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●社長来訪
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ざっくりと未唯に齊藤サンについてを説明したら、呆れた様子だった。
「大丈夫ですよ。私、友達いないから皆さんが物の怪だって言う相手がいませんから」
「そう………なら、いいかしら……?」
そういう問題ではないけどね。
未唯も未唯で納得したっぽいからまぁいいか。
「ところで……ちょっと耳を疑う依頼が来たのよ。これ、見て」
未唯が見せてきたのは未唯のスマホに届いたメール。
政府のお偉いサンっぽい人からだったけど、、、
「北海道で謎の猛吹雪………場所は未開の地?……雪国の村か!」
北海道にある、人間が立ち入れない土地。
一年中雪が降る……雪に閉ざされた山の頂。それが未開の地。
政府は自然保護区に認定して、立ち入りを禁止している……って言うのが表向きで
真実は……その地に雪男と雪女が住んでいる雪国の村があるから人間を近寄らせないようにしているだけ。
東北地方にはそういう地がいくつかある。
ただ、猛吹雪なんて普通はありえないし
何より、北海道って………。
「雪乃の出身地?」
「そうなの。も~っビックリ!!
依頼は“吹雪の調査”だけだから、知り合いの雪男に頼んで見に行かせたんだけど……結界が張られてて中に入れなかったのよ。
雪男や雪女の作る雪の結界は同族なら無効化できるはずなのに……。
中がどういう状況か分からないけど、このままじゃ、北海道の雪男も雪女も滅ぶかもしれないわねぇ」
結界の外に出れないなら狩りもできないだろうから……餓死してもおかしくはないな。
確か、北海道の雪国の村の長は、、、
「………ありえない。村を守るのが長の勤め。
お兄ちゃんが同族を入れないようにするはずがない」
会話に夢中になってて気が付かなかった。
入り口には雪乃とトビと亮介が立っていて
雪乃が青い顔をしてずっと「ありえない」って言い続けていた。
「大丈夫ですよ。私、友達いないから皆さんが物の怪だって言う相手がいませんから」
「そう………なら、いいかしら……?」
そういう問題ではないけどね。
未唯も未唯で納得したっぽいからまぁいいか。
「ところで……ちょっと耳を疑う依頼が来たのよ。これ、見て」
未唯が見せてきたのは未唯のスマホに届いたメール。
政府のお偉いサンっぽい人からだったけど、、、
「北海道で謎の猛吹雪………場所は未開の地?……雪国の村か!」
北海道にある、人間が立ち入れない土地。
一年中雪が降る……雪に閉ざされた山の頂。それが未開の地。
政府は自然保護区に認定して、立ち入りを禁止している……って言うのが表向きで
真実は……その地に雪男と雪女が住んでいる雪国の村があるから人間を近寄らせないようにしているだけ。
東北地方にはそういう地がいくつかある。
ただ、猛吹雪なんて普通はありえないし
何より、北海道って………。
「雪乃の出身地?」
「そうなの。も~っビックリ!!
依頼は“吹雪の調査”だけだから、知り合いの雪男に頼んで見に行かせたんだけど……結界が張られてて中に入れなかったのよ。
雪男や雪女の作る雪の結界は同族なら無効化できるはずなのに……。
中がどういう状況か分からないけど、このままじゃ、北海道の雪男も雪女も滅ぶかもしれないわねぇ」
結界の外に出れないなら狩りもできないだろうから……餓死してもおかしくはないな。
確か、北海道の雪国の村の長は、、、
「………ありえない。村を守るのが長の勤め。
お兄ちゃんが同族を入れないようにするはずがない」
会話に夢中になってて気が付かなかった。
入り口には雪乃とトビと亮介が立っていて
雪乃が青い顔をしてずっと「ありえない」って言い続けていた。
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