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最終章?
決意
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「ステータスは受け継がれたか?」
「ああ……」
「そうか。ご苦労だった」
ウォーカーは俺の肩に軽く手をおいて、前に歩いていく。正面には時間が動きだしたことで致命傷に苦しむ『消失王』クニヒコが居た。
「……っ、そっちはもう片付けはったんですか」
立っているのもやっとな傷だろうに、クニヒコは倒れたミレイとマサトを一瞥したのち、しっかりと俺たちの方を見る。俺を視界に捉えてから、クニヒコの表情は明らかにこちらを警戒しているものになっていて、しかもそれは俺を連れているウォーカーに対してもそうで、俺は二人がただ主従関係にあるわけでは無いことを察する。
──警戒……した方がいいか?
マサトが死んで、<消失>を遮る壁も無くなっている。故に、今、クニヒコに見られている俺たちは、剣の切っ先を首に当てられているのと同じ状態だ
俺はそのクニヒコのスキルを発動する前のあるかも分からない予備動作を探して、一挙手一投足を見逃さないように集中する。そんな俺とは対照的にウォーカーは一歩、一歩ゆっくりと堂々とクニヒコに近付いていった。
というに、ウォーカーは普通に歩いていき、そして口を開いた。
「そう警戒すんなよ。コイツが仲間になっただけだ」
「仲間……? 篝火の使命すら果たさへんと、エイミーに付いたソイツが?」
ウォーカーと同じ勘違い……というか共通認識としてそう情報を共有していた、の方が正しいか。クニヒコも俺が転生者の血を引いているが故に神の声が聞こえないことを知らないようだ。
「それは勘違いだった」
「証拠は?」
「無い。ただ俺はまだ世界を守るつもりだ、とだけ言っておく」
揺らがない覚悟を言葉にして真っ直ぐぶつけるウォーカーの目を、クニヒコも見つめ返す。そして、沈黙が10秒ほど流れたその後、クニヒコはため息をついて俺たちから目を逸らして、そのまま仰向けに倒れ込んだ。
「ならまぁええですわ。ほんなら、とりあえずリューロ、俺のこと治して」
すっかりさっきまでの緊張感が無くなった間延びした方言で、クニヒコはそう言う。なので、恐る恐る俺もウォーカーと同じようにクニヒコのそばに行き<治癒>をかけて、その体の損傷を治す。
と、その時
「──あら、戦いは終わったの?」
凛とした声が後ろ突然聞こえた。
扉の方を向いているクニヒコが特に表情を変えないので、俺はその声の主がアズサだと推測する。振り向けば、確かにアズサとメイラが揃って入ってきた。
「えーっと、リューロだったかしら。一緒にいるってことは新たに仲間になったという認識でいい?」
「ああ、クニヒコの治療が終われば話す。つっても、もう終わっただろうがな」
ちょうど<治癒>が終わったタイミングで、立ち上がって砂を払っていれば、ウォーカーがそう言ってこちらを見た。「すご。助かるわぁ」とクニヒコは軽く礼をし、俺はそれに「いや、いいんだ」と謙遜のようなものをする。
喋ってみれば何も悪い所のない奴らだと、俺は思った。
***
ウォーカーがアズサとクニヒコに今まで起きたことを、順序よく効率的に伝えていく。それを俺はただひたすらに頷きながら聞いていた。アズサもクニヒコも、時たま驚くような様子を見せるものの、話の腰を折るような真似はしなかった。
「……ってわけだ」
「へぇ……そんなことになってたんや」
「リューロは転生者とのハーフなのね」
クニヒコは面白そうに顎に手をやり頷き、アズサは俺の方を興味深そうに向いた。彼女の瞳は赤く、それに見つめられると俺は何かに吸い込まれそうだった。だからちょっと目を逸らしてしまい、それでも何か返さなければと口を開く。
「あ、あぁ……俺も最近知ったんだけどな」
「お父上はどんな人だったの?」
「え、」
父さんの話を深掘りしてくるとは思っていなかったので一瞬、俺は戸惑ってしまう。重要なのは父さんの転生者という属性を俺が受け継いでいるという点であり、そこ以外に興味を持たれるとは思っていなかったのだ。実際、今までだれもきいてこなかった。
「あら、話したくなかった?」
「人にはタブーいうもんがあるんやから……」
俺が口ごもってしまったことを心配してくれるアズサをクニヒコが咎める。その様子を見て俺は慌てて否定する。
「いやいや、いいんだ。ちょっと予想外のことを聞かれたから……」
「良かった。嫌なことを聞いてしまったかと」
「いや、むしろそんなに興味を持ってくれて、ちょっと嬉しいよ。でも実際あまり覚えていないんだ。記憶を<封印>されていたこともあるし」
魔人リンに見せられたあの幻覚に、封印を解かれた時にフラッシュバックした記憶を合わせただけしか正直、父さんのことは覚えていない。脳への負担を避けるためか、毎日ちょっとずつ夢を介して記憶を取り戻している感覚はあるのだが、まだまだ時間はかかりそうだ。
