103 / 124
8人目
ドラゴン
しおりを挟む
先頭に俺とシズク、真ん中に戦闘能力の低いメイラ、後ろにマサトとミレイという配置で胞子の中を行軍する。そんな『セーフゾーン』から出て、まだ五分ほどの頃。早速、魔物の姿が前方に見えた。
──ドラゴン、だ。
何かを喰らっているようで、こちらに背を向けて地面に頭を近づけている。あれはなんだ? グリ……フォンか!? 脚と脚の間からチラッと見えた真っ赤に染まる肉の欠片の、その翼と特徴的な頭部から俺は推測する。
視界の悪い状況だ、まだ俺とシズクしか気付いていない。まずは情報の共有だ、と俺は口を開く。
「全員、止まれ」
いつもよりやや語気を強めて、静かに俺が後ろに伝えればその緊張感が伝わったのか直ぐに全員が歩くのをやめた。
「……!?」
誰も何も言わないが、だからこそ前の巨大なドラゴンの姿に誰かが息を呑んだ音だけが聞こえる。
6層で遭遇したキングワーム、奴が地中から半身を出していた時の半分ぐらいのサイズ感だろうか。体高は20メートルはあるように見える。大きさではキングワームに劣ってはいるが、威圧感で言えば圧倒的にこちらの勝利だ。
「<鑑定>……パラサイトドラゴンか」
「カビが……生えてる?」
ミレイの言う通り、ドラゴン特有の艶に光る美しいはずの鱗は、薄茶色や焦げ茶色の綿のようなもので覆われていた。それらは全て菌類であるキノコなのだから、案外ミレイの言う「カビた」というのも正しい表現。
「寄生型の菌類に侵食された種だな。見た目こそ恐ろしいがドラゴンほどの知能も攻撃手段もない。慎重に対処すれば何とかなるだろうが、ここは迂回し──」
「三体同時でも?」
「──え?」
シズクの言葉に再び前を向けば、胞子煙の中、正面のパラサイトドラゴンの奥に、こちらを向いている同じ輪郭の影が見えた。さらに後ろからの地響きのような音、それに振り返ればもう一体、こちらは確実に俺たちを認識し、襲いかかろうとしているパラサイトドラゴンが居る。
「<武器召喚>」
「こんなだだっ広いとこは専門外なんだがね、ったく」
シズクの手には長剣が現れ、ミレイは太もものホルスターから銃を2丁両手に持つ。
「じゃあ私とリューロ、あとメイラの三人で前の二体を」
「後ろの一体はアタシとマサトね、了解!」
***
「<対象変更><隠密>」
俺はとりあえずシズクとメイラに<隠密>をかける。と、同時にシズクが地面を思い切り蹴る!
「<風蹴り>!」
「<結円>」
シズクが高速で宙を駆けるために胞子が舞う、その中でメイラは地面にしゃがみこんで手を地面にくっつけた。直後、真っ黒な手のひら大ほどの穴が現れる。
「それが例の?」
「えぇ、ここにスキルを打ち込めば、あのドラゴンの真下から出るわ!」
そう、メイラの持つ唯一の攻撃系スキルが<結円>だ。互いに能力を明かしあった時に言っていた通りだと、手が接触した部分とそこから半径50メートル以内に一つだけ小さなワープホールのようなものが作られる、だったか。
今回は前方のドラゴンの翼の下あたりに出口が作られたらしい。距離的にもそれが限界だったのだろう。
「<黒炎><爆雷>!」
遥か上空からシズクが、右手から大量の黒い炎、左手から一つの鋭い閃光を放つ雷玉を同時に、まだこちらに気付いてない食事中のパラサイトドラゴンへ降らせる。
「グォォォォオオオ!!!!」
「うるせぇ……! <水獄>!」
降り注ぐ<黒炎>の一つが、鱗の一端に接触した途端にドラゴンは鼓膜が破れるのではないかと心配になるほどの咆哮をあげる。
そんな中、片手で俺は自分の耳を抑えながらも、もう片方の手で魔人リンが使っていた水の拘束スキル<水獄>を<結円>に撃ち込む!
