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■雪が解けて、春
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その後は、驚くほど簡単に、全てが片付いた。
俺が結界石の力を借りた時、共に氷漬けになった元老も俺と結界石の会話を聞いていた。
その上、俺と雪乃が結界石が安置されている場所に近づくことすらできず
更に、今まで資格がないとされていた黒い瞳の姉妹が結界石を触れた上に扱えたから………俺は、長という立場から退く事がすんなりと決まった。
俺の出郷についても雪乃の仲間……健治さんが氷華と話をつけて、不問となった。
「俺たちは物の怪専門の相談所をやってるんだ。
雪乃の兄が困ってんなら相談所に乗るのが俺の役目。だから気にするな」
健治さんの言葉を聞いて、もっと早くに出会えていたなら…と、思いもしたが、、、だけど、まぁいい。
これからが、俺にはあるから。
「じゃあ、あたしの依頼も片付いたし、そろそろ帰ろうかしら?」
「あっ!帰る前に海鮮丼食いたい!北海道と言えば海の幸だろ?」
「僕も賛成。未唯さん、ご馳走様です」
「おっ!未唯のおごりか?じゃあ高いヤツにしようぜ」
雪乃の仲間たちが帰ろうとしていて
俺は一瞬、戸惑った。
「………何してるの?帰るよ?」
雪乃が立ち止まって俺に向かって手を差し伸べた。
そして、雪乃に気づいて皆が足を止めて俺を見ている。
「……あぁ、帰ろう」
笑って雪乃たちに声を掛けたら雪乃に腕を掴まれてグイグイ引っ張られた。
これからは兄妹一緒に、いられる事になった。
俺が結界石の力を借りた時、共に氷漬けになった元老も俺と結界石の会話を聞いていた。
その上、俺と雪乃が結界石が安置されている場所に近づくことすらできず
更に、今まで資格がないとされていた黒い瞳の姉妹が結界石を触れた上に扱えたから………俺は、長という立場から退く事がすんなりと決まった。
俺の出郷についても雪乃の仲間……健治さんが氷華と話をつけて、不問となった。
「俺たちは物の怪専門の相談所をやってるんだ。
雪乃の兄が困ってんなら相談所に乗るのが俺の役目。だから気にするな」
健治さんの言葉を聞いて、もっと早くに出会えていたなら…と、思いもしたが、、、だけど、まぁいい。
これからが、俺にはあるから。
「じゃあ、あたしの依頼も片付いたし、そろそろ帰ろうかしら?」
「あっ!帰る前に海鮮丼食いたい!北海道と言えば海の幸だろ?」
「僕も賛成。未唯さん、ご馳走様です」
「おっ!未唯のおごりか?じゃあ高いヤツにしようぜ」
雪乃の仲間たちが帰ろうとしていて
俺は一瞬、戸惑った。
「………何してるの?帰るよ?」
雪乃が立ち止まって俺に向かって手を差し伸べた。
そして、雪乃に気づいて皆が足を止めて俺を見ている。
「……あぁ、帰ろう」
笑って雪乃たちに声を掛けたら雪乃に腕を掴まれてグイグイ引っ張られた。
これからは兄妹一緒に、いられる事になった。
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