──ただ、感情は残っている、父さんに抱いていた素直な感情は。
「でもこれだけは確かだ。父さんは優しかった。それでいてかっこよかった」
「そう……ならお父上は幸せだったのね」
アズサは当たり前のことを言うかのように、さりげなくそう呟いて微笑む。
「……そうなのかな。そうだといいんだが、」
「そうに決まってるでしょ。息子にそう思われてるんだから」
「そうか……」
父は幸せだった。転生者としてこの世界で覚醒し、苦しい中でも幸せだった。そう思うだけで何か心の中がスっと軽くなった気がした。
「ま、何はともあれよろしく、や」
「私からも」
二人が友好的に俺に手を差し伸べるが、俺は一瞬躊躇してしまう。ウォーカーは「大丈夫だ」と言わんばかりに深く頷いているけれど、しかしその手を握るのは嫌だった。
俺が腕を出さないでいると、クニヒコはおもむろに口を開いた。
「オレ自身はこの世界とは無関係やけど、」
「……?」
「せやけど、この世界を愛してないわけじゃない。家族から見放されてもオレが生きられたのは、周りの優しい人たちのおかげやしな」
「うん、大切な人がいる。前の世界よりもずっとね。メイラもそう、私たちには世界を守る理由がある」
二人は無理やりに俺の手を掴む。そして自らの手と握手させた。抵抗しようとしたのだが、<停滞>を掛けられた。
「ほんなら、あとは頼んだで」
「リューロ、託したわ」
アズサは右手をクニヒコの胸に、左手を自分の胸に置く。
「<停滞>」
心臓が止まった、音がした……そんな気がした。
──ばたっ……。
重なる人が倒れる音、これは聞こえた。目でも捉えているから。クニヒコとアズサが二人、心停止によって倒れたのが。
「よし、これで今取れる転生者特典は取れたな」
ウォーカーは、ぱん、と手を叩いて、まるでもうこの場面が、本の1ページが終わったかのように、区切りを作ってしまう。その区切りがつけば、もう元には戻れないように思えた。
「『逃亡王』、俺とリューロを出来るだけ時間が前の平行世界に飛ばしてくれ」
俺が書斎で出して、ウォーカーに渡しておいたハリネズミを服のポケットから出して、彼は命令する。その命令にハリネズミは小さな体ながらも精一杯に頷いた。
「悪いな」
そう、少し申し訳なさそうにウォーカーが『逃亡王』に謝った。と同時、ほんの刹那の間に俺たちは真っ暗闇の世界に浮いていた。
「リューロ、作戦は覚えているな。ここから出たら俺は、こっちの俺と話をつけなければならない。お前は単独でこっちのリューロと成り代わるんだ」
「……あぁ」
クニヒコとアズサの特典まで継承するなんて作戦には無かったじゃないか。そんな今更な言葉を喉で精一杯に食い止めて、俺は返事をする。分かっていた、彼らの覚悟を。これは作戦じゃなく、あの二人が自分から勝率を最大限まで引き上げるために勝手にやったことだと。しかも、ウォーカーは二人がその行動をとるであろうことを知っていた、信頼していた、と。
「分かってる……分かっているさ。俺がやらねばならないということをな」
ステータス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[リューロ・グランツ] 19歳 人族 男
レベル 99
体力 SSS
魔力 SSS
膂力 SSS
俊敏性 SSS
スキル
< 疾走 ><軽量化><隠密><治癒><反転><対象変更><鑑定><瞬歩><クナイ><空中歩行><烈爪><盾空><爆哮><封印><開放><波撃><渦烈槍><水獄><結円><陽動><分裂弾><炸裂弾>
称号
[転生者の篝火]⋯ 転生者と出会い導く運命を神に与えられた者の称号。その篝火を灯せば転生者は正しく道を歩み貴方に感謝するだろう。その篝火を消せば転生者は霧の中を彷徨い、全ての力は貴方の手の上のものになるだろう。
転生者特典
『超回復』『忍びの術』『魔道の極み』『代償成就』『水操術』『変装』『風固定』『強度変更』『消失』『停滞』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ああ……」
「そうか。ご苦労だった」
ウォーカーは俺の肩に軽く手をおいて、前に歩いていく。正面には時間が動きだしたことで致命傷に苦しむ『消失王』クニヒコが居た。
「……っ、そっちはもう片付けはったんですか」
立っているのもやっとな傷だろうに、クニヒコは倒れたミレイとマサトを一瞥したのち、しっかりと俺たちの方を見る。俺を視界に捉えてから、クニヒコの表情は明らかにこちらを警戒しているものになっていて、しかもそれは俺を連れているウォーカーに対してもそうで、俺は二人がただ主従関係にあるわけでは無いことを察する。
──警戒……した方がいいか?