超高圧で水が対象を囲むように動き続けることで対象を閉じ込める<水獄>だが、その速度を保つために大きさは限られる。今回の場合、ドラゴンが大きすぎるために、ただ片翼の付け根を固定するだけに留まった。
が、それで十分だ。
飛んで逃げようとしたドラゴンを数瞬足止めする。ただそれだけでその刹那後には、対象を焼き尽くすまで消えない炎と、鱗を肉を骨を全て焼き砕き貫通するほどの凄まじい威力を持った雷がドラゴンの背中に襲いかかった。
「ッグォォォォオオオ……!!!!!!」
断末魔のような咆哮、それをあげながらも簡単に、殆ど無抵抗に一匹のパラサイトドラゴンは沈んでいく。
俺が改めて、メイラが初めて、シズクの強さに呆気に取られていたその時、もう一匹のパラサイトドラゴンが翼を広げた。
「シズク、もう一匹gっ!?」
忠告を叫ぼうとした口が強制的に閉じられる。
ドラゴンの翼が地面に叩きつけられた瞬間、バンッ──という衝撃が全身を襲ったのだ。突如何かに殴られた!? と勘違いするほどの威力、だが直ぐにそれがただの風圧だと気付く。
その衝撃で俺とメイラは一気に後方へ飛ばされ、そして空中を駆けていたシズクは激しく揺られる。体勢をかろうじて維持できているが、あの乱流の中だ、少しでも気を抜けば地面に真っ逆さまだろう。
下に溜まっていた胞子は全て吹き飛ばされ、宙を舞っていた胞子も全て吹き飛ばされ、遥か上空の雲すらも吹き飛ばされ、そして太陽が初めて世界を照らす。
ただの力押しの暴力だが、恐ろしいほどの規模。理外と言わざるを得ないほどの豪風が起こしたまさしく天変地異に唖然としていれば、何か頬を焼くような太陽とは違う熱を感じた。
だからその熱源を見れば、死んだと思っていたドラゴンが、口を大きく開けて真上を向いていた。口の中には青白く光る熱源が見えている。どんどんと増す光と熱、その先にはシズクが。
──ブレスっ!? マズっ……!!
「シズク!!! くそっ聞こえてない!」
さっきの咆哮のせいだ。あれで完全に耳がやられてしまってる。それに今シズクは自身の体勢を元に戻すのに必死、気付くはずもない!
あのままではシズクが消し炭になってしまう。もはや悩んでいる時間は無かった。というか考えるよりも先に体が動いていた。
「<転……移>っ!!!!」
ブレスを吐こうとしているドラゴンとシズクの間、その空中に俺の体は突如放り投げられる。
初めての転移で視界がグラグラと揺れて酷く気分が悪い。更に突風に吹かれて、せっかく転移したというのに体が遠くへ吹き飛ばされそうになる。
が、そんなことは関係ない。既に最高点に到達したであろうブレスがまさに今、奴の口を離れた。つまり、なによりも早くドラゴンのブレスが俺に到達する。
「『代償成就』、『自動防御の腕輪』を犠牲に次のスキルを強化! そして、<封印>!!!!!」
俺はそれに向けて、父から受け継いだスキルを発動する。たった一つの巨大な箱、ユリウス陛下から頂いた超貴重なアイテムを犠牲になし得た最大級の<封印>、これで全てを受け止める!!
真っ黒な箱が下を向く俺の眼前に現れた、とほぼ同タイミングでブレスがその箱に衝突した。
「うおぉぉぉぉ!!!!!!!」
──熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!!
「<治癒><治癒><治癒><治癒>!」
痛みを感じるよりも早く、先に熱だけが皮膚を越えて肉を直接焼く。全てが真っ黒な箱に入ってくが、その余波だけでも十分に人を死に至らしめる威力だ。だから、俺は同時に自分に全力で<治癒>を行使し続ける!
