上 下
11 / 28
短編

キスがしたかっただけなのに 1 【R-18】

しおりを挟む
がっつりとした性表現、また、過去の女性との匂わせあります
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あのままベッドに直行し、アイ君に顔を撫でられる。
あんな啖呵を切ったものの、実際に時が訪れると緊張する。

「さきさん。今更確認なんですけど、さきさんは抱かれたいであってます?」

そういえば考えた事なかった。
というか抱かれる気満々だった…。
普通これって揉めるもんなの?俺が抱きたい!みたいな?
俺やばい?
でもアイ君を抱くのとか想像できないし…

「えっ…とー。」

なんて言えばいいのかわからなくて迷っていると、アイ君が気まずそうに口を開いた。

「あー、いや、全部受けいれてくれたから…そっちかなって。もし抱きたいほうだったら協議するんですけど。」

協議。

じゃあアイ君は抱きたいんだ。俺のこと。
さっきの流れのままいけば確実に俺が抱かれる方だったのに、ちゃんと確認をとってくれる。
そういうアイ君だからすんなりと受け入れられたんだよね。きっと。

「アイ君は抱きたい方だよね。」

「抱きたいです。くそほど甘やかしたい。」

「じゃあ、甘やかして欲しい。抱かれたい…です。」

「ん。言ってくれてありがとう。じゃあそれで。」

アイ君から深いキスをされる。

「んっ…ぅ…ぁっ…」

しばらくキスに夢中になっていると、
急に乳首をつままれる。

「んぁっ!?」

「…。」

待って変な声出た。アイ君真顔だし…ひかれた?
次の瞬間アイ君の顔が下に降りていって、思いっきり乳首を吸われる。

「ひゃあっ!?まって!だめっあっ…やだっんっ…!」

「さきさん乳首感じるの?」

口も手も止めずに聞いてくる。

「あっやだ!歯たてないでっんんっ…!」

「普通ここまで感じないですよね。元カノに調教でもされた?」

初っ端から元カノの話はルール違反じゃねえ…?
でもこの状況で嘘なんてつけなくて、本当のことを言われた俺は頷くしかない。

「ふーん…。乳首でイった事は?」

急に真顔になったかと思ったら何を聞いてくるんだこいつは。
もちろん俺の乳首をこねる手はとまらない。
怒ってる…?

「ないっ!そこまではむり…っ!」

「そっか。じゃあここだけでイけたら俺で上書きできますね。」

「んぇ…?」

「んー?さきさんをこんな可愛くされたのむかつくから、俺がもっと可愛くしてあげるってことですよ。」

「ひゃんっ!」

話すと同時にぎゅっと乳首を握られる。
嫉妬か?最初っから嫉妬か!?

「はぁ…可愛い。いつかここだけでイけるようにしましょうね。今日はやらないけど、俺が、さきさんの身体変えてあげますからね。」

え…ここって乳首…?

「やだぁ…これ以上はやだ!へんになぅ…」

「変になろ。おれが変にしてあげる。」

「やだぁ…。」

その間にもアイくんの手はとまらなくて、俺はぐずぐずにされてしまう。
初めから全部がハードすぎない…?

「気持ちいいね。可愛い。」

「んぁ…も、むり…。これいじょうやぁ…。」

本当に限界で訴えると、アイくんはやめてくれた。

「ん、ごめんね。やりすぎた。ここは今度ね。」

最後に吸われた後、アイくんの顔が近くにくる。

「んっ…はぁっ…ふっ…」

「はぁ…かわいい…」

そういって今度は首から下にキスの雨を降らせてくる。

「あっ…んっ」

「さきさん。敏感で可愛い。
いっぱい気持ちよくなろうね。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます

猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」 「いや、するわけないだろ!」 相川優也(25) 主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。 碧スバル(21) 指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。 「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」 「スバル、お前なにいってんの……?」 冗談? 本気? 二人の結末は? 美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

処理中です...