マサトが死んで、<消失>を遮る壁も無くなっている。故に、今、クニヒコに見られている俺たちは、剣の切っ先を首に当てられているのと同じ状態だ
俺はそのクニヒコのスキルを発動する前のあるかも分からない予備動作を探して、一挙手一投足を見逃さないように集中する。そんな俺とは対照的にウォーカーは一歩、一歩ゆっくりと堂々とクニヒコに近付いていった。
というに、ウォーカーは普通に歩いていき、そして口を開いた。
「そう警戒すんなよ。コイツが仲間になっただけだ」
「仲間……? 篝火の使命すら果たさへんと、エイミーに付いたソイツが?」
ウォーカーと同じ勘違い……というか共通認識としてそう情報を共有していた、の方が正しいか。クニヒコも俺が転生者の血を引いているが故に神の声が聞こえないことを知らないようだ。
「それは勘違いだった」
「証拠は?」
「無い。ただ俺はまだ世界を守るつもりだ、とだけ言っておく」
揺らがない覚悟を言葉にして真っ直ぐぶつけるウォーカーの目を、クニヒコも見つめ返す。そして、沈黙が10秒ほど流れたその後、クニヒコはため息をついて俺たちから目を逸らして、そのまま仰向けに倒れ込んだ。
「ならまぁええですわ。ほんなら、とりあえずリューロ、俺のこと治して」
すっかりさっきまでの緊張感が無くなった間延びした方言で、クニヒコはそう言う。なので、恐る恐る俺もウォーカーと同じようにクニヒコのそばに行き<治癒>をかけて、その体の損傷を治す。
と、その時
「──あら、戦いは終わったの?」
凛とした声が後ろ突然聞こえた。
扉の方を向いているクニヒコが特に表情を変えないので、俺はその声の主がアズサだと推測する。振り向けば、確かにアズサとメイラが揃って入ってきた。
「えーっと、リューロだったかしら。一緒にいるってことは新たに仲間になったという認識でいい?」
「ああ、クニヒコの治療が終われば話す。つっても、もう終わっただろうがな」
ちょうど<治癒>が終わったタイミングで、立ち上がって砂を払っていれば、ウォーカーがそう言ってこちらを見た。「すご。助かるわぁ」とクニヒコは軽く礼をし、俺はそれに「いや、いいんだ」と謙遜のようなものをする。
喋ってみれば何も悪い所のない奴らだと、俺は思った。
***
ウォーカーがアズサとクニヒコに今まで起きたことを、順序よく効率的に伝えていく。それを俺はただひたすらに頷きながら聞いていた。アズサもクニヒコも、時たま驚くような様子を見せるものの、話の腰を折るような真似はしなかった。
「……ってわけだ」
「へぇ……そんなことになってたんや」
「リューロは転生者とのハーフなのね」
クニヒコは面白そうに顎に手をやり頷き、アズサは俺の方を興味深そうに向いた。彼女の瞳は赤く、それに見つめられると俺は何かに吸い込まれそうだった。だからちょっと目を逸らしてしまい、それでも何か返さなければと口を開く。
「あ、あぁ……俺も最近知ったんだけどな」
「お父上はどんな人だったの?」
「え、」
父さんの話を深掘りしてくるとは思っていなかったので一瞬、俺は戸惑ってしまう。重要なのは父さんの転生者という属性を俺が受け継いでいるという点であり、そこ以外に興味を持たれるとは思っていなかったのだ。実際、今までだれもきいてこなかった。
「あら、話したくなかった?」
「人にはタブーいうもんがあるんやから……」
俺が口ごもってしまったことを心配してくれるアズサをクニヒコが咎める。その様子を見て俺は慌てて否定する。
「いやいや、いいんだ。ちょっと予想外のことを聞かれたから……」
「良かった。嫌なことを聞いてしまったかと」
「いや、むしろそんなに興味を持ってくれて、ちょっと嬉しいよ。でも実際あまり覚えていないんだ。記憶を<封印>されていたこともあるし」
魔人リンに見せられたあの幻覚に、封印を解かれた時にフラッシュバックした記憶を合わせただけしか正直、父さんのことは覚えていない。脳への負担を避けるためか、毎日ちょっとずつ夢を介して記憶を取り戻している感覚はあるのだが、まだまだ時間はかかりそうだ。
