立花家へようこそ!

由奈(YUNA)

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17.高校2年生になりました

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それからはバタバタとした日々を過ごしていた。


お母さんは早くにアメリカに戻ったし、私が立花家に来て1年を越えた。


バタバタした日々の理由は、新学期に向けた明くんの制服や教科書の準備



「新しいノートがほしい」

「新しいペンケースにしたいなぁ」

「シャープペンがないっ!」


っていうのを小出しに言われて大体私と唯斗くんが買い物に付き合うという……。


「一回で揃えろよ!」

「だってぇ、あると思ったらなかったり、使えると思ったら使えなかったんだもん」

「だから一回で全てを確認しろって、、」


明くんに文句を言いながらも付き合う唯斗くんは真面目だし面倒見がいいと思う。






迎えた新学期



私の通う学校は毎年クラス替えがある。



新しいクラスの発表は、教室の扉にクラス名簿を貼り出す形。


1組から順番に見ていかなくちゃいけなくて、1組の前はすでに混雑。



1組、2組、と順に見ていくけど私の名前はない。


4組でようやく私の名前を見つけた。


しかも、私の前には“酒井ひな”と“佐藤遥加”って名前……


「心ちゃん、おはよっ!

また同じクラスだよ~!ひなちゃんと遥加ちゃんとめぐも!」


美羽ちゃんがきて教えてくれた。

確かに、美羽ちゃんとめぐちゃんの名前もある。



あとは………


まだ見たかったけど、私の後ろにはまだたくさんの人。

ここでゆっくり見ていたら邪魔になるよね?


「教室入ろうか?」

「うん、そうだね!」


美羽ちゃんと一緒に教室に入って


席を確認すると今年はひなちゃん・遥加ちゃん・私の順で席が並んでる。


さすが名字が同じ“さ行”だなぁと関心。


去年は私が一番前の席だったから……それは回避できたのが良かった。 


「凄いね!三人縦一列だぁ」


美羽ちゃんは羨ましそう。

美羽ちゃんの席の周りは私の知らない人の名前。



そして、気づいた。

遥加ちゃんの隣の席、白井くんだって事。

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