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2.ルームシェアをすることになりました。
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ひかりが本当に契約して引っ越してきた日
ひかりの目が、眉間のシワが、かなりヤバかった。
ひかりは共有スペースしかまだ見ていないから………それなりに綺麗だから問題ないと思ったけど、、、
「あのさぁ、」
仁王立ちで腕を組みながら
全身を舐め回すように見て、一言。
「前もそうだったけど……その私服のセンス、それどーなの?」
…………ん?
目の前には、お洒落なTシャツにキャップを被ったひかり。
それから、私はいつものTシャツとジーパンのスタイル。
「え?普通??」
いつもこうだし?
首を傾げたらひかりは額に手を当てて深いため息。
いやだから、なんで?
「あのさぁ………家の中とはいっても今日俺が来た最初の日だよ?
そんな日にそのヨレヨレの色が抜けたような黒いTシャツと、妙に色が抜けたジーパンはなくない!?
前も似たような服装だったよ!?
ねぇ、そのTシャツ何年前!??」
ガーーッて勢いで言いたいことをぶち撒けられて
言われてから気づいたのはこのTシャツは10年くらい毎年着てるって新事実!
「10年くらい……かなぁ?……てへ」
「信じらんない!!
語尾を可愛くしたって駄目だからね!?
もーーっ!由依の私服がコレとは予想外だよ、、」
普段はライブでしか会わないし、ライブではライブTシャツ・ゴスロリ・甘ロリ・コスプレのどれかだったから
私服を知られるなんてなかったもんね……。
そう考えるとルームシェアって今まで隠せていた自堕落な部分が丸見えにされるようで、、、なんて恐ろしいのッ!?
「………とにかくまぁ、、これからはよろしくお願いします」
ひかりに握手を求められて
「こちらこそっ!よろしくです!!」
私も手を差し出した。
その瞬間はひかりも笑顔だったけど
私の部屋を見たら………ひかりから悲鳴が上がった。
今日から相方のギャ男とのルームシェアが始まります。
ひかりの目が、眉間のシワが、かなりヤバかった。
ひかりは共有スペースしかまだ見ていないから………それなりに綺麗だから問題ないと思ったけど、、、
「あのさぁ、」
仁王立ちで腕を組みながら
全身を舐め回すように見て、一言。
「前もそうだったけど……その私服のセンス、それどーなの?」
…………ん?
目の前には、お洒落なTシャツにキャップを被ったひかり。
それから、私はいつものTシャツとジーパンのスタイル。
「え?普通??」
いつもこうだし?
首を傾げたらひかりは額に手を当てて深いため息。
いやだから、なんで?
「あのさぁ………家の中とはいっても今日俺が来た最初の日だよ?
そんな日にそのヨレヨレの色が抜けたような黒いTシャツと、妙に色が抜けたジーパンはなくない!?
前も似たような服装だったよ!?
ねぇ、そのTシャツ何年前!??」
ガーーッて勢いで言いたいことをぶち撒けられて
言われてから気づいたのはこのTシャツは10年くらい毎年着てるって新事実!
「10年くらい……かなぁ?……てへ」
「信じらんない!!
語尾を可愛くしたって駄目だからね!?
もーーっ!由依の私服がコレとは予想外だよ、、」
普段はライブでしか会わないし、ライブではライブTシャツ・ゴスロリ・甘ロリ・コスプレのどれかだったから
私服を知られるなんてなかったもんね……。
そう考えるとルームシェアって今まで隠せていた自堕落な部分が丸見えにされるようで、、、なんて恐ろしいのッ!?
「………とにかくまぁ、、これからはよろしくお願いします」
ひかりに握手を求められて
「こちらこそっ!よろしくです!!」
私も手を差し出した。
その瞬間はひかりも笑顔だったけど
私の部屋を見たら………ひかりから悲鳴が上がった。
今日から相方のギャ男とのルームシェアが始まります。
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