──ただ、感情は残っている、父さんに抱いていた素直な感情は。
「でもこれだけは確かだ。父さんは優しかった。それでいてかっこよかった」
「そう……ならお父上は幸せだったのね」
アズサは当たり前のことを言うかのように、さりげなくそう呟いて微笑む。
「……そうなのかな。そうだといいんだが、」
「そうに決まってるでしょ。息子にそう思われてるんだから」
「そうか……」
父は幸せだった。転生者としてこの世界で覚醒し、苦しい中でも幸せだった。そう思うだけで何か心の中がスっと軽くなった気がした。
「ま、何はともあれよろしく、や」
「私からも」
二人が友好的に俺に手を差し伸べるが、俺は一瞬躊躇してしまう。ウォーカーは「大丈夫だ」と言わんばかりに深く頷いているけれど、しかしその手を握るのは嫌だった。
俺が腕を出さないでいると、クニヒコはおもむろに口を開いた。
「オレ自身はこの世界とは無関係やけど、」
「……?」
「せやけど、この世界を愛してないわけじゃない。家族から見放されてもオレが生きられたのは、周りの優しい人たちのおかげやしな」
「うん、大切な人がいる。前の世界よりもずっとね。メイラもそう、私たちには世界を守る理由がある」
二人は無理やりに俺の手を掴む。そして自らの手と握手させた。抵抗しようとしたのだが、<停滞>を掛けられた。
「ほんなら、あとは頼んだで」
「リューロ、託したわ」
アズサは右手をクニヒコの胸に、左手を自分の胸に置く。
「<停滞>」
心臓が止まった、音がした……そんな気がした。
──ばたっ……。
重なる人が倒れる音、これは聞こえた。目でも捉えているから。クニヒコとアズサが二人、心停止によって倒れたのが。
「よし、これで今取れる転生者特典は取れたな」
ウォーカーは、ぱん、と手を叩いて、まるでもうこの場面が、本の1ページが終わったかのように、区切りを作ってしまう。その区切りがつけば、もう元には戻れないように思えた。
「『逃亡王』、俺とリューロを出来るだけ時間が前の平行世界に飛ばしてくれ」
俺が書斎で出して、ウォーカーに渡しておいたハリネズミを服のポケットから出して、彼は命令する。その命令にハリネズミは小さな体ながらも精一杯に頷いた。
「悪いな」
そう、少し申し訳なさそうにウォーカーが『逃亡王』に謝った。と同時、ほんの刹那の間に俺たちは真っ暗闇の世界に浮いていた。
「リューロ、作戦は覚えているな。ここから出たら俺は、こっちの俺と話をつけなければならない。お前は単独でこっちのリューロと成り代わるんだ」
「……あぁ」
クニヒコとアズサの特典まで継承するなんて作戦には無かったじゃないか。そんな今更な言葉を喉で精一杯に食い止めて、俺は返事をする。分かっていた、彼らの覚悟を。これは作戦じゃなく、あの二人が自分から勝率を最大限まで引き上げるために勝手にやったことだと。しかも、ウォーカーは二人がその行動をとるであろうことを知っていた、信頼していた、と。
「分かってる……分かっているさ。俺がやらねばならないということをな」
ステータス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[リューロ・グランツ] 19歳 人族 男
レベル 99
体力 SSS
魔力 SSS
膂力 SSS
俊敏性 SSS
スキル
< 疾走 ><軽量化><隠密><治癒><反転><対象変更><鑑定><瞬歩><クナイ><空中歩行><烈爪><盾空><爆哮><封印><開放><波撃><渦烈槍><水獄><結円><陽動><分裂弾><炸裂弾>
称号
[転生者の篝火]⋯ 転生者と出会い導く運命を神に与えられた者の称号。その篝火を灯せば転生者は正しく道を歩み貴方に感謝するだろう。その篝火を消せば転生者は霧の中を彷徨い、全ての力は貴方の手の上のものになるだろう。
転生者特典
『超回復』『忍びの術』『魔道の極み』『代償成就』『水操術』『変装』『風固定』『強度変更』『消失』『停滞』
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