モブに転生したはずが、推しに熱烈に愛されています

奈織

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推しとひとつになりました ※R18

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彼の呼吸が整ったころ、頬に小さなキスを落としてから問いかける。



「ねえ、セレス。…僕の中に入りたい?…それとも、僕に挿れてほしい? 」 

「…っ…!」



『挿れてほしい』と口にした時、セレスティンの瞳が情欲に揺れたのを、僕は見逃さなかった。

もう彼の望みはほとんどわかってしまったものの、僕は彼が自分で答えるのを待った。



「……ジョエルのしたい方でいい」



恥ずかしいのか、そう言うと睫毛を伏せて視線を逸らした。

どちらを望んでいるのかは明らかなのに、自分で口にするのは恥ずかしいらしい。

そんなところも堪らなく愛らしくて、僕は微笑むと彼の耳元に唇を寄せた。



「そう?…なら…僕のペニスで、セレスをいっぱいにしたい」

「~っ…!」



息をのんだセレスティンは、期待と熱情で唇を震わせた。

形の良いその唇を親指でそっとなぞると、あやすように微笑みながら彼に囁く。



「ねえ、言って…セレス。この唇で、いやらしく僕をねだる君が見たい」



熱に浮かされたように僕を見つめるセレスティンは、熱い吐息で唇を震わせた。

言葉を促すようにその縁を優しくなぞると、擦れた声が喉から上がってくる。





「…挿れて、ほしい…!ジョエルのっ…熱いペニスで…っ…俺の、胎の奥までっ…いっぱいにしてくれ…!」





ーーーあのセレスティン・ギルクラウドが。

強く、逞しい、誰からも尊敬と畏怖を抱かれる美しいセレスティンが。

こうしてその蒼い瞳に涙を浮かべながら、僕のペニスを強請る。



ぞくぞくと、言葉にできない昂りが全身を駆け巡るのを感じた。

強い酒でも煽ったかのような酩酊感が、僕の思考を塗りつぶしていく。





「奥の奥まで……僕でいっぱいにしてあげる」





性急にスラックスと下着を剥ぎ取ると、水魔法を応用してとろりとした液体を指先に生み出した。

本当はもっと優しく時間をかけてあげたいけれど、もう限界だった。



「ああっ…!ジョ、エルっ…っんん…あ…!」

「ごめん、痛かったら教えて」



ぐちゅぐちゅと、固く閉じていたその蕾に指を差し入れた。

セレスティンの良いところを探す様に、ぬぽぬぽと出し入れを繰り返す。



「あ…あっ…ふぅ…んん…!」



一度吐精して柔くなっていたセレスティンのペニスが、またムクムクと勃ち上がっていく。

気持ちよさそうな彼の反応に安心して、指を2本に増やした。



「…どう?痛くない?」

「んんっ…だ、大丈夫だ…っから…ぁ…は、早く、ジョエルっ…欲しいっ…」

「っ…!」



あまりにも可愛いその言葉に、ぐんっと既にこれ以上なく固くなっていたペニスが昂るのを感じた。



「…少しでも、優しくしたいと思ってたのに。もう我慢できないよ」

「我慢なんか、しないでくれ…。ジョエルになら、俺は何をされたって…」



僕の理性をぶち壊してくるセレスティンに眉を下げて微笑むと、スラックスと下着を脱ぎ去った。

腹につきそうなほど勃起した僕のペニスを見て、セレスティンがごくりと唾を飲み込む。



ペニスにも魔法で潤滑剤を纏わせると、指でほぐしたその蕾に、撫でつけるように先端を擦りつける。

それだけでセレスティンは堪らないらしく、腰を揺らして小さく甘い声を出した。





「……君の望むもの、全てをあげるよ」

