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△恐怖の鬼ごっこ
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気づいたらホント………いないんだよ、トビくん。
「………気配はありませんね。死んだ?」
亮介くんは物騒な発言をサラリと言うし!
「状況に気づかずに隠れてるんじゃない?」
雪乃ちゃん………それは、“かくれんぼ”だよ。。。
「そこまで馬鹿ではないだろう……多分まぁ、トビの行き先はコイツが知ってるんじゃないかな?」
神代さんが指差すのは凍った鬼の手。
さすがに手に聞いても答えてはくれないだろうけど?
私が疑問に思っている間
神代さんはじ~っと雪乃ちゃんを見ていて、雪乃ちゃんも雪乃ちゃんで神代さんをじっと睨んでいた。
しばらく二人は無言で見つめ合っていたけど……
「はぁ~、、、もう、仕方ないなぁ。
お兄ちゃん、氷解いて?
私、この手にわざと捕まるから」
!!!?
嫌そうに言う雪乃ちゃんの言葉
私は言葉にならないくらいびっくりしたんですけど!!
「それしかないようだが……雪乃一人で大丈夫か?」
「お兄ちゃん心配性だなぁ。
大丈夫!私は雪女だよ?ヤバくなったら全部凍らせる」
たくましい雪乃ちゃんの言葉を聞いて、春樹くんは氷を解いた。
全員が固唾をのんで見守る中
解凍された手は勢いよく雪乃ちゃんを掴んで、、、地面の中に引きずり込んだ!!!?
「やっぱり地面かぁ」
「地面が沼みたいになって引きずり込まれたけど…もう地面は元通りですね」
「地面の下で呼吸はできるのだろうか……?」
びっくりする私をよそに物の怪さんたちは妙に冷静に分析していて……
私だけさっきからハラハラしている気がするのは気のせいかな?
「………気配はありませんね。死んだ?」
亮介くんは物騒な発言をサラリと言うし!
「状況に気づかずに隠れてるんじゃない?」
雪乃ちゃん………それは、“かくれんぼ”だよ。。。
「そこまで馬鹿ではないだろう……多分まぁ、トビの行き先はコイツが知ってるんじゃないかな?」
神代さんが指差すのは凍った鬼の手。
さすがに手に聞いても答えてはくれないだろうけど?
私が疑問に思っている間
神代さんはじ~っと雪乃ちゃんを見ていて、雪乃ちゃんも雪乃ちゃんで神代さんをじっと睨んでいた。
しばらく二人は無言で見つめ合っていたけど……
「はぁ~、、、もう、仕方ないなぁ。
お兄ちゃん、氷解いて?
私、この手にわざと捕まるから」
!!!?
嫌そうに言う雪乃ちゃんの言葉
私は言葉にならないくらいびっくりしたんですけど!!
「それしかないようだが……雪乃一人で大丈夫か?」
「お兄ちゃん心配性だなぁ。
大丈夫!私は雪女だよ?ヤバくなったら全部凍らせる」
たくましい雪乃ちゃんの言葉を聞いて、春樹くんは氷を解いた。
全員が固唾をのんで見守る中
解凍された手は勢いよく雪乃ちゃんを掴んで、、、地面の中に引きずり込んだ!!!?
「やっぱり地面かぁ」
「地面が沼みたいになって引きずり込まれたけど…もう地面は元通りですね」
「地面の下で呼吸はできるのだろうか……?」
びっくりする私をよそに物の怪さんたちは妙に冷静に分析していて……
私だけさっきからハラハラしている気がするのは気のせいかな?
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