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番外編2
一目惚れ
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しばらく、シャーロットの背丈や体型についてギルバートに確認をとったり、入学する予定の学校の話をしていると、
「失礼します。旦那様が、伯爵夫人にご挨拶をとおっしゃっております。」
使用人が声をかける。
「まあ、侯爵様が?てっきり、王宮にいかれたのではと思って失礼しましたわ。無論です。」
とセーラとエリザベスは立ち上がる。
「ははは、どうぞお気になさらないでください。実は、たった今王宮から戻ってきたのです。」
ゼオン侯爵が入室し、セーラの手を軽く取り、手の甲に軽くキスをして、
「相変わらず、お美しい。夫人がお待ちとなれば、ご夫君の騎士団団長が、今日からお屋敷の方にきちんと戻られそうですな」
「まあ、侯爵、ご無沙汰しております。4年ぶりでしょうか?なかなか、王都に来られてもあまりパーティーには参加いただけなくて、寂しい思いをしているご婦人が多くいらっしゃいましてよ」
と返事をする。
「ははは、ご存知の通り妻を亡くしてからあまり派手なところに出席するのが億劫でしたからな。これからは、もう少し参加させていただくようにいたします。
さて、そちらのお美しいお嬢様をご紹介いただけますでしょうか?」
「失礼しました。こちらは、娘のエリザベスですの。今年17歳になります。」
「初めまして、エリザベス嬢、これからシャーロット嬢やギルバート君が、我が家の養子と養女になればお会いすることも増えると思います。」
と侯爵がにこりとエリザベスに向かって微笑むが、
エリザベスは、固まったままである。
「エリザベス嬢?」
と声をかけられて、はっと慌てて返事をする。
「は、はい、失礼いたしました。イーズス伯爵家の長女、エリザベスでございます。どうぞお見知りおきを」
と優雅にカーテシーをする。
「ほほほ、どうも、侯爵様とお会いして緊張したようです。お恥ずかしい限りですわ。と、ところで今日は、ギルバートに会いたかったこととあと、シャーロットの婚約式のドレスを作りたいと思いまいりましたの。」
何をやってるの、エリザベスはっ、いつもはもっと卒なく対応するくせにと思いながら、侯爵に弁解する。
「ははは、これはまた性急な。まだ、シャーロット嬢が婚約を受け入れるという連絡もきておりませんよ。まあ、アーサー殿のあの熱意を見ているとおそらくそういうことにはなるのでしょう。残念ながら、やもめの私では、養父となっても細かい配慮が難しいかもしれません。ぜひ、伯爵夫人にお願いできれば安心です。」
「ありがとうございます。早速、手配させていただきますわ。ところで、侯爵様、婚約式の会場のことでございますが・・・」
もう、エリザベスは、侯爵とセーラの話は耳に入ってこない。
「なんて、素敵な殿方なの?おいくつなのかしら?かなり私より年上だわ。いいえ、年なんて関係ない。やもめとおっしゃったもの、今は、お独り身ということだわ、まあ、これが恋なんだわ。どうしよう、どうすれば、この気持ちを伝えられるのかしら。ああ、もっと友人やアーサー兄上に聞いておけばよかったわ。」
もう頭の中は、好きという気持ちでいっぱいである。
「失礼します。旦那様が、伯爵夫人にご挨拶をとおっしゃっております。」
使用人が声をかける。
「まあ、侯爵様が?てっきり、王宮にいかれたのではと思って失礼しましたわ。無論です。」
とセーラとエリザベスは立ち上がる。
「ははは、どうぞお気になさらないでください。実は、たった今王宮から戻ってきたのです。」
ゼオン侯爵が入室し、セーラの手を軽く取り、手の甲に軽くキスをして、
「相変わらず、お美しい。夫人がお待ちとなれば、ご夫君の騎士団団長が、今日からお屋敷の方にきちんと戻られそうですな」
「まあ、侯爵、ご無沙汰しております。4年ぶりでしょうか?なかなか、王都に来られてもあまりパーティーには参加いただけなくて、寂しい思いをしているご婦人が多くいらっしゃいましてよ」
と返事をする。
「ははは、ご存知の通り妻を亡くしてからあまり派手なところに出席するのが億劫でしたからな。これからは、もう少し参加させていただくようにいたします。
さて、そちらのお美しいお嬢様をご紹介いただけますでしょうか?」
「失礼しました。こちらは、娘のエリザベスですの。今年17歳になります。」
「初めまして、エリザベス嬢、これからシャーロット嬢やギルバート君が、我が家の養子と養女になればお会いすることも増えると思います。」
と侯爵がにこりとエリザベスに向かって微笑むが、
エリザベスは、固まったままである。
「エリザベス嬢?」
と声をかけられて、はっと慌てて返事をする。
「は、はい、失礼いたしました。イーズス伯爵家の長女、エリザベスでございます。どうぞお見知りおきを」
と優雅にカーテシーをする。
「ほほほ、どうも、侯爵様とお会いして緊張したようです。お恥ずかしい限りですわ。と、ところで今日は、ギルバートに会いたかったこととあと、シャーロットの婚約式のドレスを作りたいと思いまいりましたの。」
何をやってるの、エリザベスはっ、いつもはもっと卒なく対応するくせにと思いながら、侯爵に弁解する。
「ははは、これはまた性急な。まだ、シャーロット嬢が婚約を受け入れるという連絡もきておりませんよ。まあ、アーサー殿のあの熱意を見ているとおそらくそういうことにはなるのでしょう。残念ながら、やもめの私では、養父となっても細かい配慮が難しいかもしれません。ぜひ、伯爵夫人にお願いできれば安心です。」
「ありがとうございます。早速、手配させていただきますわ。ところで、侯爵様、婚約式の会場のことでございますが・・・」
もう、エリザベスは、侯爵とセーラの話は耳に入ってこない。
「なんて、素敵な殿方なの?おいくつなのかしら?かなり私より年上だわ。いいえ、年なんて関係ない。やもめとおっしゃったもの、今は、お独り身ということだわ、まあ、これが恋なんだわ。どうしよう、どうすれば、この気持ちを伝えられるのかしら。ああ、もっと友人やアーサー兄上に聞いておけばよかったわ。」
もう頭の中は、好きという気持ちでいっぱいである。
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