そして、何分経ったのか、それとも何秒たったのか分からないが、体感では二十回ほど死を覚悟した時、唐突にふっと熱と光が消失した。代わりに箱の重さだけがずしりと伝わってくる。
「っはぁ……はぁっ、はぁっ」
防ぎきった……なんとか、本当にギリギリで。下を見れば、ブレスを放ったドラゴンは黒い炎に燃やされながら地面に突っ伏していた。それが本当に息絶えているのか、意識を失っているのは分からないが、ただ取り敢えず安心した。
そして安堵したからか、唐突に体の力が抜けていく。空中を自由落下していく。
「リューロ、後ろ!!!」
なにやらシズクが叫んでいる声が聞こえた。まるで水中に居るように声ですらもぼやけていたが、なんとか思考を回す。
──そうだ、ドラゴンはもう一体居たっけか……。
「……<開放>」
ほとんど意識のない中で、俺はブレスをもう一体に放った。
──ドラゴン、だ。
何かを喰らっているようで、こちらに背を向けて地面に頭を近づけている。あれはなんだ? グリ……フォンか!? 脚と脚の間からチラッと見えた真っ赤に染まる肉の欠片の、その翼と特徴的な頭部から俺は推測する。
視界の悪い状況だ、まだ俺とシズクしか気付いていない。まずは情報の共有だ、と俺は口を開く。
「全員、止まれ」
いつもよりやや語気を強めて、静かに俺が後ろに伝えればその緊張感が伝わったのか直ぐに全員が歩くのをやめた。
「……!?」
誰も何も言わないが、だからこそ前の巨大なドラゴンの姿に誰かが息を呑んだ音だけが聞こえる。
6層で遭遇したキングワーム、奴が地中から半身を出していた時の半分ぐらいのサイズ感だろうか。体高は20メートルはあるように見える。大きさではキングワームに劣ってはいるが、威圧感で言えば圧倒的にこちらの勝利だ。
「<鑑定>……パラサイトドラゴンか」
「カビが……生えてる?」
ミレイの言う通り、ドラゴン特有の艶に光る美しいはずの鱗は、薄茶色や焦げ茶色の綿のようなもので覆われていた。それらは全て菌類であるキノコなのだから、案外ミレイの言う「カビた」というのも正しい表現。
「寄生型の菌類に侵食された種だな。見た目こそ恐ろしいがドラゴンほどの知能も攻撃手段もない。慎重に対処すれば何とかなるだろうが、ここは迂回し──」
「三体同時でも?」
「──え?」
シズクの言葉に再び前を向けば、胞子煙の中、正面のパラサイトドラゴンの奥に、こちらを向いている同じ輪郭の影が見えた。さらに後ろからの地響きのような音、それに振り返ればもう一体、こちらは確実に俺たちを認識し、襲いかかろうとしているパラサイトドラゴンが居る。
「<武器召喚>」
「こんなだだっ広いとこは専門外なんだがね、ったく」
シズクの手には長剣が現れ、ミレイは太もものホルスターから銃を2丁両手に持つ。
「じゃあ私とリューロ、あとメイラの三人で前の二体を」
「後ろの一体はアタシとマサトね、了解!」
***
「<対象変更><隠密>」
俺はとりあえずシズクとメイラに<隠密>をかける。と、同時にシズクが地面を思い切り蹴る!
「<風蹴り>!」
「<結円>」
シズクが高速で宙を駆けるために胞子が舞う、その中でメイラは地面にしゃがみこんで手を地面にくっつけた。直後、真っ黒な手のひら大ほどの穴が現れる。
「それが例の?」
「えぇ、ここにスキルを打ち込めば、あのドラゴンの真下から出るわ!」
そう、メイラの持つ唯一の攻撃系スキルが<結円>だ。互いに能力を明かしあった時に言っていた通りだと、手が接触した部分とそこから半径50メートル以内に一つだけ小さなワープホールのようなものが作られる、だったか。
今回は前方のドラゴンの翼の下あたりに出口が作られたらしい。距離的にもそれが限界だったのだろう。
「<黒炎><爆雷>!」
遥か上空からシズクが、右手から大量の黒い炎、左手から一つの鋭い閃光を放つ雷玉を同時に、まだこちらに気付いてない食事中のパラサイトドラゴンへ降らせる。
「グォォォォオオオ!!!!」
「うるせぇ……! <水獄>!」
降り注ぐ<黒炎>の一つが、鱗の一端に接触した途端にドラゴンは鼓膜が破れるのではないかと心配になるほどの咆哮をあげる。
そんな中、片手で俺は自分の耳を抑えながらも、もう片方の手で魔人リンが使っていた水の拘束スキル<水獄>を<結円>に撃ち込む!