「あぁっ…!!ああああっ…!!」



蕩けたその蕾に、剛直をめり込ませる。

まるで待ちわびていた客を招き入れるかのように、熱い柔肉が僕のペニスを奥へと吸い込んでいく。

誘われるままに根本まで突き入れると、強すぎる快感を紛らわせるように深い息を吐いて、動きを止めた。



「はっ…ぁ…は…ぁっ…」

「…はぁ…っ…奥まで入ったよ、セレス」



挿れただけで軽く達してしまったのか、セレスはぴくんぴくんと小さく体を震わせていた。



彼は初めて男のペニスを受け入れたのだ。

本当はもっと時間をかけてあげるべきだと頭ではわかっている。

でもセレスの言葉や仕草で、理性はもう粉々に砕かれていた。



「…ごめん、動くよ…っ…」

「ああ…!…あぁっ…ジョ、エルっ…待っ…! ああっ…!!」



その逞しい腰を掴んで、パンパンと奥にペニスを打ち付ける。

急な激しい動きに一瞬抵抗するかのように宙を切った手は、快感に負けたのかすぐにシーツを掴んで大人しくなった。



「ああっ…ぁ…だ、めだっ…もぅ…あああっ…!」



僕が腰を打ち付ける度、ぶるんぶるんと揺れるセレスティンの大きなペニスから、びゅるっっと精液が噴き出した。

また達してしまったらしい。それでも僕は動きを止めることはせず、奥を突き続けた。



「んんっ…ま、待って…くれっ…いまはっ…イったばっかりでっ…ああっ…!」

「大丈夫。まだ気持ち良くなれるよ」



快感が強すぎるのか、涙を流すセレスティンをあやすように声をかける。

喘ぎ続けるセレスティンに微笑むと、射精して少しくたっとしたペニスに手を添えた。



「あっ…!ジョ、エルっ…!?なっ…んっ…なに…をっ…!?」



奥をゆすりながら、潤滑剤を纏わせた手のひらでセレスティンのペニスを扱く。

少し柔らかくなっていた剛直はたちまち硬さを取り戻し、鈴口から残った精液を垂れ流した。



「出したばかりなのに、もうこんなギンギンに勃起させて。セレスはいやらしいね。…はぁ…可愛い…っ」

「あああ…!!だ、だめだ…っ…ジョエルっ…!そんな…したらっ…ああっ…また、すぐ出てしま…ぅああっ…!!」



快感にむせび泣くセレスティンの中が、僕のペニスに吸い付いては甘えてくる。

せりあがってくる射精感に、僕は深く熱い溜息を吐いた。



「あぁ…っ僕もイきそうだ…!セレスっ…一緒にイこう…?」

「あっ…ああ…!ジョエルっ…んん…っ出してくれ…っ…お、れの…奥にっ…!」

「いいよ…はぁ…たくさん注いであげるから…!全部飲み込んで…!」

「んんっ…ああっ…はっ…ぁあっ…あああああーー…!!!!」



セレスティンのペニスからびゅるびゅると精液が噴き出し、柔肉がびくびくと僕を締め付けた。

まるで精液を搾り取るかのようなその動きに誘われるまま、一番奥に欲望を吐き出す。



「ぅあ…っ!…はっ…はぁ…ぁ…ん…」

「…はぁ…ふぅ…はぁ……」



びくびくと体を震わせ、2人で快感に沈み込む。

乱れた呼吸が少し落ち着いたころ、僕はセレスティンの中からゆっくりと自身を引きぬいた。



「ん…っ…」

「…セレス…」



抜くだけで快感を拾ってしまうセレスの頬を優しく撫でると、額にそっとキスを落とした。

僕の熱に浮かされてとろんとした蒼い瞳が、堪らなく愛おしい。



「…愛してるよ、セレス」

「…俺も愛してる、ジョエル」



お互い小さく微笑むと、触れるだけの穏やかなキスを繰り返した。

すっかり夜も更けたその薄暗いベッドの上で、今世界で一番幸せなのは自分だろうと、僕はそう思った。

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