来たとき同じような事があり、その時は戸惑いが多かったので半泣きで会社を後にしたのだが、さすがに二度目となるといくら慕っている兄といえども、憎らしくもある。
ただ、責める捨てゼリフも吐けないのは、相手が映人だから。
きっ、と潤んだ瞳で睨むと、大股で室内をでていくのが精一杯だった。
「───っ」
兄との淫らなやり取りをした二時間後、やっとこの振動に慣れて来ていた悠は、なんとか書類作成に成功し、プリントアウトするとイスから立ち上がろうとした。
ランダムな振動で、あのローターじたいはさほど強烈な刺激でもなかったが、ほぼ初心者である悠は油断すると性感を刺激され、仕事どころではなくなってしまう。
挿入された時の位置がよかったのか、このままこなせそうだと思ったころだった。
ふいに立ち上がった時、内部のローターが腸壁をすべりおちいちばん感じるしこりにあたった。
「───っ········ぅ」
とたんに、脚から力がぬけしゃがみこみそうになる。
先ほどまで青かったといえる顔色は、赤く染まり再び周囲を心配させた。
「永原さん、やっぱり医務室行ってきた方がいいよ───さっきから変だよ」
先ほどすすめてくれた女子社員にそういわれ、悠はこくりとうなずいた。
「やっぱり、調子悪いみたいです───すみません、ちょっと行ってきます」
不振に思われないように、なるべく笑顔をつくりオフィスから飛び出した。
内部で振動していローターが、容赦なく前立腺を刺激し、このままでは他人に知られてしまう危険性があったからだった。
男子用トイレの個室にかけ込んだ悠は、急いで内部のものをとりだしてしまおうと思った。
映人の命令でも、こうなっては仕事もままならないし隆起していることを知られてしまったら、明日から出勤さえもできなくなる。
そう思いスラックスを下着ごと下げてしまう。
初め勇気がいったが、脚をひろげ触れたことのない場所に、震える指をのばした。
「───ん、ぅ」
ローターの振動はおさまっているいまがチャンスだと思った悠は、指を一本内奥に挿入してみたが、指先にかるく当たる程度だ。
奥深くにあったローターがすべり落ちてきたきたので、さほど深く指を入れなくても済むと思っていたが、甘かった。
指先あたったが触れるそばから奥に入ってしまい、その事実に冷や汗をかきながら目尻に涙がたまる。
眼をつむり、仕方なくもう二本面目の指をもぐりこませると、蕾に圧迫感がおそったが今はそんなことに躊躇している余裕はなかった。
多少のキツさは無視し、取り出すことだけを考える。
慎重にさぐり二本の指でつまもうとしたが、最中にローターが振動してしてしてしまい、指先からにげてしまった。
「あ······っ」
何度さぐっても、逆に奥に入ってしまい絶望感にうちひしがれる。
指で内部を探っていると、いちばん感じる場所をかすめてしまい、短い悲鳴をもらし、それに連動するように熱をもちはじめた陰茎は完全に勃起してしまっていた。
「う·······そ、やだっ」
先週アナルプラグの挿入の仕方と、抜きかたを映人に教えてられておりそこを擦られると勃起するのは当然と言われていたが、仕事中にこんな状態になってしまい戸惑いしかなかった。
蜜をこぼし震える陰茎に、眼をつむって手をそえゆるゆるとしごくと、まちかねたようにいっそう硬くなり、吐く息も荒くなった。
こんなやり取りも、先週指示書を取りに来たとき同じような事があり、その時は戸惑いが多かったので半泣きで会社を後にしたのだが、さすがに二度目となるといくら慕っている兄といえども、憎らしくもある。
ただ、責める捨てゼリフも吐けないのは、相手が映人だから。
きっ、と潤んだ瞳で睨むと、大股で室内をでていくのが精一杯だった。
「───っ」
兄との淫らなやり取りをした二時間後、やっとこの振動に慣れて来ていた悠は、なんとか書類作成に成功し、プリントアウトするとイスから立ち上がろうとした。
ランダムな振動で、あのローターじたいはさほど強烈な刺激でもなかったが、ほぼ初心者である悠は油断すると性感を刺激され、仕事どころではなくなってしまう。
挿入された時の位置がよかったのか、このままこなせそうだと思ったころだった。
ふいに立ち上がった時、内部のローターが腸壁をすべりおちいちばん感じるしこりにあたった。
「───っ········ぅ」
とたんに、脚から力がぬけしゃがみこみそうになる。
先ほどまで青かったといえる顔色は、赤く染まり再び周囲を心配させた。
「永原さん、やっぱり医務室行ってきた方がいいよ───さっきから変だよ」
先ほどすすめてくれた女子社員にそういわれ、悠はこくりとうなずいた。
「やっぱり、調子悪いみたいです───すみません、ちょっと行ってきます」
不振に思われないように、なるべく笑顔をつくりオフィスから飛び出した。
内部で振動していローターが、容赦なく前立腺を刺激し、このままでは他人に知られてしまう危険性があったからだった。
男子用トイレの個室にかけ込んだ悠は、急いで内部のものをとりだしてしまおうと思った。
映人の命令でも、こうなっては仕事もままならないし隆起していることを知られてしまったら、明日から出勤さえもできなくなる。
そう思いスラックスを下着ごと下げてしまう。
初め勇気がいったが、脚をひろげ触れたことのない場所に、震える指をのばした。
「───ん、ぅ」
ローターの振動はおさまっているいまがチャンスだと思った悠は、指を一本内奥に挿入してみたが、指先にかるく当たる程度だ。
奥深くにあったローターがすべり落ちてきたきたので、さほど深く指を入れなくても済むと思っていたが、甘かった。
指先あたったが触れるそばから奥に入ってしまい、その事実に冷や汗をかきながら目尻に涙がたまる。
眼をつむり、仕方なくもう二本面目の指をもぐりこませると、蕾に圧迫感がおそったが今はそんなことに躊躇している余裕はなかった。
多少のキツさは無視し、取り出すことだけを考える。
慎重にさぐり二本の指でつまもうとしたが、最中にローターが振動してしてしてしまい、指先からにげてしまった。
「あ······っ」
何度さぐっても、逆に奥に入ってしまい絶望感にうちひしがれる。
指で内部を探っていると、いちばん感じる場所をかすめてしまい、短い悲鳴をもらし、それに連動するように熱をもちはじめた陰茎は完全に勃起してしまっていた。
「う·······そ、やだっ」
先週アナルプラグの挿入の仕方と、抜きかたを映人に教えてられておりそこを擦られると勃起するのは当然と言われていたが、仕事中にこんな状態になってしまい戸惑いしかなかった。
蜜をこぼし震える陰茎に、眼をつむって手をそえゆるゆるとしごくと、まちかねたようにいっそう硬くなり、吐く息も荒くなった。
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