超高圧で水が対象を囲むように動き続けることで対象を閉じ込める<水獄>だが、その速度を保つために大きさは限られる。今回の場合、ドラゴンが大きすぎるために、ただ片翼の付け根を固定するだけに留まった。
が、それで十分だ。
飛んで逃げようとしたドラゴンを数瞬足止めする。ただそれだけでその刹那後には、対象を焼き尽くすまで消えない炎と、鱗を肉を骨を全て焼き砕き貫通するほどの凄まじい威力を持った雷がドラゴンの背中に襲いかかった。
「ッグォォォォオオオ……!!!!!!」
断末魔のような咆哮、それをあげながらも簡単に、殆ど無抵抗に一匹のパラサイトドラゴンは沈んでいく。
俺が改めて、メイラが初めて、シズクの強さに呆気に取られていたその時、もう一匹のパラサイトドラゴンが翼を広げた。
「シズク、もう一匹gっ!?」
忠告を叫ぼうとした口が強制的に閉じられる。
ドラゴンの翼が地面に叩きつけられた瞬間、バンッ──という衝撃が全身を襲ったのだ。突如何かに殴られた!? と勘違いするほどの威力、だが直ぐにそれがただの風圧だと気付く。
その衝撃で俺とメイラは一気に後方へ飛ばされ、そして空中を駆けていたシズクは激しく揺られる。体勢をかろうじて維持できているが、あの乱流の中だ、少しでも気を抜けば地面に真っ逆さまだろう。
下に溜まっていた胞子は全て吹き飛ばされ、宙を舞っていた胞子も全て吹き飛ばされ、遥か上空の雲すらも吹き飛ばされ、そして太陽が初めて世界を照らす。
ただの力押しの暴力だが、恐ろしいほどの規模。理外と言わざるを得ないほどの豪風が起こしたまさしく天変地異に唖然としていれば、何か頬を焼くような太陽とは違う熱を感じた。
だからその熱源を見れば、死んだと思っていたドラゴンが、口を大きく開けて真上を向いていた。口の中には青白く光る熱源が見えている。どんどんと増す光と熱、その先にはシズクが。
──ブレスっ!? マズっ……!!
「シズク!!! くそっ聞こえてない!」
さっきの咆哮のせいだ。あれで完全に耳がやられてしまってる。それに今シズクは自身の体勢を元に戻すのに必死、気付くはずもない!
あのままではシズクが消し炭になってしまう。もはや悩んでいる時間は無かった。というか考えるよりも先に体が動いていた。
「<転……移>っ!!!!」
ブレスを吐こうとしているドラゴンとシズクの間、その空中に俺の体は突如放り投げられる。
初めての転移で視界がグラグラと揺れて酷く気分が悪い。更に突風に吹かれて、せっかく転移したというのに体が遠くへ吹き飛ばされそうになる。
が、そんなことは関係ない。既に最高点に到達したであろうブレスがまさに今、奴の口を離れた。つまり、なによりも早くドラゴンのブレスが俺に到達する。
「『代償成就』、『自動防御の腕輪』を犠牲に次のスキルを強化! そして、<封印>!!!!!」
俺はそれに向けて、父から受け継いだスキルを発動する。たった一つの巨大な箱、ユリウス陛下から頂いた超貴重なアイテムを犠牲になし得た最大級の<封印>、これで全てを受け止める!!
真っ黒な箱が下を向く俺の眼前に現れた、とほぼ同タイミングでブレスがその箱に衝突した。
「うおぉぉぉぉ!!!!!!!」
──熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!!
「<治癒><治癒><治癒><治癒>!」
痛みを感じるよりも早く、先に熱だけが皮膚を越えて肉を直接焼く。全てが真っ黒な箱に入ってくが、その余波だけでも十分に人を死に至らしめる威力だ。だから、俺は同時に自分に全力で<治癒>を行使し続ける!
そして、何分経ったのか、それとも何秒たったのか分からないが、体感では二十回ほど死を覚悟した時、唐突にふっと熱と光が消失した。代わりに箱の重さだけがずしりと伝わってくる。
「っはぁ……はぁっ、はぁっ」
防ぎきった……なんとか、本当にギリギリで。下を見れば、ブレスを放ったドラゴンは黒い炎に燃やされながら地面に突っ伏していた。それが本当に息絶えているのか、意識を失っているのは分からないが、ただ取り敢えず安心した。
そして安堵したからか、唐突に体の力が抜けていく。空中を自由落下していく。
「リューロ、後ろ!!!」
なにやらシズクが叫んでいる声が聞こえた。まるで水中に居るように声ですらもぼやけていたが、なんとか思考を回す。
──そうだ、ドラゴンはもう一体居たっけか……。
「……<開放>」
ほとんど意識のない中で、俺はブレスをもう一体に放った。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
筋トレ民が魔法だらけの異世界に転移した結果
kuron
ファンタジー
いつもの様にジムでトレーニングに励む主人公。
自身の記録を更新した直後に目の前が真っ白になる、そして気づいた時には異世界転移していた。
魔法の世界で魔力無しチート無し?己の身体(筋肉)を駆使して異世界を生き残れ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる