25 / 28
短編
うさぎさん 8【R-18】
しおりを挟む
こちらのお話をほとんど書いていない状態で公開してしまっておりました。
大変申し訳ございませんでした。
実際はこちらになります。
よろしくお願いします。
「ん…。」
目を開けると、ぱっちりと目を開けたアイくんの顔が飛び込んでくる。
「あ,起きた。おはようございます。」
いつもの愛おしそうなものを見る目で頭を撫でてくれる。気持ちいい…。
好き。
「ん~…。好き。」
「俺も好きです。」
あれ…。今めちゃくちゃストレートに好きって言った?心の声漏れた?
……恥ずかしい。
めちゃくちゃストレートに返されたし。
いたたまれなくなって布団に顔を埋める。
「あれ、隠れちゃった。可愛い。」
「今のなし…。」
「ダメですよ。俺ちゃんと1番に好きって返しましたもん。」
「うぅ……それも忘れて。恥ずかしい。」
「やだ。一生忘れない。」
本当にいい性格してるわこいつ…。
「昨日のさきさん可愛かったです。」
「言うな。まじで言うな。」
昨日あれから全力で抱き潰されたからな…。
それはもうすごかった。
俺もだいぶぐずぐずになった記憶はある。が、正直思い出したくもない。記憶消したい。
「ああいうのもたまにはいいね。」
「一生やらねえ。」
「次はねこやってほしいなぁ。猫耳絶対可愛い。」
「調子乗んな。」
「今度一緒に買いに行こ。」
こいつは話が通じないのか。
……こいつとか思っちゃったよ。ひどすぎて。
「人の話を聞け。買いにも行かないし。今日みたいになるの絶対嫌だし。あと調子乗るからだめ。」
「それはまぁ。ごめんなさい。でもさきさんが可愛いのが悪いんですよ。」
「反省してないな。しばらくなしね。」
「え!しばらくって事はいつかいいって事ですよね?楽しみだなぁ~。」
「あー…。」
どうしてこういつも俺はばかなのかな。
全俺が呆れる。
「まあ、いい子にしてたらね。」
そして甘すぎる。
また全俺が呆れてる。溜め息の嵐。
「はい!」
「はぁ…。」
なんかいつも丸め込まれてる気がする。
「でも、本当にありがとうございました。さきさんが僕のために頑張ってくれてるの本当に嬉しかったし、なによりめちゃくちゃ可愛かったです。とってもいい栄養になりました。」
「栄養…?」
「栄養です。」
「そうか。」
よくわからないけれど、アイ君が真剣な顔で変なことを言っている時は大抵くだらない上、聞くとめんどくさくなる事がほとんどなのでスルーさせていただく。
うん。嬉しそうだからいいや。
「映画いきましょうね。」
「ん…。楽しみにしてる。」
「んふふ。可愛い。俺も楽しみにしてます。
そろそろ起きます?コーヒー飲む?」
「ん。飲む。」
アイ君は泊まった時、いつもコーヒーを準備してくれる。
アイ君も俺も朝ごはんを食べないから、コーヒーが朝ごはんのようなものだ。
「じゃあ準備してくるので。」
「ん。ありがと。」
俺の頭にちゅっとキスをして、そのままキッチンへ向かっていった。
「かっこよすぎんだろ…。」
大変申し訳ございませんでした。
実際はこちらになります。
よろしくお願いします。
「ん…。」
目を開けると、ぱっちりと目を開けたアイくんの顔が飛び込んでくる。
「あ,起きた。おはようございます。」
いつもの愛おしそうなものを見る目で頭を撫でてくれる。気持ちいい…。
好き。
「ん~…。好き。」
「俺も好きです。」
あれ…。今めちゃくちゃストレートに好きって言った?心の声漏れた?
……恥ずかしい。
めちゃくちゃストレートに返されたし。
いたたまれなくなって布団に顔を埋める。
「あれ、隠れちゃった。可愛い。」
「今のなし…。」
「ダメですよ。俺ちゃんと1番に好きって返しましたもん。」
「うぅ……それも忘れて。恥ずかしい。」
「やだ。一生忘れない。」
本当にいい性格してるわこいつ…。
「昨日のさきさん可愛かったです。」
「言うな。まじで言うな。」
昨日あれから全力で抱き潰されたからな…。
それはもうすごかった。
俺もだいぶぐずぐずになった記憶はある。が、正直思い出したくもない。記憶消したい。
「ああいうのもたまにはいいね。」
「一生やらねえ。」
「次はねこやってほしいなぁ。猫耳絶対可愛い。」
「調子乗んな。」
「今度一緒に買いに行こ。」
こいつは話が通じないのか。
……こいつとか思っちゃったよ。ひどすぎて。
「人の話を聞け。買いにも行かないし。今日みたいになるの絶対嫌だし。あと調子乗るからだめ。」
「それはまぁ。ごめんなさい。でもさきさんが可愛いのが悪いんですよ。」
「反省してないな。しばらくなしね。」
「え!しばらくって事はいつかいいって事ですよね?楽しみだなぁ~。」
「あー…。」
どうしてこういつも俺はばかなのかな。
全俺が呆れる。
「まあ、いい子にしてたらね。」
そして甘すぎる。
また全俺が呆れてる。溜め息の嵐。
「はい!」
「はぁ…。」
なんかいつも丸め込まれてる気がする。
「でも、本当にありがとうございました。さきさんが僕のために頑張ってくれてるの本当に嬉しかったし、なによりめちゃくちゃ可愛かったです。とってもいい栄養になりました。」
「栄養…?」
「栄養です。」
「そうか。」
よくわからないけれど、アイ君が真剣な顔で変なことを言っている時は大抵くだらない上、聞くとめんどくさくなる事がほとんどなのでスルーさせていただく。
うん。嬉しそうだからいいや。
「映画いきましょうね。」
「ん…。楽しみにしてる。」
「んふふ。可愛い。俺も楽しみにしてます。
そろそろ起きます?コーヒー飲む?」
「ん。飲む。」
アイ君は泊まった時、いつもコーヒーを準備してくれる。
アイ君も俺も朝ごはんを食べないから、コーヒーが朝ごはんのようなものだ。
「じゃあ準備してくるので。」
「ん。ありがと。」
俺の頭にちゅっとキスをして、そのままキッチンへ向かっていった。
「かっこよすぎんだろ…。」
10
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説

【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる